八角形の塔が見所の「旧弘前市立図書館」が素晴らしかった!

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こんちわっす!

日本中の知られざるスポットを取材してブログにしている『知の冒険』。今回も、前回、そして前々回に続いて青森県の博物館を紹介するんですが、それは「旧弘前市立図書館」っす。

この建物は1906(明治39)年に建てられた近代建築であり、とにかく建物が素晴らしいんですよね!

展示物はかなり少なめということで、建物自体が展示物といった感じの場所ですし、解説も少なめだったので、今回は写真中心で紹介させていただければと思います~~(*´▽`*)

本記事のポイント

・弘前市の名棟梁である堀江佐吉による設計
・建物は無料で開放されており、サッと見ると数分で見終える
・二階からは、日本百名山にも含まれる岩木山が見える

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双塔のドームが特徴的!

ということで、今回紹介するのはこちらの旧弘前市立図書館!!

いや~もう外観だけでご飯何倍も食えるほどの魅力的な建物っすよね。白い壁に赤い屋根、その合間に緑色が垣間見えるという色合いがたまりませんし、両側にそびえ立つ八角形の塔が素晴らしい。

訪問した日は凄く天気も良かったので、写真を撮る手も止まりませんわ!

こちらは屋根窓

この建物は、1906(明治39)年に建てられ1931(昭和6)年まで市立図書館として利用されていましたが、払い下げられた後は市内の富野町に移築し、下宿として利用されていました。

こんな建物に下宿していたなんて、何と贅沢な(*´▽`*)

そして、1990(平成2)年に、市制施行100周年の記念施設のひとつとして現在の場所に移築・復元されています。

外観がとにかく素晴らしかったので、無駄に後ろからもパシャリ!

ここが入り口。看板が右から左になっているのが、戦前に書かれたことを現しています。

スリッパは、閉校した小学校のものが使われていました!

館長室・婦人観覧室を探索

入り口に入ると、早速一階の内部が姿を現しました~。

ここは入館が無料。そして、一応スタッフの方は正面の事務室にいらっしゃるみたいですが、よほどのことがないと出てこないみたいっすね。。ということで、無料で開放されてるから勝手に見ていってください的なスタイルでした!

入っていきなり現れる、このクネッとした階段がなんだか気になるわけですが、まずは一階を見てからこの階段を上るということで、まあ後で!!

館内はこんな感じ!

この建物は三階建てになっていますが、立ち入りできるのは二階まで。建物自体はそんなに大きくなく、サッと見ると数分で終わってしまうという感じでしょうか。。

では、一階から順に紹介していきますね!

まずは館長室から行きますか!

中はこんな感じ。館長さんが使っていたとされる机と椅子がありますが、これが本物か当時を再現するために用意されたものかは不明。。

壁には、歴代館長さんの写真が掲げられていました。全部で四名が務めたみたいです。

初代館長(一番左)の髭がやたらと印象的ww

館長室の次は、反対側にある婦人閲覧室へ!

ここは婦人閲覧室。

ひとつひとつの部屋に関する解説は館内に無かったですが、ここは婦人の方が本を読むための部屋ってことでしょうか??

婦人閲覧室の部屋には上げ下げ窓、そして椅子と机があるだけで資料的な展示物は無かったっす。

この椅子に座って、婦人方が本を読んでいたんでしょうか??

しかし、現代の図書館とは建物の造りが違い過ぎて、ここが市立図書館だったってのがちょっと想像できない。。

図書館にある図書室

婦人閲覧室の隣には、図書室があります。

こちらもちょっとした棚と少し大きめな机、あとは二つの椅子があるくらい。今の図書館って大きな部屋に本棚がたくさん、そして受付とか机があるって感じですが、この図書館の建物って、こうした小さい部屋が数部屋あるって感じなんですよね。。

一つのフロアも小さいし、すぐに席も埋まっちゃいそうな気がしますが、昔はどんな雰囲気だったんでしょうか?

ちなみに、この椅子は師団司令部で使われていたようで、脚をよく見ると「弘前師團司令部」の文字が刻まれていました。

という感じで、ササッと一階にある三つの部屋を覗かせていただきました。最初にも書いたように、展示物が多いわけでもなく解説もわずかであるため、普通に見ると数分で見終わってしまう感じですね!!

ということで、一階はこのくらいにして、このクネッとした階段を上っていくことにしましょう!!

手摺りには擬宝珠がありましたわい

階段を上ると、こんな光景が現れます。双塔の二階に見られる上げ下げ窓が素晴らしいっすね!

岩木山も垣間見える二階

二階のメインの部屋ですかね

階段を上って早速現れるこちらの部屋は、普通閲覧室。二階には普通閲覧室と特別閲覧室があるのですが、普通と特別ってどう違うんでしょうかね~??

昔は閲覧だけだったのか、本棚も周辺の壁にあったんでしょうか?

その辺、今考えたら当時は各部屋がどう使われていたのか、事務室のスタッフの方に聞けばヨカッタ・・(;・∀・)

部屋の真ん中には何か資料が並べられているようですが、、、

地元出身だったり、地元をテーマにした小説とかでしょうか?

そんな二階には、評議室という部屋がありましてですね、、、

普通に閲覧室っぽくなっていました。天井に吊るされた灯りが凄〜くシャレオツに見えます。

今はこんな感じになっていますが、一応評議室ということなので、当時はここでいろんな話し合いが行われてたと思うんですが。。

素晴らしい岩木山だ・・

ちなみに、窓の外からは雄大な岩木山が姿を見せていました。今は建物と建物の間に見える感じになってますが、当時はこんなに建物もなかったでしょうし、全体が見えてたんじゃないっすかね~~?

これは下駄箱ではありませんww

あと、こんなのもありました。雑誌とか本を収納する棚っすね。

二階にはもう一つ部屋がありまして、最後はこちらの特別閲覧室へ!

部屋はこんな感じになっていて、何かの映像を鑑賞するための部屋となってるみたいですが、映ってなかったのでよくわからんかったっす。。

という感じでこれで一応館内の部屋は、見れる場所は全て見たって感じっす!

滞在時間は10分ちょいだったですかね。。普段博物館では、展示や解説をウルトラじっくり見るため、少なくとも二時間近くは滞在する私ですが、今回は珍しく速攻での鑑賞となりましたわ!

まっ、たまにはこういうのも良いっすかね。とはいえ、これだけで終わるのは寂しいので、軽~く弘前の近代建築を紹介して記事を終えようかと思います。

魅力的な近代建築が多い弘前

という感じで、今回は旧弘前市立図書館の建物を紹介したわけですが、それ以外にも弘前市にはたくさんの魅力的な近代建築が建ってるんですね!

まだまだたくさんあります。私は弘前に2022年5月のGWに訪問して、2日ほどかけてひたすら近代建築を鑑賞しまくってきました。

でも、、それでもすべて見切ることは出来ず、また機会を見てなかった建物を訪問しようと思ってます。とはいえ、神奈川からだと青森は遠いんすよね。。

青森銀行記念館も素晴らしい外観

今回紹介した旧弘前市立図書館は、弘前市の名棟梁・堀江佐吉によって設計された建物。上の写真の青森銀行記念館も同じく堀江氏によって設計されたわけですが、こちらは以前訪問して記事にしているので 、この記事も一緒に読んでいただければ嬉しいっす(*´▽`*)

そして堀江佐吉による建物というと、その他には、、、

太宰治の生家「斜陽館」

こちらの五所川原市にある太宰治の生家も設計していたりします!!

ここは、前々回の記事でも紹介していますが、明治40年に建てられた和洋折衷の本当に素晴らしい建物となっております!

という感じで、旧弘前市立図書館以外にも弘前周辺には見所満載な建物がたくさんあるんですよ!

青森県ってなかなか訪問しにくい場所ではありますが、こういう建物に興味があれば、ぜひぜひ足を運んでみて下さいね~~

おわりに

はい、以上になります!

今回の旧弘前市立図書館は、建物を見るって感じで解説も少なかったことから、記事もパパっと紹介するって感じにしました。

とはいえ、まだまだ弘前市には素晴らしい近代建築がたくさんありまして、今回の訪問でたくさんの建物を鑑賞して来ているので、これからもほかの記事と合わせて弘前のいろんな近代建築も引き続き紹介していければと思ってます~~。

ではでは、また次の記事でお会いしましょ~(*´▽`*)

参考文献

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詳細・地図

住所 青森県弘前市大字下白銀町2-1
入館料 無料
開館時間 10:00~17:00
休館日 年末年始(12月29日~1月3日)
駐車場 なし
電話番号 0172-82-1642
アクセス ・JR弘前駅より徒歩30分 弘南バス「駒越線」
・「茂森新町線」市役所前下車・徒歩1分
リンク http://www.city.hirosaki.aomori.jp/gaiyou/shisetsu/kyuutosyo.html

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