CASIOの歴史は「樫尾俊雄発明記念館」で学べるぞ!

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多くの企業が参入し電卓戦争が勃発

技術戦争が起きてより電卓は小さくなった

世界初の電気式計算機を生み出したCASIOでしたが、実は電卓(電子式卓上計算機)を生み出したのはCASIOではなくシャープ(SHARP)でした。

CASIOが次のリレー式の計算機を出そうとした時にシャープが電卓を出したため、CASIOも慌てて電卓を販売することになるのです。

さらにさらに、昭和40年代中盤ごろには電卓市場に多くの企業が参入し、一番多い時にその参入社数は40社にもなったのです。そんな競争が起こったことで、電卓はより安く、そしてより小さい商品をこぞって開発する電卓戦争に突入していったのです。

電卓戦争に終止符を打った「CASIOミニ」

その電卓戦争に終止符を打ったのが、こちらのCASIOミニでした。

これまで、計算機はデカいし高いということで会社で買うレベルでした。そのため当時は「一課に一台」と言われていたわけですが、これが販売されたことで「一家に一台」「一人に一台」という時代になっていくんですね~。

CASIOミニは1972(昭和47)年に発売され、当時の値段で12,000円。これが革命的だったのは、ここまで小さい6桁しか表示できない制約の中で12桁の計算を行えるという点だったわけです!

結局このCASIOミニは、いくつかのシリーズを出して全部で1,000万台も売れたとのこと。

スゲーな、そんな売れたんか!

そして昭和40年代の終わりのころには市場が固まってきて、CASIOが4割、シャープが4割、CANONが1.5割、残りの0.5割に残りの数十社という配分になりました。

これで、電卓市場は二社に絞られ、CASIOとシャープの技術競争となっていくのです。

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しまいには名刺サイズになった

そして電卓はとうとう名刺サイズにまで進化することになります。

これ、確か私のおばあちゃん家にもあった気がするんですよね。名刺サイズの電卓である「LC-78」です。今の時代に見るとそこまで驚きはしないかもしれませんが、当時は「ここまで小さくなったか〜」と思ったでしょうね!

今の時代だとスマホやパソコンに計算の機能は備わっていますし、関数電卓レベルの機能をもったアプリも開発されているでしょうから電卓需要って減ってるように思うんですが、、、実際はどうなんでしょうか。。

500近い特許を取得している

ところが会長はこうした電気式計算機関係以外にも、ボウリングのスコア計算だったりナビ機能のような特許も取得していて、生涯にすると500近くの特許を取得したそうです!!

ボウリングに関しては、昭和40年代にブームだったらしく会長もハマってたんですって。でも、いちいち自分たちで計算するのがめんどくさい・・というところから自動計算機能を思いついたとのこと!

ちなみにですが、玉をぶん投げてピンを倒すスポーツは「ボウリング」であって「ボーリング」では無いですよん。「ボーリング」は地質調査などで穴を掘ることになるので。。( ;∀;)

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腕時計の展示室

はい、電卓の次は腕時計です。CASIOというとG-SHOCKシリーズもあるように腕時計のイメージが強い方も多いんじゃないっすかね。

そんな時計を開発するにあたって、会長が特に意識したのが「カレンダー機能」でした。この当時、まだオートカレンダー機能を備えた腕時計は無かったのです。

なので、2月28日から3月1日になると、日にちは自動で「28→1」とはならず「28→29」となってしまうので、「29→30」「30→31」「31→1」という操作を自分で行わなければ行けなかったんですね。。

CASIO最初の時計「カシオトロン」

そこに目をつけ、オートカレンダー機能が付いたCASIO初の腕時計である「カシオトロン」を1974(昭和49)年11月に販売。ここから、CASIOの時計事業が始まったのです。

中身は作れるものの、外側のケースを供給してくれる会社がなかったんですね。探したあげく、台湾にある工場が作れるということでその工場を買収したなんて話もあったみたいですよ。

カレンダー機能を腕時計に備えたわけですが、当時、世間での腕時計のイメージというと「高価なもの」でした。高いし、一般庶民が買うものではない雰囲気だったんですね。そこで会長は、どうやって時計事業に参入しようかと考えた時に、「楽しさ」を求めたのです。

遊び心をくすぐる時計をたくさん開発

そこで、ビジネス用、アウトドア用、娯楽用などあらゆる用途で使える”オモシロイ機能”を時計に備えるんですね!

いろんな機能が時計に備わる

その結果、計算機能、温度計、ランニングの計算、ゲーム、脈拍数、辞書、電話帳機能、歩数・距離計算、自動的に電話をかけられる機能、電子コンパス、消費カロリー計算、血圧計、標高計算、紫外線が測れる機能、録音、GPS、デジカメなどなど、主に1970年代頃に、このような機能を備えた時計をたくさん販売していくわけなんですね!

標高とかランニングの距離計算はなんとなく知っていましたが、紫外線とか血圧計とか、そんな機能を持った腕時計もあったとは知らんかったな〜。

あと、スーパーマニアックな機能としては「メッカの方向がわかる」機能を備えた時計も販売してたんですって(笑)

イスラム教徒向けの腕時計っすね( ̄▽ ̄)

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ブームを起こした「G-SHOCK」シリーズ

そして続いてはこちら!

CASIOの腕時計といえば「G-SHOCK」を外すことはできないですよね!

G-SHOCKが発売される前、腕時計は「大事なもの」というイメージがあったため、「スゲー丈夫な腕時計作りましたーー!」といっても世間の反応はいまいちだったんですね。。

ところがです、日本では反応がいまいちだったG-SHOCKですが、アメリカでとあるCMが流れたことで、ブームに火が付くことになるんですね。

それがこちら。アイスホッケーのCMですよ。

スティックでG-SHOCKをぶっ放ったとしても、ヒビ一つ入らないってやつですわ。このCMが流れたことでアメリカで火が付き、人気が日本に逆輸入の形でアメリカに遅れて日本でもブームになったという背景があるんですね!

こんなに種類あるんやね

確かに流行ってたよな~~、私の友達でもG-SHOCK付けてた人結構いたし。ちょくらHPも見てみましたが、今でも新作は発売され続けているんですね!

ということで、腕時計はこんな感じっすかね!

電子ピアノも展示されている

あとは電子ピアノの部屋もありました。

会長はそこまでピアノが上手いわけではなかったため、”誰もが弾ける電子ピアノ”を意識して開発に取り組んだそうです!

この部屋に関しては特に深堀りすることなく流しますね(;・∀・)

会長が晩年過ごした仕事場

会長の仕事場

そして最後はこちら!

会長の仕事場です。この部屋も会長のこだわりが至る所に見られましてですね、、、

イタリアから持ってきた大理石

この壁にデカデカとはめ込まれているのは、イタリアから持ってきたという大理石。これだけのものを良く運んできたな。。(;・∀・)

ギリシャ神話を描いた特注ガラス

こちらはギリシャ神話を描いた特注のガラスですね。そして部屋に使われている木材は、マホガニーという高級家具に使われているもの。

会長が使用していたテーブル
1984年に受賞した藍綬褒章

以上ですかね!

今回私が予約したのは14:00~16:00の二時間。スタッフの方からの説明が一時間ちょいくらいで、残りの時間で写真撮影をしたりスタッフの方に追加質問をしたって流れでした。

二時間だとあんまり写真撮ったりする余裕はないか~と思っていたものの、割と余裕ある感じでよかったっす!

おわりに

凄く勉強になる博物館だった

今回は予約者が私一人だけということもあって、スタッフの方と色々話すことができてラッキーでした(*´▽`*)

ここは場所柄から住民や役所の方々に相談して、日曜日は辞めてほしいとか不特定多数の人が押し寄せないようにという配慮があって予約制にしているとのことです。普段は土曜日や祝祭日などを月2日ほど開放してはいたようなんですが、新型コロナウイルスの影響で今は平日のみとしているんですって。

そのため、サラリーマンとか働いている人にとっては 難易度が高いかもしれませんが、スタッフの方が細かく解説してくれますし、面白い発見がたくさんある博物館なので、機会があればぜひ訪れてみて下さいね~。

ではでは~~

参考文献

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詳細・地図

住所 東京都世田谷区成城4丁目19−10
開館時間 09:30〜17:00 ※HPからの予約が必須になります
休館日 HPをご参照ください
駐車場 なし
電話番号 03-3634-1055
アクセス 成城学園駅より徒歩約15分
リンク https://kashiotoshio.org/

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