日本丸という人気万能薬を製造していた「岩尾薬舗日本丸館」とは!?

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たくさんの製造道具

前のページでは背景を色々説明してきたので、このページでは館内にあるいろんなものを紹介していきますね~~!

まずは、日本丸を製造する際に使用していた、いろんな道具たちです。

動力用製丸器

まずこちらは「動力用製丸器」というもの。

これは江戸時代後期に富山県の業者によって考案されたもので、この器械をつかうことによって重量のばらつきが少なく大量生産が出来るようになったんだそうです。

ハンドルをグルグルと回していくんでしょうな~。

計量に使用したさおばかり

その天井に吊るされているのは、さおばかりですね。秤(はかり)ですね。

今のようなデジタルの計りが無かった時代は、目盛りざおにつけた紐を支点として棹(さお)の一方には図るものを付けて、もう一方の重りを動かして棹が水平になった時の目盛りで重さが分かるというもの。

昔は便利でなかった分、いろいろ工夫していたんですね。

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この辺はいろいろ擦るやつかな。いろんな原料をひたすら擦っていたんかな??

製薬中に使っていた「防毒マスク」

こんなものまであありました。と言っても、サリンみたいなヤバいものを作っていたわけではないっすwww

日本丸の原料の一つである蟾酥(せんそ)には。強心・利尿作用があることから使用していたとか。

蟾酥とは、ヒキガエルの耳腺や脂肪腺からの分泌液を小麦粉で練り乾燥させたもの。ん~~この辺は難しい。。

一旦保存しておく「保存がめ」

これは中国製のがめ。

写真の説明にも書いてあるように、製品は一旦このがめに保存して、岩尾家の仏壇で供養をしてから製品包蔵して販売していたようです。

前のページでも動物供養の様子の写真を載せましたが、それは製品にする前に行う儀式だったんですね。

いろいろぶら下がっとる

そしてこれは何だ??

なんか靴下でも干してあるかのようにぶら下がっとりますが、これらは製薬に関する記録類かな??

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レトロ感満載の薬品室

調剤室を拝見

道具類を紹介したところで、今度は薬品室の中を覗いてみることにしましょう!

こちらの棚には、何だか調剤に使いそうないろんなものが並べられておりました。

お~~この辺は、昔懐かしい薬がたくさん並んでおりますね。

岩尾薬舗では、製造していたのは日本丸でしたが薬局としてその他の薬も販売しておりました。それらも展示されているって感じですね。

製品だけでなく、こういう説明書き的なものもありました。昔のものを見ると見入ってしまいますわ。

いまいち何の薬だかわからん・・
これはマスクらしい・・
オーケーミルク
染料に関する資料

こちらは染料に関する資料ですね。

まぁ調剤室の中はざっと紹介するとこんな感じでしょうか。

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見事な造りの座敷

ほいっ、続いてはこちらの座敷です。

薬品室や日本丸の製品が展示してある建物の奥に行くと座敷が現れました!!

この母屋の二階にある座敷は、明治後期の建築で広さは二十四畳。

座敷に上がることができなかったので、廊下からボケ~~と眺めることしかできなかったですが、細かい部分とか近づいて見たかったな~~。

控えの間

こっちは。控えの間で広さは8.5畳。私の家は7.5Kなので、うちのリビングより広いww

24畳の本座敷

襖の絵が風情あっていいっすな~。この絵は屋号だった「岩尾古雲堂」にちなみ緊迫で雲が流れるように描いているんですって。そして欄間も風を通せるように回転できるようになっているんかな??

この本座敷の四隅を見てみると明かりがつけられていますが、これは天井板を傷つけないために隅に間接照明を設置しているとのこと。ここでは取引先の方々を迎えるなど商談に用いたりしたんですかね~。

まだ部屋があった・・

以上で全部見たかと思ったんですが、まだ「隠宅」という部屋がありました。

ちょっと進んでみましょう~~。

さらに進む・・
昭太郎の隠宅

おお~ここが隠宅ですか!

ここは江戸時代末期から明治初期に作られたそうで、十五代の昭太郎の部屋だったそうです。

私が訪問したのは2019年4月ということもあり、こどもの日が近いことから「端午の節句飾り」の展示が行われていました(*’▽’)

いろいろ並べられていてとても見ごたえあり。普段は何も展示してないんかな~~。

という感じで、岩尾薬舗日本丸館の説明は終了!!

おわりに

はい、以上になります!

日本丸と言われても、昭和40年代で生産がストップしているため60年近く昔の話なんですよね。なので、実際にこの薬にお世話になったって方は、今の時代にはなかなかいないでしょうね。。

私のおばあちゃんとかは飲んだことあったんでしょうか、、というかもしかしたらお婆ちゃん家を探したら出て来たかも、、とかちょっと思いましたけどね。

日田は場所的になかなか訪問しづらい場所ではありますが、気になった方は寄ってみてくださいな~~!

参考文献

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詳細・地図

住所 大分県日田市豆田町4-15
営業時間 10:00~16:00
入館料 大人350円、小中高生250円
休館日 春の一般公開 2月15日~5月  秋の一般公開 9月~11月
駐車場 なし
電話番号 0973-23-6101
アクセス ・日田インター口より車で5分 ・日田駅より徒歩15分
リンク http://www.iwaoyakuho.com/

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