愛知県にある「壱番屋記念館」で、CoCo壱カレーの歴史を学んだ!

↑更新・取材裏情報はTwitterにて(^ ^)
日本におけるカレーチェーン店といえば、CoCo壱番屋を思い浮かべる人が多いと思いますが、そんなココイチは愛知県が発祥。名古屋市にある西批杷島店が1号店になるのですが、その1号店には壱番屋記念館という施設も併設されてるのです。
ということで、今回の記事内容はその記念館に訪れてココイチのいろいろなことを学びまくったことの紹介になります。
本記事のポイント

・壱番屋記念館は、CoCo壱の1号店に併設している
・記念館は予約必須で、社員の方が丁寧に解説してくれる
・現在創業者の方は、コンサートホールに関わっている
・CoCo壱には、あんかけパスタやカレーラーメンなどの系列店もある

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GWに壱番屋記念館を訪問

▲CoCo壱の1号店である西批杷島店
壱番屋記念館を訪れるべく、名古屋市の西批杷島という場所へ車をすっ飛ばすことに。名古屋駅の中心部からは少し外れた住宅街にその記念館はありました。パッと見では記念館があるって気づかないですよね。。。
今回訪れたのは2017年のGW。川崎から夜中のうちに車をすっ飛ばして愛知県まで来て、午前中は瀬戸市の陶磁器に関しての取材を行い、夕方にここに到着した感じになります。日程が結構ハードだったからか、頭痛を伴っての来館となりました(ー ー;)
記念館が開館しているのは14:00〜17:00までで、ここは完全予約制!事前に電話で申し込む必要があるのです。といっても、崎陽軒の工場見学にように予約が取りづらいというわけではなく、ここは割と予約は取りやすいです。ここ知っている人は、まぁほとんどいないんでしょうね。
予約があるときには、ここの近くにある本社から社員の方が車をすっ飛ばしてきて記念館を開けてくれます。私は16時に予約をして5分前に到着したのですが、もうすでに記念館は開いておりました!

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壱番屋記念館の中を紹介!

▲こじんまりとした壱番屋記念館の館内
記念館の中はこんな感じです。この1室のみとなるため、さほど広いというわけではなくどんなに長くいても1時間はかからない感じですね。では、この記念館に展示してあるものを色々紹介していきましょ~!

CoCo壱の歴史に迫る!

まずは、ココイチの歴史に関して紹介していきましょう!CoCo壱番屋は1978年1月に西枇杷島店を開店したことから歴史が始まります。
当初の西枇杷島店は、今とは外観は大きく異なり上の写真だったそうです。では、CoCo壱の出店の歴史を簡単に見ていきましょう!
CoCo壱の簡単な歴史

1978年1月:西枇杷島店を開店
1988年12月:100号店(岐阜鏡島店)を開店
1994年5月:全国47都道府県に出店・300店舗達成
2004年12月:1000店舗目(関内馬車道店)達成
凄い!誕生してから、順調に数を増やしていっていることが分かりますが、こんだけポンポン店を出せるって結構至難の業なんじゃないですかね?あんまりこの辺の業界的なことはわからないですが。。

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大食い挑戦も行っていた!

▲かつて大食い企画が行われた時の大盛りカレー
かつては大食い企画も行っていたようです。これは、テレビ番組で取り上げられた企画が話題になって出てきたもので、創業年の1978年から行われた模様。これは、「1,300kgのカレーを20分以内に完食したらタダになる!」という企画。
人気企画にはなったものの、食べ残しによるゴミ問題が原因で2003年8月に中止になってしまいました!その後は一部店舗で復活はしたものの、早食い番組をまねた事故が発生したこともあり、2009年8月末に完全中止になったそうです。
達成記録票も展示されていました。記念館にあった票には、2003年8月末で達成者は356,069人と書いてありました。成功率はどのくらいだったんでしょうね??
ちなみに、この挑戦をして成功してタダになるのは、CoCo壱全店を通じて1回のみなんだそうです。そのため、食べた後は必ず名簿の記入と写真撮影を行ったとのこと。

カレーチェーンの店舗数でギネスに認定!

▲カレーチェーン店としてギネスに載った時の認定証
私が記事を書いている2017年5月現在でのCoCo壱番屋の店舗数は1,457店舗(国内:1,299店舗、海外:158店舗)。 ギネスに認定されたのは2013年1月17日で、その時の店舗数は1,305店舗(国内:1,299店舗、海外:158店舗)でした。
ココ壱の1店舗目は、名古屋近くの清須市西枇杷島店ですが、記念すべき1000店舗目は、関内の馬車道店だったそうです。今回案内をしていただいた社員の方も、馬車道店にプレートを貼り付けに行ったそうです。
しかし、現在馬車道店は閉店となってしまい店舗はありません。というのも、このとき社員さんに聞いたのではなく、この記事を書くにあたりせっかくなので1,000店舗目を訪問しようとしたのですが、いくら関内駅周辺を探してもないので、よ〜く調べてみると閉店していたとのこと。無念である。。

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展示してある様々なグッズ集

店内には本当に多くのココイチグッズが展示してありました。ということで、ずららららっと紹介していきます。何といっても私はココイチマニアではないので、一つ一つのグッズについての背景の説明ができませんので。。。
こちらは文房具的なグッズ。これは店内に売っていたんでしょうか?何かの記念品?
ココイチってプレステ2でゲームになっていたんですね!!ココイチのゲームってどんなゲームなんだ??
▲カレーということでスプーンの記念品も
これはパズルです!完成させるのにめっちゃ時間かかりそう。。
時計!
時間を確認しようとしたら、カレー食べたくなりますね!飯テロ時計ですな!

当時の雰囲気を再現したカウンター

こちらは、記念館の一番奥にある創業時の店の雰囲気を再現したカウンター。少し暗めの電球で、なんかちょっと古き良き昭和な雰囲気を感じます。
辛さと量を選択できますが、昔はこんな感じだったんですね!大盛表はライスが200g~1,500gと幅広すぎっすね(笑)
ビーフのライス1,500gはお値段何と1,990円!カレーで2,000円近いってすごい金額(笑)
▲かつては、サーロインステーキもあったww
これは当時のメニュー表。今はないメニューもありますね!エビにこみってなんでしょう?あと、サーロイン・ステーキってこれカレーなの??ただのステーキじゃないのか??あと、クリーム・コロッケの真ん中の点が気になる。中島みゆきの名曲「うらみ・ます」みたいな??

CoCo壱の方に色々な事を聞いてみた!

完全貸し切り状態となったため、社員の方にCoCo壱に関して、まぁいろいろなことを聞きまくったのでその辺の情報を以下で書いていきたいと思いますよ〜!!

記念館を予約制にしている訳とは?

この記念館に来る前から、何でここは予約制にしているのかというのが気になっていたのでまずはその辺りを聞いてみることに。で、何でかというとCoCo壱番屋の1号店と併設していることが理由とのこと。というのも、ここの訪問客のせいでお店にお客さんが入れなくなってしまうことがないようにしたいという為なのです。
まぁあとはそこまで大きい記念館でもないため常時人をおくというまでにも至らないというようなことも理由の一つのようでした。そのため、今回のように予約が入るとここの近くにある本部から人事総務課の方が交代でココに訪れるという。
ちなみにであるが、ここにはどのような方が訪れるのかと聞いたところ、客層は様々ではあるものの、結構マニアの方が来るそうです。記念館の展示物を見ては「あ〜こんなのあったよね〜」みたいな感じで懐かしがるような光景もあるという。そのため、時には社員の方も知らないマニアックな質問をされることもあるという。

CoCo壱番屋の流通事情

「ココイチに関して何か面白いうんちく的なものはあったりしますでしょうか?」という質問をしてみると、栃木県にある大きな工場に関して説明してくれました。
CoCo壱番屋の工場としては、栃木県、愛知県、佐賀県の3箇所にあるそうです。その中でも、栃木県の工場はCoCo壱の心臓部とも言える工場でかなり広大なんだそうです。この工場の中には、1つの釜で17,000食分作れる巨大な釜が23個もあるそうですが、工場を訪れた方はその光景というか迫力にかなり驚くのだとか。
しかし、この栃木工場は一般公開はされていなく、会社関係などの関係者が見学できるようで一般公開は残念ながら行われていないんですって。本当にただの工場のようで、見学スペースのような場所がそもそもないそうです。残念。。
この3つの工場から、日本中にカレーが運ばれます。栃木の工場で作られたカレーは北は北海道から西は長野県辺りまで(確か長野県・・)という広範囲に運ばれているようです。一方、佐賀県の工場で作られたカレーは、沖縄から(確か)兵庫県辺りまで運ばれているようです。

創業者はコンサートホールを運営している!

▲ココイチの創業者が建てた「宗次ホール」
現在経営者の方はCoCo壱番屋の経営からは離れており、今はコンサートホールを開いているようです。このコンサートホールは飲み屋街で有名な名古屋市栄区に位置しています。
ホールの名は宗次ホール。CoCo壱要素は特に感じられず、知らないとCoCo壱の創業者が作ったとはわからない感じになっております。
創業者はとにかく掃除好きな方。このホールの前を、創業者の方は今も毎日掃除しているそうです。そのようなひたむきな姿勢であるのは本当にすごいことですね。

海外進出にも力を入れている!

まぁ海外進出に関しては。ココイチに限った話ではないですが、ココイチは海外進出も行っているのです。進出国としては、アメリカ、中国、台湾、韓国、あとはいくつかのアジア圏に進出しているです。
この記念館には、その各店舗のメニューが置かれています。上の写真のメニューはインドネシアのメニューで通貨単位はルピア(RP)。値段が書いてあってももはや高いのか安いのかよくわからんのですが、海外の価格は日本での価格からしたら結構高めなんだそうです。
日本のCoCo壱でカレーを食べようとすると800円くらいですが、海外でのココイチの値段は日本でいう2000円くらい。そのため、ちょっくら外食するか程度の時にはちょっと値が張ってしまう金額のため、海外の場合はハレの日とかデートで少し贅沢をするときに使っていただくことが多いんですって!
で、海外進出に関して言うと、今後はロンドンやインドにも出店するとのこと。インド人は普段食べているカリーではない、日本のカレーをどのように感じるのでしょうね?

CoCo壱の採用に関して

人事総務課は採用も担当しているということで、採用事情についても少し聞いてみた。ココ壱では新入社員として毎年20人近くを採用しているようです。入社してくる方はどのような志望動機があるのかというと、「学生時代にバイトをしていたから」「ココイチが好きだった」「有名であり安定している」などの理由で入ってくる方が多いという。
ただし、社員さんが言うには、外食産業ということで就職先として人気があるかというと、名が知られているとはいえそうでもないようです。

CoCo壱番屋の店舗事情

▲福生駅前にあるCoCo壱
FC(フランチャイズ)展開している飲食店には、本部直営の店舗である直営店と、FCオーナーが店舗を経営する独立店の2種類が存在します。まぁコンビニなんてまさに最たる例ですよね。CoCo壱に関しては、直営店が2割で、独立店が8割くらい。
店舗は郊外や駅前に関係なく出店しています。飲食店はとにかく入れ替わりが早い業界ではあるものの、CoCo壱番屋の店舗に関していうと、経営的にまずくなって閉店する店はほぼないという。ありうるとしたら、新しくバイパスが出来て車の流れが変わりお客さんが来なくなってしまったなどの時のみ。これは、凄い!
次ページでは、CoCo壱関連の店舗訪問記を紹介していきます!
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