葉山の山奥に眠る秘湯、星山温泉に突撃した!!

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神奈川県の葉山町。
海もあり山もありで、自然が豊富なこの場所は、御用邸もあるなど憩いの場としてはいい場所となっています。
そんな葉山には、山奥に眠る秘湯があるんだそうです。
ネットで検索するといくつか記事が出てくるのですが、その記事を見る限り、かなり異質な秘湯と言うことで早速行ってみることにしました。

駅からはかなり離れた場所にあるので、久々に実家の車で行くことにしました。
ただ、googleMapを見ながらうろうろするも、めっっっっっちゃ場所がわかりづらかったです。
運転しては、車を止めてGoogleMapで確認してを繰り返しながら進みます。

すると、どんどん道が狭くなってくる。
ただし、この車はVitzであり、基本的にこの車が通れない道はまずありません!!
まあ、このくらいの広さあればまだ問題はない!!

だが、道を進むことにどんどんどんどん狭くなってくる。
星山温泉はまだ少し先であるため、この先は大丈夫かとかなり不安になってくる・・・

ここ、まあまあな下り坂なんですが、マジで狭かったです。
GoogleMapを見ると、もうちょっとで着くような感じなのですが、本当に大丈夫なのだろうか・・・

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だいぶ山の中に突入してまいりました。
進むと、1軒の建物が見えてきましたが、正面のY字路を左へと曲がります。
引き返せなくなったら、マジで笑えんぞ!!

やべぇ!!
これ本当に大丈夫か?
かろうじて轍は見えるものの、結構な悪路なため、Vitzで進んでしまって大丈夫かとだいぶ不安になってくる。

ここで、ようやく駐車できるスペースがあったのでそこに停車をすることにしました。
この先は本気で悪路だったため、進むのを断念!!

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こんな看板?みたいなものがあるくらいですからね!!
「オフロード車OK?」ですって!!

いきなり、「定休日が水曜日」という看板と、もう11月になるというのに、まだお盆休みを示す看板がまだ残っている(笑)
このゆるさがたまりませんな!!
そのため、ここからは歩いて進むことに!!

歩いて、1,2分で今回の目的地である「星山温泉」に到着しました。
って、こりゃすげえな!!
何も知らないでここに来たら、温泉とは思わず廃墟だと思ってしまうでしょうね!!
到着した時には、まだ管理人の方はいませんでした。

通ってきたルートはこんな感じ。
初めて来る際には、地図を確認しながらでないと到達できないと思います。
なんせ、案内の看板などは何一つないので(笑)

料金表が現れました。
温泉は1階の入浴で500円。
同じ日であれば2回目は400円。
そして、他の温泉とは違い時間制限があるようです。
45分で、500円。
まんが喫茶よりもちょっと高いくらいでしょうかね!!

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誰もいないので、少しうろうろしていたのですが、ここの奥から煙が出ていました。
ここで、お湯を沸かしているようですね。

営業時間はこの通り。
山奥にあって、そんなにお客さんが頻繁に繰る感じでもないようですが、割と営業時間はしっかりしています。
現在の時間は9時45分。
どうやら、営業時間より前に来てしまったようです。

脇には、木材の残骸が!!
恐らく、お湯を沸かすための燃料になるんでしょうね。
この木材はどこから出てくるのか??

こちらは休憩スペースでしょうか。
1人45分と言うことなので、順番待ちの場合はここで待機する感じですかね!!
ちゃんと灰皿まで用意されていました。
そして、しばらくすると、、
「ブォォォォォォーーー」
という音が近づいてきました!!

管理人さんの到着です。
どうやら、先ほどのカオスな道にはセンサーがついていて、お客さんが通ると、センサーが反応して追いかけてきてくれるという仕組みなんだそうです。
管理人:「あ、どうもこんにちは!!」
俺:「こんにちわ」
管理人:「ちょっと、お湯の湯加減見てきますので。」
といって、湯加減を見てくる管理人。
管理人:「もうちょっと沸かした方がいいですね。」
俺:「あ、そうですか!」

そういって、木材の残骸へ行き、燃料を調達していました。
管理人さんは、非常に気さくな方で話しやすかったです。
そして、ここの温泉の歴史についても教えてくれました。
ここは、元々アスレチックの施設だったそうです。
名前は「稲龍神山スポーツランド」!!
しかし、アスレチックのブームが去り、その後、今の管理人の父親がここで温泉を掘り当てると言い掘ることに。
そしたら、何と本当に温泉を掘り当てたんだとか!!
湧いてきた温泉は、16℃でアルカリ度が高い硬水。
それにより、平成元年からここで温泉を行うことにしたようです。

こちらが、星山温泉の浴場!!
これは、凄い!

たまに、ちかちかする照明に、両側の壁に描かれた「時計台」と「富士山」!!
このレトロというか、他の温泉では味わえない感覚!!

入浴についての心得である!!

管理人さんは、「ちょっとぬるい感じですけど、徐々に温まってきますから!!」と言って去っていきました。
湯船は、ステンレス製の家庭用の湯船です(笑)
これは、おもしろい!!
ということで、早速体を洗い入浴することにしたのですが・・・・

うわーーーーーーーーーーーーーあっち(笑)!!
人間が入れる温度ではありませんでした。
多分60℃くらいはあったと思います。
ということで、正面の蛇口から温泉を入れて冷ますことに。
しかし、先ほどの窯からは豪快に炎を上げてお湯を沸かしているようで、ちょちょろ蛇口から出す温泉では全然お湯が冷めません。
いくども、足を入れて湯加減を確かめるのですが、
「あっちい」(笑)
ということで、蛇口の勢いをMAXにしてしばらくしたらようやく入れる温度になりました!!
そして、湯船ですが何もしないと、どんどん温まってきます。
なぜかというと、この壁の向こうで、管理人さんが熱しまくっているためです。
湯船に入っているときも、「パチパチパチ・・・」と言う音だけでなく、木材が燃える匂いまで伝わってくるのです!!
つまり、湯船にたいっているときは、適度に蛇口からの温泉を継ぎ足し続ける作業が必要になります!!
しかし、この温泉、自然の音と木材が燃える音しか聞こえない、大自然を満喫しつつの入浴と言うことで、気分は爽快です。
ここで、温泉について。
温度は16℃。
そして、pHは9.5なんだそうです。
たしかに、温泉に触れると、かなりヌルヌルしているのがわかります。
卒論で温泉やってたこともあり成分がどうなっているのが気になりますが、そこはまあいいか!!
ちなみに、温泉の定義って結構意外なんですよ!
「熱いものじゃないと温泉ではないのか」とか、「温泉って成分がどのくらい含まれているものなのか」などなど疑問があるのではないかと。
温泉の定義は以下になります。
①源泉温度が25℃以上であること。
②「リチウムイオン」「水素イオン」「沃素イオン」「フッ素イオン」「メタけい素」「重炭酸そうだ」など19の特定の成分が1つ以上規定値に達しているもの。
つまり、地中から湧いた温泉は、冷たかったとしても、19種類の特定成分が含まれていれば温泉と言っていいんですって!!

ちなみに脱衣所はこんな感じ。
左側の時計は、かなりの年季を感じますが、時間は正確な時を刻んでいました。
そして、もっと驚きなのが左側の扇風機。
今、どこのおばあちゃん家にいっても、こんな年季の経った扇風機は見つからないでしょうね!!
これ、もうネタとして置いているのかと思いきや、まさかのちゃんと動きました(笑)

温泉を堪能して、まだ奥にも何かあったので少し見てみることに!

建物の壁には、なにやら格言のようなものが永遠と書かれていました。

こちらは、娯楽施設。
大広間的な場所でしょうかね!!

奥はこんな感じで、屋根が崩壊していました。

そして、もう一つ大広間的な建物があって中身を見てみると、こんな感じでした。
しかし、相当年季が経っているようでした。
しかし、凄い温泉でした。
ここにくるお客さんにはどんな方がいらっしゃるんでしょうか??
私は、卒業論文のテーマが温泉でもあったこともあり、色々な温泉地に入ってきたものの、この温泉は日本中どこにもないように思います!!
人生いろいろですね!!
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詳細・地図(閉鎖)

住所 神奈川県三浦郡葉山町230
営業時間 10:00~18:00(受付は17:00まで)
定休日 水曜日
利用料金 500円(同じ日に2回目は400円)
駐車場 2台(普通の車は奥まで入るの厳しそうです)
電話番号 046-878-8377
リンク http://onsen.nifty.com/miurahantou-onsen/onsen006842/?oareaAlpha=miurahantou&onsenId=onsen006842&oareaAlpha=miurahantou&onsenId=onsen006842
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