東京の開花宣言の基となる桜の標本木は、靖国神社にあった!

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今回の記事は「桜」に関する記事になります。
日本には、3月中旬から5月上旬辺りにかけて日本全国で桜が開花しますな!
よく天気予報を見てみると桜の開花宣言というのが毎年発表されますが、その発表には「標本木」という木を基準にしているそうなんです。
ということで、今回は東京にある桜の標本木に関するお話です。
本記事のポイント

・靖国神社には、東京の開花宣言の基準になる木がある
・靖国神社の桜は、戦争で亡くなった方を称えるために奉納されたもの
・桜の名所で有名な玉川上水の影響で武蔵小金井駅は誕生した

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桜の標本木はどこにある?

桜の標本木
東京の桜の標本木がどこにあるのかというと、靖国神社にあります!靖国神社に行ったことはありますでしょうか?毎年8月15日ににぎやかになる太平洋戦争の英霊が眠る神社ですね!
靖国神社は、九段下の駅から歩いて5分程度の場所にありますよ!
桜の標本木
その靖国神社の中でどこなのかというと、黒丸で示した点になりまっせ!
私が訪れた際は、靖国神社のどこにあるか知らないで行きましたがあっさり見つけることができたので、見つけにくいことはないかと思いますよ!

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「標本木」とはなにか?

「標本木」とは、桜の開花の基準に使われる木のことです。今回紹介する靖国神社にある木だけでなく、日本の各都道府県に1本ずつ決められているそうです。
ちなみに、各都道府県にある標本木は全て”ソメイヨシノ”なんだとか。
桜の標本木
桜には、”開花”や”満開”という区分があるが、その基準は以下になっている。
“開花”と”満開”の分け方

開花:5~6輪咲いた状態
満開:8割以上開いた場合
気象庁による開花宣言は今から60年以上前の1953年から始まったそうです。ただ、桜の木も生き物であることから寿命があります。そのため、後継候補を選ぶことも常々行われているという。
ちなみに、日本で一番南にある標本木は石垣島地方気象台の標本木であるが、2006年の時に台風によって標本木が倒れてしまったこともあったという。

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桜の標本木を観察する

桜の標本木
ということで、桜が咲いていない夏の時期ではあるものの、靖国神社に訪れましたよ!
今回の記事では、東京の標本木を紹介します!さすがに日本全国の標本木を紹介するとなると、死ぬほど大変になるので( ;∀;)
普段は、遊就館に訪れて歴史を学んだりするのですが、今回は桜の木目当てっす!
桜の標本木
▲東京の開花宣言の基準となる標準木
その標本木がこれだ!!何でこの木が選ばれたかは知らんが、他の木に比べて周囲360度に柵が設けてあり、よそのもの侵入を防いでる。
桜の標本木
▲標準木は、多くの支えで成り立っている
木には多くの支えがありました。木の幹本体はそこまで太いわけではないようですが、えらい横に長く伸びているので支えがないと厳しいのか??
桜の標本木
ちゃんと木の横には看板が立っておりました。さっきも述べましたが、標本木の桜は”ソメイヨシノ”が選ばれております。
桜の標本木
ちなみに、靖国神社の標本木はだいたい3月下旬ごろに開花するそうです。
桜の標本木
この木は老齢どのくらいなのか?
数年後は、標本木は別の木に世代交代をしているのでしょう!時代は進んでいるのです。
桜の標本木
桜の標本木
桜の葉っぱ!

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桜の時期に靖国神社を再訪!

▲桜の時期には、靖国神社は多くの参拝客で賑わう
せっかくの桜に関する記事を書いていて、桜の景色を紹介できないのはな~と思っていたので、靖国神社の桜を見るため再訪したためこちらの写真も紹介します。
さすがに桜の名所とあって、この時期は多くの人で賑わいました。ちなみに、靖国周辺では「千代田のさくらまつり」というイベントも行われていました。行った日は、2017年4月2日ですぜ!
▲花見客で賑わう靖国神社
靖国神社では、神門よりも奥の境内(内苑)での花見の宴は禁止であるが、それより手前であれば写真の様にビニールシートを広げての花見鑑賞が可能!
そして、こちらが桜の花が咲いている標本木!
2017年は、4月に突入したとたんに寒波が来た影響からか桜の満開は少し遅めになったようだ。訪れた日も満開とはいかず7分咲きといったところか・・。
しかし桜は綺麗だ・・。でも酒があまり飲めない私には、大勢で賑わうよりも一人ほのぼのと鑑賞している方が合っているのかもな。。。
マスコミの方も駆けつけていました!!
こちらは、靖国神社の脇を通る靖国通り!通りに沿った桜が綺麗。。
桜が咲くのは短い期間なので、毎年色々な所で見たいんですが限られてしまうんですよね!来年2018年はどこの桜を見ようかしら!

桜について学ぶ

せっかくなので、標本木だけでなくその他の桜に関して学んでいくことにしましょう!

桜の属性

桜の標本木
桜は、バラ科。花びらは5枚で、花の中心からは多数の雄しべがあるのです。そう、バラの仲間なのです。バラ科の植物は他にも「リンゴ」「イチゴ」「サクランボ」などがあるんですよ!

桜の語源

桜の語源にはいくつかの諸説があるようです。「咲く」という言葉に複数という意味の「ら」がつくという説や、古事記や日本書紀に登場する「木花開耶姫」(このはなさくやひめ)の「さくや」が「さくら」に変化したなどなど。

桜の木と太平洋戦争

桜の標本木
先ほどから紹介している、靖国神社の標本木。境内にある桜は「戦後を生き延びたそれぞれの戦友会の手によって奉納された記念樹」なのだそうです。
そもそも、靖国神社の境内には1,000本近くの桜の木があるようなのですが、その木々は献木によるものであり、現在は木を植えるスペースが無くなってしまったことによって献木は受け付けていないんだとか。

武蔵小金井駅は花見のためにできた!

桜の標本木
▲玉川上水の花見のために誕生した武蔵小金井駅
桜に関してこんなうんちくも!中央線にある駅である「武蔵小金井駅」。実はこの駅は、花見がきっかけで誕生した駅なのです。近くには玉川上水や小金井公園という有名花見スポットがありますからね!
桜の標本木
そんな小金井公園の桜はこんな感じだ!あくまで一部であり、公園中に桜が咲いている状態。毎年、花見シーズンになると多くの客が訪れ、出店も多数出てきて賑わうのです。

おわりに

今回は東京の桜の標本木を紹介しました。先ほどもちらっと記載しましたが、その標本木に関しても保持していくのに色々な物語がありそうです。
標本木に関してはまだまだ紹介できる内容がありそうなので、今後も続編を提供していきたいと思います!

参考文献

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詳細・地図

住所 東京都千代田区九段北3丁目1−1
訪問時間 6:00~18:00
※1、2、11、12月は17:00まで
定休日 年中無休
駐車場 有料
アクセス 九段下駅より徒歩10分
電話番号 03-3261-8326
リンク http://www.yasukuni.or.jp/

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