日本一吹き戻しを生産しているという兵庫県淡路島の「吹き戻しの里」を訪問した!

↑更新・取材裏情報はTwitterにて(^ ^)
今回は「吹き戻し」というおもちゃに関する記事になります。吹き戻しって聞いて何の事言っているかわかります?私は全然知りませんでした。。。今回のスポットを知って「あ~あれ吹き戻しっていうんだ!」ってなった感じですwww
そんな吹き戻しが大量に作られているのが兵庫県にある淡路島であり、そのスポットが「吹き戻しの里」という場所なのです!ということで、そのスポットについてガンガン紹介していきます!
本記事のポイント

・「吹き戻し」は日本の生産量の80%が淡路島で作られている
・吹き戻しの里では、実際に吹き戻し製作や作業現場の拝見ができる
・思いっきり息を吹くことで、吹き戻しは健康面でも注目されている!

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吹き戻しの里はどこにある?

吹き戻しの里
吹き戻しの里ですが、兵庫県にある淡路島の北部に位置しています。アクセスに関しては車・バイクじゃないと恐らく無理!!公共交通機関は多分通っていないと思うので・・。
まぁ、ただ淡路島の北部ということなので神戸辺りからではそんなに時間は要しないと思いますよ!まぁ明石海峡を渡ると900円くらいかかりますけどね( ;∀;)

そもそも吹き戻しって何??

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▲子供たちの遊び道具「吹き戻し」
詳しくは以下で説明しようと思いますが、吹き戻しとはこれっす!!このキャップのようなところから息を吹きかけるとぐるぐる巻きになっている紙がビヨ~~~ンって伸びるやつだわさ!!
昔よく遊びましたよね?今の子ってこれ知っているんですかね?小さいころ遊んだ覚えはあるのですが、どこで買ったとかその辺りは私は詳しく覚えていない・・。

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吹き戻しの里訪問記!

▲淡路島を代表する珍スポット「ナゾのパラダイス」
淡路島に来たのは今回で人生2度目!ここを合わせ3スポットを訪問したわけなのですが、淡路島は結構広い!南側にあった淡路島の有名珍スポットであるナゾのパラダイスから北上して、吹き戻しの里へやってまいりました。
↓↓ちなみに、ナゾのパラダイスに関しては以下にまとめていますm(_ _)m

結構独特な外観!!

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▲吹き戻しに関して学べる「吹き戻しの里」
これが吹き戻しの里!青と黄色で彩られたIKEAのような色合いを呈した外観は何とも斬新ですね!まさに工場そのもの。最初はお客さんもいないしシャッターらしきものも閉まっていたから今日はやってないのかと思いましたが、営業中の旗を見つけてひと安心!!
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こんな感じですわ!中が一切見えないのでちょっと入るのに勇気がいりました!しかも、お客さんは皆家族連ればかり!
そりゃそうだ、吹き戻しは子供のおもちゃだ!29歳の男性が一人で訪れるというのはちょっと異様かもしれんが、ここは勇気を振り絞り中へと入っていくのでした!!

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店内はお客さんで賑わっていた!

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勇気を振り絞って扉を開けると、店内は多くのお客さんで賑わっていました!訪問したのは年が明けたばかりの1月3日。まだ三が日ということもあるからだろうか。
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 皆一生懸命吹き戻しを作っていましたよ〜!!

吹き戻しの作り方を教わる!

お店に入ると早速店員さんが駆けつけてくれました!
店員:「おひとりですか??」
私:「はい!(笑)」
いや~ちょっと恥ずかしかったですが店員さんはそんなことは変に思わず早速吹き戻しの里に関して説明してくれました。
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入館料を払うと早速吹き戻しの作り方を教えてくれます。1人6個まで作ることができるわけですが、まずは作り方を覚えなきゃいけないですからね!
で、作り方をまとめると以下になりますよ!
吹き戻しの里の作り方

1. 素材を選ぶ
2. 紙をグリグリ擦る(こする)
3. クルクル巻き付ける
4. 紙を筒に刺しテープで止める
5. 完成!
ということで、以下で写真を使いながら説明しますね!
作り方①:素材を選ぶ
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▲デザインはかなりの種類がある
まずは素材を選びます。口を吹く筒の部分とグルグル巻きになる紙を選びます!筒に関しては長さが色々あり、紙に関してもかなりの種類がラインナップされておりますぜ!
作り方②:紙をグリグリ擦る(こする)
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机を見ると至る所にこのように釘の先のようなとんがりが付いております!
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この針の下に紙を通してV字にし、そのまま上写真のようにグリグリこすりつけます!
作り方③:クルクル巻き付ける
吹き戻しの里
こすりつけた後は、針を使ってクルクル丸めてこのような形にしていきます!
作り方④:紙を筒に刺しテープで止める
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最後はクルクルになった紙を筒に刺して、テープで上写真のように止めて完成です!
完成!!!
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 とまぁ作り方は非常に単純!頭の悪い私でも、速攻で覚えられたので問題なしだ(笑)

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中の作業場を見せていただいた!

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▲吹き戻しの製作現場
吹き戻しを作った後は建物の中をうろうろしてみた!
すると、奥にはこのように機械だらけの製作現場が姿を現しました。これらに関してちょっとでも情報が欲しいと思い、店員さんのお母さんにこれらの機会についてちょっくら説明していただきました!
吹き戻しの里
まずはこちらの機械!周囲に囲いがあり、また上に何かかけられています!パッと見では何の機械かわからないっすね!
吹き戻しの里
▲紙を線状に切って行く機械
後ろを見ると答えが隠されていました!よく見ると、奥の方からかかっている緑色の紙が手前の方では線状に切られて垂れているのが分かりますね!ということで、この機械は紙を適度な細さにスライスする機械のようです!
と言っても、こんだけ巨大な機械であるため、本当にそれだけの用途かは不明・・。
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続いてはこちらの機械!本日は1月3日ということもあってか、機械の上に鏡餅がおいてあるわい(笑)
吹き戻しの里
▲紙の片側に針金をくっつけている
これはさっき針にグリグリこすりつけていたあの紙を作っています!作っているというか、針金と紙をくっつけているという感じですかね!吹き戻しはこの1本通った針金があるのがみそなのです。
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このクルクル巻かれているものは、吹き戻しの筒の原料のようです!
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正直このあたりの説明はいまいち難しかったですが、先ほどのグルグル巻きのものがこれらの機械を経てあの筒になるようです!!雑な説明で済みません。。。

バリエーションが豊富だ!

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▲吹き戻しのバリエーションは豊富
こんなにたくさんの商品が売っていました。単なる吹き戻しからバラエティーグッズ的なものから、右上には阪神タイガースのグッズまで!そうだ、淡路島といえども、ここは甲子園球場がある兵庫県なのですね!!
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吹き戻しをくっつけまくったこんな商品も売っています!その名も「吹き戻しの木」ww全部で19本がくっついているという極めつけの逸品です〜!
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吹くとこんな感じになるぞ(笑)
街でこれ吹いてたら確実に不審者ですな。。吹くのにめっちゃ肺活量が必要そうだ!
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バリエーションが本当に豊富。ちょっと面白そうではあったんですが、一人で来てこれを吹いている光景がめっちゃむなしそうだったので断念・・。知の冒険を始め孤独にはだいぶ慣れてきたはずではあるのですが・・。
これ吹いてたら、息切れしそう・・。
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まだまだあります!でもこれらは社長専用なのです!一般庶民の我々にはまだ吹くレベルに達していないのだ!!

吹き戻しの歴史

吹き戻しの里
ここで吹き戻しの歴史を簡単に!このスポットの名前は吹き戻しの里でありますが、吹き戻しを製造している会社名は「八幡光雲堂」というメーカーなのです。日本でのシェアは80%を誇り、ここには年間で2万人近くが訪れるという。
昭和の初期から日本で製造され、今では吹き戻しという名称で呼ばれているものの、昔は「巻笛」「蛇笛」といった名前で呼ばれていたそうです。英語では「BLOWOUTS」と呼ばれているという。
昭和40年代は八幡光雲堂の製品はカナダやアメリカなどの国に輸出されていましたが、現在は安価な中国産などによって生産量が減っているという。そんな背景もあり淡路島特有のおもちゃをもっと広めようと「日本吹き戻し保存協会」という協会もできたという。これで、吹き戻しの良さが広められるといいですね!!

吹き戻しのうんちく

最後に吹き戻しに関して様々なうんちくを!

吹き戻しの生産に関して!

吹き戻しの里
ところで、吹き戻しはどこでどのくらい作られているのか?
お母さんに聞いてみると、日本で作られる吹き戻しの80%がここで作られているんだそうです!80%っていったらほとんどですな!!そんで残りの20%は大阪で作られているんですって。ちなみに、ここでは1日に1万本も作られるそうだ!!

吹き戻しは体に良い!?

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▲吹き戻しをいかした健康グッズも売っている
吹き戻しはぜんそく患者の子供に腹式呼吸を教えるのに役立つと注目を浴びているようです!実際に小児科では、吹き戻しを喘息時の呼吸訓練や検査に用いているところもあるよう。
それだけではない!息をおもいっきり吹くことにより、巻紙が伸びるという単純な仕組みである吹き戻しであるがそれが意外にも色々な効果があるようなのです。以前に工場見学に訪れた養護学校の方から後日「あの日一緒にいた口蓋裂(こうがいれつ)の小学生が吹き戻しを吹くうちにストローが使えるようになった」ということもあったという。
その他には、高齢者の口腔ケアにおいても咀嚼のための筋肉をつける訓練に使われる例もあるなど、結構色々な所で役に立っているようなのである!

吹き戻しでギネスに認定!

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▲一旦は、一斉に吹き戻しを吹いた人数でギネスに
中をうろうろしていると見つけました、ギネス認定書!とにかくギネスに認定されればとりあえず記事にするという習慣がついている私ですが、まさかここでもギネスネタがあるとは思いませんでした!
で、認定書は掲示されているもののその説明が書いていない!そして、英語は基本ダメなのでこれに関してもお母さんに聞いてみることに!聞いてみると、このギネス記録は最も多くの人数で吹き戻しを吹き続けたという記録で、2009年7月19日に達成しているようです。その人数はなんと765人( ゚Д゚)
しかし、色々調べるとその後に水樹奈々のライブで7,000人が吹き戻しを拭き続けギネス記録を更新されてしまったようです!淡路島の逆襲はこの後実現するのだろうか・・。

おわりに

吹き戻しという誰もが小さいころに遊んだであろうおもちゃ。そんなおもちゃも、掘り下げると色々あるようです。そもそも自分は吹き戻しに関してなんも知らなかったのもあるのですが、淡路島でたくさん作られていたり、医療の現場でも注目されているとは!!
子供がもしできたら、ここには一度は連れてきたいと思ったスポットでした!

参考文献

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詳細・地図

住所 兵庫県淡路市河内333-1
営業時間 10:00~11;30、13:00~15:30
定休日 無休
入場料 大人(高校生以上)500円・子ども300円
電話番号 0799-74-3560
駐車場 無料
アクセス 神戸淡路鳴門自動車道東浦ICから国道28号、県道71号を西浦方面へ車で3.5km
リンク http://www.fukimodosi.org/
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