千葉の港にある「千葉港信号所」には成田空港に関する物語が眠っている!

↑更新・取材裏情報はTwitterにて(^ ^)
今回のスポットは、博物館とかお店とかいうのではなく「場所」って感じです。ある場所に関するお話という感じ?
というのも、千葉県のとある東京湾に面した場所は、警官がずっと警戒しており時には職務質問をされるという職質スポットでもあるんですね!何で警官が警戒をしているのか、その場所にはどんな背景があるのか、ということに関して紹介していきまふ!!
本記事のポイント

・千葉港には、成田空港の燃料が運び込まれる箇所がある
・ここは、かつて反対派によって攻撃にあったことから警備が強化されている
・千葉県には、空港警備の関係で警察官が足りないため、全国から派遣されてくる

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今回の対象箇所はどこか?

千葉港信号所
店でもなんでもない場所なため場所に関して説明し辛いわけですが、上地図の場所になります。本当に東京湾のすぐそばの場所であり、周囲は工場が立ち並ぶ場所。コの字型になっている埋め立て地の先にあり、歩いて行くにはちょっと遠すぎる場所ですな!

このスポットの事前情報

事前情報はほとんどないっす。ネットで調べていてたまたま見つけた場所ではあるのですが、ここは成田空港の燃料をパイプラインで送る入り口となっているようなのです。この場所から、成田空港で使われている燃料が送られるんですって。
そのため警備が強化されており、訪れると職質されるというのが事前情報。今回の訪問では、「職質される」というよりかはその場所でなぜこんだけ警戒しているのかという背景!できれば、警察官などがいたら話を聞いてみたいものですね!

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実際に行ってみた!

千葉港信号所
▲ただひたすら直線が続く職質エリア・・
実際に行ってみました。車を止めて目的の場所までひたすら、ただひたすら歩いていきます。
訪れたのは15:00くらいですが、1月ということもあり日が暮れそうだ。。。
千葉港信号所
この先は行き止まりだ!さらに、この先は工場地帯でもあり普通に歩いているだけで結構不自然なように感じますが、どうなんですかね。。
この先には、警察官がスタンバっているポリボックスがあります。そこを通る際に、もしかしたら職質されるかと思ったのですが、警察官の方は私が通っても特にスルーでした!そのため、とりあえず行き止まりまで進んでいくことに!
千葉港信号所
土曜日ということもあってかこのエリアにはほとんど人はいませんでした。見かけたのは、数名の工場関係者とチャリンカーやランニングをしている方など。また、セグウェイに乗っている方もおり、こんな場所であってもちょっとしたほのぼのとした光景が垣間見れました。
千葉港信号所
▲行き止まりの場所まで到達
ここで行き止まり!
この先のエリアは廃墟となっているようで立ち入り禁止になっていました。
千葉港信号所
▲廃墟と化した千葉港信号所
見上げると、巨大な建物の廃墟型が佇んでいました。
この建物は千葉港の信号所なのだそうです!この建物は1972年に造られたようですが、既に役目は終えられた様でネットもかけられていることからこれから解体されるのか・・。

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警備中の警察官から話を聞いた!

千葉港信号所
▲ここの背景を教えてくれた警察官の方
歩道の途中には、ポリボックスが見られます。ここに一人常駐して歩行者を監視しているわけですが、そのまま帰るには情報が無さすぎる。ということで、どこまで情報が聞けるかわからないですが、ポリボックスの中にいた警察官にここの事情を聞いてみました!!
私:「すみません、ここって成田空港の燃料を送る起点になっている場所と聞いたのですが本当なのでしょうか??」
警察:「あ、そうです。ここが起点となっています。」
そんで、さらにいろいろ聞くとめちゃくちゃ話しやすい警察官の方でここの事情に関して色々と教えてくれたのです!!
私の事前調査が甘すぎたのと、そもそも成田空港に関しての知識が無かったため完全に勘違いをしていました・・。ここで警備をしているのは、いわゆる海外のテロリストらの対策でと思っていたのですが、実際はそうではない。
千葉港信号所
▲成田空港の真ん中に建っている「東峰神社」
以前、成田空港の真ん中あたりに建っている東峰神社に関しての記事を書きましたが、そこでも記述した通り、成田空港というのは元々の住民に空港を作ることを事前に説明していなかったこともあり、様々な地元住民との闘争があった歴史があります。
東峰神社も職質スポットとして知られており、というかこっちの方が警戒レベルが異常です。以前訪問して記事にしましたので見てみてくださいm(_ _)m
↓↓その辺の成田闘争などの背景は、空港近くの空と大地の歴史館で鬼のように学んだので見てみてくださいm(_ _)m
そんでもって、この港の場所も反対派によって空襲を受けた経緯があったようです。2017年現在も解決には至っておらず未だに反対派の活動が続いていることもあり、ここで警備に当たっているという。話してくれた警察官の方は、結構若い方で私と年が近いように感じました。元々は京都の出身で本来は京都県警の方なのようですが、現在は空港警備隊として千葉県に派遣されているそうです。
というか、成田空港の空港警備隊は随時全国から応援という形で警察官がローテーションで送られてくるそうです。そんだけ警備には人が必要であり、千葉県警だけでは上手くさばききれていないんでしょうかね?
「せっかく関東に来たからと、今のうちに関東の行きたいところをめぐっておきたいですよ」とも語っていました。ちょっと失礼な質問だが、ここでずっと立っているのは苦痛なのかそれとも結構暇なのかを聞いたところ、ずっと気を張っていないといけないので全然楽ではないとのこと。今でも、たまに反対派の方から文句等を言いに来る方もいるという。
私が歩いている時には警察官の車両も見られ、成田空港に関する場所はかなり厳かな雰囲気なのです。

成田空港にまつわる数々の物語

千葉港信号所
▲かつて死者まで出した東方十字路事件の現場
成田空港に関しては本当に多くの物語があります。その中の一つである、東峰十字路事件は有名。警察官3名が反対派の攻撃により無くなった事件です。
千葉港信号所
今でも、十字路の近くには殉職した警察官の碑が残されています。成田闘争では、警察官だけではなく反対派の方にも死者が出ました。三里塚に出来た成田空港ですが、住民の方には何の説明もなく作ることをしてしまったことが発端となった成田闘争。その後、両方に死者が出てしまったこともあったことがさらに抗争を長引かせたとも聞く。
成田空港には、様々な物語が残されているようです。。。

おわりに

千葉港信号所
成田空港に関してはまだまだ学ぶことが多くありそうです。今でも反対派の動きは続いているし、成田空港も滑走路を新しく作るなどまだまだ未完成の飛行場なのですね。死者も出ているこれらの抗争はいつ終止符が打たれるのか・・。
この成田空港問題に関しては、空港の近くにある「空と大地の歴史館」を訪問した際に色々学んだため、そのあたりで詳しく紹介していこうと思います。
色々説明してくれた警察官の方、ありがとうございました!

参考文献

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詳細・地図

住所 千葉県千葉市美浜区新港
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