【日本最後の桃源郷】旧来の形式を残す男の楽園「宝山寺新地」の内部事情を突撃取材した!!

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旅館に突撃取材をした!

▲今回話を聞かせていただいた旅館
そんで、せっかく宝山寺新地を訪問したわけで現地の取材をしないで帰るわけにはいかないということで、頑張って突撃取材してみました!どの旅館に取材したかは控えますが、宝山寺新地のことを尋ねると、旅館のお母さんは色々と話してくれました。
お母さんは、上でも書きましたがもともとは宝山寺で働いていたとのこと。今働いている旅館は親戚がやっているということで働かせてもらっているようです。というのも、お寺よりもこっちで働いた方が楽しいとのこと(*’▽’)

宝山寺新地の今とは・・

宝山寺新地は、2時間の休憩と宿泊の2システムがあるとのこと。2時間休憩は27,000円で、宿泊は41,000円とのこと。そしてそのシステムは、他の場所ではない形式であり、女性と混浴に入り、その後部屋に戻っていろいろした後、最後混浴に行って終了するという形式。
風俗営業で混浴に行くというのは、おそらく日本ではここにしか残っていない形式かと。しかも、混浴風呂は1つしかないため、他のペアとバッティングすることもあるわけです。混浴に入ったことある人は現代では少ないと思うので、これはちょっと恥ずかしいかもですね。。
何はともあれ、実際の旅館でというのが面白い。いわゆるホテルのベッドではなく、敷き布団な訳ですからね。「うちはね、お布団も3年に一度くらいの割合で新しく取り換えているのよ」というように、館内は私が話したお母さんによって綺麗に維持されているようでした。
ここの旅館からは、どこもそうかもしれないですが奈良盆地の景色を一望できます。この生駒山周辺は、奈良県側もそうですが、大阪側も夜景の名所として知られています。ただの旅館だけでなく奈良盆地の景色まで一望できるとは何ともありがたい。。泊まりだと部屋から夜景を堪能できるわけですね!!

宝山寺新地に来るお客さんとは??

お客さんは、意外に20代や30代の方も見かけるとのこと。ただ、高齢の方も多く中には80代の方もいるそうです。ただ、これはもうソー〇ランドやホテ〇ルでも聞く話で、若い女性と会話を楽しみながらというのは色々な場所であるということで、ここだけの珍しい話ではないのかなと。
あと、ここは旅館ということもあり宿泊部屋だけではなく宴会場も用意されているんですね。昔は個人という形ではなくて、宴会というか接待という形でここに来る方も多かったとのこと。
その他には、父親が子連れでここに来て、芸妓さんに子供を見てもらっている間に遊ぶとかなんて話も。そして、数年経った後にその子供の世代の方が訪れて「「そういえば、小さい頃にここに来て芸妓さんに遊んでもらった覚えがありますよ〜」なんて話す方もいたりしたそうです。昭和っぽい話や。。

需要過多状態で極度の女性不足・・

▲宝山寺の参道からは奈良盆地の景色が一望
「1日にお客さんはどのくらいくるんですか?」という私の質問に、暗い顔つきで答えるお母さん。そして、「もうね、おそらく今年で最後になると思うわ・・」という回答が帰ってきました。。
というのも、これは以下で詳しく説明しますが今現在宝山寺新地で働く女性はわずか10人だけのようなんですね。そして、2時間制ということで回転率も良くないわけです。お客さんはというと、結構訪れる方は多いようです。
そのため、お客さんには待ってもらったり、その日は断ってしまうことも多いそうです。多い時には、もう今日は女性がいないということで10人近く断らざるを得ない状態の日もあったという。

延長料金が最大のネック!!

▲日本最大のちょんの間街である「飛田新地」
「もうね、女の子も新しい子が入ってもすぐ辞めちゃうの。だって飛田新地とか行った方が稼げるでしょ!ここはね、割に合わないのよ・・」
宝山寺新地の料金システムは、2時間で27,000円。今の風俗は30分制とかはザラにあり、飛田新地なんては15分というこれ以上短くはできないほどの短時間システムな訳です。ここの料金の27,000円の内訳としては、女性が12,000円、宿が10,000円、置屋が5,000円とのこと。
で、ここまではいいとして問題は延長料金なんです。延長料金は、なんと1時間で4,000円!!
何でこんなに延長料金が安いのかは不明ですが、このせいで結構延長するお客さんが多いそうなんですね。。お客さんがひたすら延長しまくると、女性だって宿だって儲からないし、待っていたお客さんをさらに待たせなくてはいけないし。
▲料理組合の旅館「吉乃家」
ただ、この料金システムは昔からなため、なかなか変えることが難しいそうなんです。というのも、この形式は宝山寺新地全体の問題であり、他の宿共通の料金システムなんですって!!そのため、延長料金を変えるためには周辺の宿と取り決めをする必要があるため、料金を変えることはそう簡単にはいかないとのこと。
言ってしまえば、「昔からのシステムを残している」とも言えれば「昔からの料金システムを変えられない状態」とも言えるのかと。そんな背景があり、女性の中では延長を断る子もいるそうです。

宝山寺新地で働くのはどんな女性??

ここは、形式が古いということもあってか働く女性も年齢層は高いとのこと。お母さんは「そもそも今の子は喋ることができないでしょ!ここは2時間もあるからお客さんと喋る必要があるのよ。だから、若い子には向かないわよね。。」とおっしゃってました。
▲日本最大級の遊郭街だった吉原遊郭跡
歴史を遡ると、江戸時代の吉原遊郭なんかはお金持ちしか遊べない場所だったため、いわゆる格式高い方が訪れるような場所だったわけです。そのため、そのようなお客さんと対等に接することができるように、女郎さんは教養を得ていたわけです。
ただ、そこから時代が進んで様々な形式の風俗が誕生して、サービスの時間もどんどん短くなり、さっと性欲を満たすために改良されていきます。女性たちも、今現在は若い子はソー〇ランドではなくホテ〇ルやデリ〇ルで働く子が多いと聞きます。
そんな背景があってか、宝山寺は10年ほど前だと20代から50代くらいまで幅広くいて、全部で50人くらいは女性がいたとのこと。ところが、今現在は10人しかいなく、それも年齢層は40代以上のみ。30代の子は最近2人ほどいたそうですが、辞めてしまったという。。
▲堺市方面にある、若者で賑わう信太山新地
若い子は入っては来るものの辞めてしまう子が多いため、長年やっている方が残り続ける感じだという。あとは、大阪に行けば飛田新地や松島新地、信太山新地など稼げる場所がありますもんな〜。そんなこともあって、新しい子を入れることは結構大変なのは納得!!

外国人は一切お断りしている!!

その他には、外国人の対応について。で、ここでは外国人は一切お断りとのこと!!
というのも、ここの形式は一番短くても2時間。いわゆる、会話をすることも大事な要素であるため、日本語がわかる方でないと対応もなかなか厳しいということが背景にあるそうです。まぁあとはマナーの問題とかね。。
▲中国の方が買い取ったという宿泊施設
で、なんでここに外国人の方が訪れるのかというと、ここの近くには中国人の方が買い取った旅館があり、そこに中国人観光客の方がたくさん宿泊してくるとのこと。そこから、中国人の方が来客してくるんですって(⌒-⌒; )
上の写真の「パインツリーホテル」というホテルは、中国人旅行者専用の宿泊施設なんですって!!

女性がスタンバイしている置屋とは??

女性がスタンバイしている置屋に関しても教えてくれました!ってか、基本的に話せなんでも教えてくれました。こういう業界って、なかなか話を引き出すのにいろいろ気を使ったりするものなんですけど、今回話したお母さんは話し好きなのか知らないですけど、めっちゃ話すんですよね( ´ ▽ ` )ノ
置屋はいわゆる女性の待機所のこと。置屋という言い方だからややこしいかもしれませんが、いわゆるアパート。部屋の中には炊飯器やテレビもあるため、お昼ご飯はご飯を炊いたりして食べたりするんですって!!あとは、そもそもそこに泊まり込みの子もいれば、出勤の時に待機するだけの女性もいればと形態は様々とのこと。
置屋は2箇所あるらしく、1箇所は大体の場所を教えていただきました。行ってはないけど。。
ここへは女性たちも麓から宝山寺へあがって来る必要があるわけですが、コミュニティバスを使ったりタクシーを使ったり。皆がケーブルカーで登っているわけではないようです。

おわりに

▲料理組合の旅館「やまと」
ここは凄かった!本当に、ちょっと別世界に来た気がしました・・。今回話をしてくれたお母さんは、「もう今年が最後かもね、ネットにもそう書いておいてちょうだいよ!!」とまで言っているほど、この形式を維持するのは厳しい状態だという。
きっとここでは多くの男性が、様々な夢を見るために訪れていた楽園だったんでしょうな。今も多くの形式の風俗(VRを頭にはめるやつとかww)が誕生し、昔と違って女性との会話を楽しむことはすっぽかされてテクノロジーに乗っかって性欲をサッと満たすための形式におきかわりつつある気が。。
そんな現代でもまだ残っている宝山寺新地。きっと今の代の方が辞めたらここも消滅してしまうでしょうね。今回は宝山寺新地の現状を中心に書きましたが、続編としてここの歴史や周辺店舗への聞き込みをして情報が出て来ればその辺をまとめて記事にしてみようかと思いますm(_ _)m

参考文献

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詳細・地図

住所 奈良県生駒市門前町12付近
アクセス 生駒ケーブルカーの宝山寺駅から徒歩2分
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