横須賀の名物になれるか!?猿島わかめがふんだんに使われた「猿麺」をいただいた!

↑更新・取材裏情報はTwitterにて(^ ^)
今回は横須賀にまつわる食べ物の記事になります。横須賀というと、海軍カレー、ネイビーバーガー、ポテチパンとかでしょうかね。ポテチパンは結構マイナーな部類に入るかもですが。。そんな横須賀グルメがある中で、今回紹介するのはその3つのどれかではなく、横須賀グルメではあまり知られていない「猿麺」という料理です!
事前に調べていったわけではなく、たまたまお店を見つけたわけです!そんで味もおいしいし、店主さんもめちゃくちゃいい人だったので突発で記事にしました。ということで、以下で紹介していきますよ~!
本記事のポイント

・猿麺は、猿島わかめが練りこまれた特注麺を使用していて旨い!
・猿島周辺は海流の流れが早く肉厚なわかめが採れる
・店主さんはとっても親切で話しやすい方だ!!

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猿島とはどんな島?

▲東京湾唯一の自然島である猿島
猿麺を話す前に、まずは猿島に関して話す必要があるかと思います!猿島を皆さんはご存知でしょうか?この島は東京湾にある唯一の無人島で、夏などは海水浴やバーベキューをする客でにぎわう島です。
横須賀の方からは、船で数分で行けるアクセスの良さでもあるだけでなく、かつては東京湾を守る砦として、砲台などが設置されていたことから、「ラピュタのような島」的な感じでテレビでもたまに紹介される島でもあるのです。
このようなレンガ造りの建物があることで、神秘的な島として多くの観光客が訪れるわけです。猿島という名前がついているものの、この島に猿はいません。。この島には東京湾からの侵入を守るべく砲台が備え付けられていました。実際に使用されることはなかったんですがね!
その他には。兵舎や弾薬庫の他、病院や司令室も設けられ島を一周すると普段は見かけない光景を目にすることができますよ~!

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猿麺を訪問!

猿麺を訪れたのは日曜日。前日の土曜日も横須賀での取材があったため、土曜日の夜は横須賀中央の漫画喫茶に泊まり、その後に横須賀中央駅から歩いて猿麺へと来たわけです。どんな麺なのか楽しみや(*’▽’)

こじんまりとした店内

▲こじんまりとした「猿麺」の店内
店内はテーブル席2つと、カウンター席3つくらいのこじんまりした感じ。店主1人で切り盛りしており、横須賀の中心部である横須賀中央駅から歩いて10分以上はかかる場所にあるということもあってか、お店の前の人通りはそんなに多くないんですよね。
横須賀についてはいろいろと調べたりはしたものの、街歩きをして初めて知ったお店でもあり、結構な穴場のお店だと思います!
カウンター席に座ったんですが、机の上にはかぼちゃとジャガイモが置いてありますた!!インテリアとして置いているのか、その他に何か理由があるのか??
メニューはこんな感じです!もうどうせ記事を書くなら全部食っちゃいたいと思いますが、ここはとりあえず看板メニューである猿麺で!と思いましたが、せっかくなので定食を注文しました!「さるぼナーラ」がやたら気になる。いや、間違えた「さるぼナ~ラ」か!!( ;∀;)

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猿麺をいただく!

セットの中で今回私が注文したのは、タコ飯定食900円。メインの猿麺とタコ飯、から揚げ、サラダ、そしてお好みでかける天かす付き!猿麺に関しては温かいものと冷たいものがあるようですが、本日は天気も良く暑かったため、冷たい猿麺を注文しました!
▲猿島わかめが練りこまれている「猿麺」
こちらがメインの猿麺。緑色の麺が特徴的で、具材は猿島わかめ、インゲン、ネギ、かまぼこ。かまぼこには、猿島の名前から猿のイラストが入っています!うまそ~~~!
猿麺で使われる麺は、猿島わかめが練りこまれている特注の麺であるため、麺の色が緑色なんですね!この麺はめちゃくちゃコシも強く噛みごたえがあってすんごくおいしいんですよ!
このセットには、タコ飯、から揚げ、ミニサラダもついています!ミニサラダは横須賀で撮れた野菜を使用しています。ちなみに、この唐揚げが鬼のように旨かったんですが、どのようなこだわりがあるのか聞いてみたかったな~。
全体的に猿麺もあっさり目に仕上がっているからこそから揚げのコッテリ感がうまく感じるのかしら!!

猿麺・猿島わかめの歴史を伺った!

食べ終わって会計をした後に店主の方に猿麺に関して色々伺ったところ、とても丁寧に教えてくれました!
猿島の周辺は、海流の流れが速く肉厚なわかめが採れるのだそうです。昔は、60名近い漁師さんがいて猿島わかめの漁をしていたそうですが、現在は9名まで減っているんだとか。そして、収穫量は約100tほどと、東北の女川辺りに比べると1/200ほどの量と、そんなに大量にとれるわけではないため、スーパーなどでもあまり売ることはないのだそうです。
しかもそういう所で売っても、神奈川県産として紹介されてしまい猿島わかめという文言でアピールすることも難しい。そのため、この猿麺のように猿島わかめを知ってほしいということで、猿麺という形で提供しているとのこと!
▲店内で食べられるだけでなくお土産も売っている
この猿麺のお店で提供されるわかめも、猿島わかめが使われているわけですが今の漁師の中に店主の同級生の方がいるということでわかめを仕入れているのだそうです。私が訪れたのは日曜日でしたが、以前までは土曜や日曜はイベントに出店することが多く休みであったものの、現在は土曜も日曜も営業をしています。
店主は、この猿島わかめ・猿麺を死ぬまでには横須賀の有名ブランドにしたいと語ってくれました!!

猿麺がある上町商店街

▲店内から地図を持ってきて説明してくれた
今回私がこの猿麺を知ったのは、ネットで見つけたとかではなくこの上町商店街を歩いているときにたまたま見つけて気になったからなのです!!横須賀中央駅から上町商店街を通って、かつて横須賀にあった遊廓街である柏木田遊廓(かしわぎだゆうかく)跡を訪れる際にたまたま見つけたってわけですな!
そんな経緯でお店の存在を知ったということを伝えると、店主さんがこの辺の歴史に関していろいろ教えてくれることに!店の奥から地図を取り出してきて説明してくれました。店主の方は本当に親切で接しやすい方でした。
私が猿麺をかっ食らっているときも、1組みの持ち帰りを注文した方がいたのですが、その方とも笑顔で会話をしており、やはり飲食店は味も大事ですが、人も本当に大事な要素ですよね!!
猿麺があるのは上町(うわまち)商店街がある場所。この上町商店街は横須賀中央などの市街地がある場所から、平坂という坂を上り続けた高台に位置しています。今現在は地方でシャッター商店街というのが問題になっていますが、この商店街も日曜日ではあるもの結構な数の店のシャッターが下りていました。
横須賀の街は、現在人口は約40万人。今現在では毎年約1,300人近い方がこの街を離れており、空き家問題など多くの問題を抱えている街であるのです。高齢化も進み、その影響もあってこの街もシャッターが増えているんでしょうか。。。
この商店街の歴史は古いようです。昔は東海道から浦賀方面に行くには浦賀道(浦賀街道)という道を通っていきましたが、その浦賀道の一部でもあることから発生した商店街ではないかと。
今みたいに、東京湾沿いに道はなく、内陸の道を切り開いて作っていたのですね。今の横須賀付近の海岸は埋め立てにより作られたエリアなので、昔は海岸沿いを通っていたわけではなかったのです。
地図でざっと示すとこんな感じです!浦賀道は今のメイン通りである国道16号線よりも内陸の道を切り開いて作られた道になります。浦賀道は、金沢方面から内陸を通り、安針塚を通って上町商店街を通っていきます。
▲上町商店街に残る看板建築
そんな歴史ある場所に位置する商店街であることから、歴史のある建物も多く存在します。その代表例が看板建築の建物!上の写真に写っているのが看板建築になるわけですが、この様式の建物は主に関東大震災の後くらいに作られた様式で、西洋風の外観の建物です。
東京では東京大空襲などによってこの看板建築はなかなか残っていないのが現状。首都圏では、ここ横須賀や川越などでよくみられますが、東京や横浜ではあんまり見かけないんですよね。これらの建物はいつまでも残り続けてほしいな~。色々課題があるわけですが、上町商店街は今後どうなって行くのでしょう。。。

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おわりに

店主の願いの様に、猿麺が横須賀を代表するブランドになればな~と思いながら店を後にしました。横須賀に関しては、まだまだ調べる場所があり訪れる機会があるため、またお店に行こうかと思います(*’▽’)
やっぱり飲食店でもなんでも結局は人ですよね!本当に親切な店主、これからも頑張ってほしいです!!!
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詳細・地図

住所 神奈川県横須賀市上町2丁目6
営業時間 11:00~14:30(LO14:00)
17:00~19:30(LO19:00)
定休日 水曜日
駐車場 なし
電話番号 046-887-0507
アクセス 県立大学駅から徒歩10分程度
リンク https://sarumen.jimdo.com/
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