鎌倉駅前の近代建築「ホテルニューカマクラ」は産婦人科だった!?

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かつては産婦人科だった!?

前のページでホテルニューカマクラの館内をひたすら紹介しましたが、この建物、いったい現在までにどんな過去を経てきたのでしょうか??

スタッフの方に聞くと、ここは戦後は米軍に接収されてカフェーになったり、産婦人科だった過去もあったとのこと。ということまではわかっているそうなのですが、それから今までどんな過去があったのか、あとは、いつから現在のようなホテルになったのかなど、わかってないことが多いそうなんですね(;・∀・)

建物の解説が書かれた看板

そもそも、現在の建物が建つ前である1923(大正12)年の関東大震災以前に時を戻すと、この地には文人たちが訪れる料亭・貸別荘(平野屋)があったそうです。

そしてその平野屋のひと棟には、文豪の芥川龍之介が、そしてその隣には岡本かの子一家が滞在していました。この”岡本かの子”というお方、最初は誰だか分らなかったのですが、スタッフさんから聞いてビックリ、あの芸術家の岡本太郎さんのお母さんだったんですね。

岡本かの子さん、幼い頃の岡本太郎を柱にくくり付けて創作活動に打ち込んだとか、愛人を二度も家庭に同居させたとか様々な逸話が残る女性。

芥川龍之介を間近で観察し、そのときの交流を書き記した『鶴は病みき』という小説を出して彼女は小説デビューを果たしてもいます。

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関東大震災後の鎌倉駅前

そんなドラマがあった平野屋ですが、9月1日の関東大震災によって一面が瓦礫(がれき)の海となってしまい、その翌年の1924(大正13)年に、当時はほとんどなかった西洋風のホテルである「山縣ホテル」として建てられました。

その後は、どういったいきさつがあったかは不明なものの、山縣ホテルがある一帯を縁あって買い取ったのが日本橋で呉服問屋をしていた西村さん。この西村さんのお孫さんが現在の社長さん(かな?)だったはず。。

住宅地図をたくさんコピーしてきた

ということで、ここで必殺アイテムの住宅地図の登場です。

戦後から今までどんな過去があったのかを調べるために、近くにある鎌倉図書館に直行して様々な年代の住宅地図を漁ってみることにしたわけです。

そんで一番古い住宅地図としては1959(昭和39)年のものがあったので、そこから数年ごとに調べてみると結構面白いことが分かったんすね!

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鎌倉市明細地図(1959)

まずは1959(昭和39)年の地図を見ると、この時点で既に沢井産婦人科だったことがわかります。

スタッフの方によると、この建物は山縣ホテルとして開業したものの戦争が始まると富士飛行機の寮となったそうです。そして戦後は米軍に接収されてカフェーとなったようなのですが、そこからの詳しい詳細は不明であるため、果たしていつから沢井産婦人科だったのかに関しては謎っすね~~。。

色んな過去があったようだ

そんで、それ以降の変遷はこんな感じでした!

1959年の時点では産婦人科だったわけですが、色々地図を見ていると産婦人科だった時期は結構長かったようで、1970年の時点でもそうなってますよね。そんで、1988年になると突然「貸ギャラリー」に変貌。ギャラリーってことで絵やら美術品やらを展示してたんですかね~。

その後は10年ほど民宿だった時期もあったようで、その後の2003年頃から現在のホテルニューカマクラになったようです。民宿というのがどんな感じのものだったのかはよくわかりませんが、今のような宿泊施設として営業しだしたのは平成になってからなんですね~。

ということで、この建物の変遷をまとめると以下になるんですかね。

ホテルニューカマクラの変遷
1924年~1941年頃
山縣ホテルとして営業
1941年頃~1945年頃
富士飛行機の寮になる
1945年頃~???
アメリカンスタイルのカフェーとして接収
???~1988年頃
沢井産婦人科
1988年頃~1998年頃
貸ギャラリー
1998年頃~2003年頃
ニューカマクラインという民宿として営業
2003年頃~
現在のホテルニューカマクラとして営業

ということで、かなりいろんな変遷を経て現在のホテルになっているんですね。1924年に建てられて100年近い歴史がある建物ではあるものの、その半分近くは産婦人科だったというのはちょっと意外!!

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私の子供はここで産まれた!

いろんな方が泊りに来る

色んな歴史を聞いた後、今度はホテルニューカマクラの現在の話へ!

鎌倉駅前という観光地に位置するこのホテル、現在のお客さんでいうと、私のように建築好きの方、インスタ映えを狙った女性、あとは素泊りのホテルということで工事関係者の方々も泊まられるなど様々な方が泊まるそうです。

あとは外国の観光雑誌にも載ってからは、座禅をしに外国人客のグループが泊まりに来ることもあるようです。

とは言ってもですよ、2020年の2月頃からは新型コロナウイルスの影響でお客さんも減り、私が宿泊した日も土曜日と言うことでいつもはそれなりにお客さんは泊まりに来るらしいのですが本日は数組のみ。

小町通りなんかも、アジサイの時期は人混みが激しいのが毎年のことなのですが、きょうはやっぱり少なかったんですよね。。

駐車場は貴重な収入源

そんな感じでホテルの宿泊客は減少しているものの、建物の前では駐車場もやっており、月極の方がいるだけでなく観光客の方が停めにも来ることから、こちらは結構良い収入源になっているそうです。

そしてちょっと面白い話がありましてね、先ほど「ホテルニューカマクラは昔は産婦人科だった」と書きましたよね。んで、駐車場に車を停めに来るお客さんの中には、「私の子供はね、ここで産まれたんですよ!」っておっしゃる方もいるんですって( ̄▽ ̄)

なんだかほっこりすると言うか、すごく歴史を感じますよね!!

あと、ちょっと気になったのはホテルニューカマクラの運営母体について。

スタッフの方がおっしゃるには、このホテルは「株式会社ニューカマクラ(https://www.navida.ne.jp/snavi/page.asp?id=2654)」が運営しているとのこと。ホテルと駐車場、あとは質屋さんも運営しているそうで結構手広くやってるんですね~。

夜も見栄えありますね!

チェックインを済ませてから、スタッフさんとは一時間くらい話しましたかね。その後は、ちょっと大船に出掛けたり銭湯に行ったり、あとは昔バイトしていたファミリーマートに行って店長に顔出しに行ったりと用事を済ませた後、ホテルに戻ってブログを書き続けましたよん!

その後、ブログを書きながらそのまま寝落ちしてしまい、朝を迎えたのでした。。

おわりに

泊まりに来て良かった!

以上ですかね〜〜!

間違って二人部屋に宿泊しちゃったりしましたが、スタッフの方が親切で本当にいろんなことを話してくれましたし、昔から気になっていたホテルだったので今回止まれて本当に良かったです(°▽°)

まぁ〜鎌倉だったら東京・埼玉・千葉ら辺でも日帰りで帰れるのでわざわざ泊まる必要はないですけども、建物好きにはたまんないホテルだと思いますので、気になった方は、ぜひ泊まりに行ってみて下さいね!

私も、また鎌倉散策しに行った時には泊まりに行こうかな。

ではでは〜〜

参考文献

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詳細・地図

住所 神奈川県鎌倉市御成町13−2
駐車場 無料
電話番号 0467-22-2230
アクセス 鎌倉駅から徒歩5分ほど
リンク http://www.newkamakura.com/

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