【日本で唯一?】神楽坂の「逆転式一方通行」に関して調査したぜ!

↑更新・取材裏情報はTwitterにて(^ ^)
今回は、東京にあるとある坂に関するお話です。東京の有名な坂である「神楽坂」は、なんと日本でも大変珍しい「逆転式一方通行」という方式を取っているのです。
そりゃ一体なんなのか?
神楽坂を行ったり来たりして調べてきたのでその報告といきましょー!!
本記事のポイント

・東京の神楽坂には12時間ごとに一方通行の方向が変わる道路がある
・東京の交通事情によって、進行方向が決められた
・だいたい1.5kmの区間であり、特にタクシーの交通量が多いようだ

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逆転式一方通行とは?

逆転式一方通行って聞いたことあります?私は今まで知りませんでした・・。というか、私は何度も神楽坂を通っていたものの、この坂が日本でも大変珍しい通行方法だったなんて全く知りませんでしたわい・・。
で、これは一体何かというと「一方通行の方向が時間によって変わる」というもの。正直ここ以外でもありそうな方法ですが、これを採用しているのは神楽坂だけなんだそうです。
▲神楽坂にある標識
時間帯によってどう変わるかは地図を使いながら以下で説明します!この神楽坂では「0 – 12時」「12 – 24時」で進む方向が逆になるんですよ!

「0 – 12時」の場合

まずは0時〜12時までの場合について!
この場合は東方向に進む形になります。つまり、神楽坂を下っていく方向ですね。まあ、夜中から昼にかけてなのでこっち方向を通るのはタクシーとかがほとんどじゃないでしょうか?

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「12 – 24時」の場合

で、12時〜24時までの場合について!
この場合は西の方向ということで、神楽坂を登る方向になります。日中から夜にかけてということで、普段はこっちに進む光景を見ることが多いのではないでしょうか??

なんでここだけ逆転式一方通行なのか

で、そもそも何でここが逆転式一方通行なのか気になりますよね?私も気になって死にそうだったので。まあ調べてみましたよ。そうすると、2つの説が出てきましたとさ!

説1:原因は田中角栄だった

ネットで調べるとパッと出てくるのがこの説。日本列島改造論を打ち出し、上越新幹線を作ったなどいろいろな伝説を作ったこのお方!
この神楽坂の付近には、田中角栄の自宅があったんだとか。そんで、朝国会議事堂に行く際と、帰りに国会議事堂から帰る際で自分が帰りやすいように時間帯によって逆転しているという説だ!
ん~まあ話としては面白いが、これはちょっと都市伝説くさいきがしますな~。話として面白いネタってどんどん広がりますからね。

説2:歩道を広げて道が狭くなったから

▲もともと歩道は整備されていなかった
正直この案が一番しっくりきました。っていうかこの案が濃厚のようです。この逆転式一方通行ができたのは、1958年のこと。当時は、この神楽坂は対向通行であったんだそうですが、この道路幅だと歩道が作れなかったんだそうです。
そこで、神楽坂通り商店街の方々が、新宿区役所や警察の交通課などに陳情したことがきっかけで歩道ができたそうです。その後、周囲の交通渋滞のことを考えて、時間帯によって車の進行方向を逆にするこの方式が完成したんだそうです。

時間帯と方向にももちろん意味があった

「説2」でも述べたように、0-12時では東方向で、12-24時では西方向にしたのは理由があるようです。以下の地図と説明板にて説明しますね!
一方通行の方向について

【0-12時】
→ 交通量は少ない時間帯になります
→ そのため、どちらかというと都心から外に出る東方向にしている
【12-24時】
→ 都心に進む車が大変多い時間帯
→ そのため、この時間帯は都心に向かう西方向にしている
↑↑どうですかね、こちらで方向に関して理解できたでしょうか??

逆転式一方通行の適用区間を歩く!

では、そんな神楽坂。一体どこからどこまでが逆転一方通行の適用区間なのかをひとまず歩いて調べることにしました!私は飯田橋駅を使ってきたので、この「神楽坂下」の交差点からスタートです。
「神楽坂下」の交差点からStart!坂を北西の方向に登っていきまっせ!!
▲理科大生などで賑わう神楽坂
坂は長い!私は、大学が早稲田大学だったのですが、よくランニングしにこの辺りまで走ったこともありました。まあそれ以外でも何度も来ることがあったのでまあ見慣れてはいるんですが、今回は視点が異なるので少し新鮮に感じました!
ちなみに、この坂のすぐ隣にある東京理科大学も受けたことあるんですよ!現役の時は落ちたけど、浪人の時は理学部化学科に受かったんですがね!!
神楽坂を歩いていると、所々に細い脇道があります。ところが、どこも大抵は一方通行。
この先の道路は、12-13時までの間のみこの方向から進めて、日曜・休日は12-19時の間のみこの方向から進むことができる。運転中に中々パッとは判断しずらい・・。しかも、この道めっちゃ狭いぞ!
坂は長い!わりとちょっとの区間かと思っていたのですが、まだまだ先まで続きそうだ・・。
▲タクシーの量が特に多い印象
調査したこの日は、土曜日。交通量も非常に多かったのですが、ここを通る車はやはりタクシーが多いですね!ここは運転するには多少のドラテクが必要そうだ(*´Д`)
▲狭い道であるものの、路駐も多い
なんせ、路駐している車も多いですからね。まあそりゃそうか。この通りには、両側にひっきりなしにお店が立ち並んでいるので、搬送などで止める必要はあるわな!!
そんなこんなで、私は「神楽坂上」の交差点まで来ました。地図でいうと、上の場所になります。
しかし、まだまだ上の標識を見る限り先も逆転式一方通行が続いているようです!正直、この時点で暑くて帰りたかった・・(笑)
途中には、ニッポンレンタカーもありました。ただ、ここから車を借りる人は大変ですな(*´Д`)
行きと帰りで通れる方向が逆になる可能性がありますからね・・。ここでレンタルするには少し勇気が入りそうだ。。。
▲逆転式一方通行の端っこ
ということで、神楽坂下の交差点から20分くらい歩いてようやく端にたどり着きました。
では、もう片方はどこまで続いているかですな・・・。
で、今私がどこにいるかですが、地図上でいうNow!!の場所になります!そしてStartの「神楽坂下」交差点から、ここまで歩いてきたわけですが、反対方向も調べるべくStartの位置へ戻ることに。
ということで、神楽坂下の交差点に戻ってまいりました!!今度は、Startの交差点から南東方向へと進んでいきます!
はい、ではでは「神楽坂下」の交差点を今度は東に進むことにします!いや~マジで今日暑いし、早く帰りたいのですが、ここまで調べたなら端から端まで歩くしかないですから頑張りまっせ!(^^)!
ちょっと進むと川が流れています!その上にかかる橋なのですが、私が先ほどとは逆方向に進んでいるため車とは反対方向になります。ちなみに、またタクシーですな~!
▲もう一つの逆転式一方通行の端っこ
で、10分ちょっと歩くとようやく端っこに到達したようです。ここは「九段中等学校前」という交差点。写真に交通標識が写っていると思いますが、この先が逆転式一方通行の適用区間で、ここから手前はそうではないようです!!
しかし、長い旅だった。一帯端から端までどうなっているかをもう一度振り返ることにしますか(#^.^#)

適用区間は意外と長い・・!

ということで、改めて区間の端から端までを振り返りましょう!神楽坂の西端は、東西線の神楽坂駅付近にあるこの交差点。
そんで、東端は「九段中等学校前」というこちらもT字路の所まででした。
地図で示すと赤線で描いた区間!距離にすると大体1.5kmくらいでしょうかね。。
意外と長い(#^^#)

標識だらけの入り口orz

▲標識が多くてパッと理解できなそう・・
調査をしていて結構面白かったネタです。ここは逆転式一方通行適用区間にある交差点。今見ると内容は把握できるものの、運転中にパッと見るとここがどうなっているか理解する自信はない・・・。

神楽坂にあった色々なもの

その他、神楽坂を調査していて見つけた色々なものをここでドバーッと紹介しますぜ( ´ ▽ ` )ノ
てんやから噴き出す霧!調査した日は結構暑かったのでこんな景色も見られました!
歯医者さんの看板?なのかこれは!見事な出来栄えで見入ってしまった。虫歯にかかったらここに電話しよっかな(笑)
所々にあるベンチ!結構たくさんの方が腰かけており、ちょっとした休憩所となっているようだ!坂の何か所にもみられたので、途中で疲れでも大丈夫っすね。私は我慢して座りませんでしたよ( ゚Д゚)
また、浴衣を着た方も多くみられた。芸者の方なのかはわかりませんが、神楽坂には今でも現役の芸者の方がいるんだそうですな!!
で、「神楽坂=料亭」と思う方も多いと思いますが、風情がある料亭のようなお店も多々見られました。庶民派なものばっか食っている私からしたら、結構このような店で食事するのは憧れですわ!!

おわりに

とまあ長くなってしまいましたが、以上が逆転式一方通行の調査報告でした!ちょっとの調査の予定が、なんかいろいろ端から端まで歩くという結果になりましたが、この逆転式一方通行はどの程度の認知度があるんでしょうね??
ちなみに、タイトルに「日本で唯一?」と書きましたが、実際は三重県や熊本県にも存在するらしいです。。
といっても、ここを通るタクシーの運ちゃんくらいしかなかなか知らないかもしれませんな!そして、他の場所でも面白い交通ルールの場所があれば随時更新していきたいと思います!

参考文献

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詳細・地図

住所 東京都新宿区神楽坂
アクセス 神楽坂駅、JR飯田橋駅から徒歩0分
リンク https://ja.wikipedia.org/wiki/神楽坂
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