三崎港に残る元遊廓「旧金田楼」に突撃取材!

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北條館の二階にある大広間

はいはい、ではこちらのページでも引き続き北條館の館内を紹介していきますね~!

二階の廊下

前ページに引き続き、二階へと上がっての散策です。

良い青色っすな

廊下にはこんな造りが見られましたが、海が近いということでこんなのを作ったんかね~~。木造の建物ということで茶色が目立つ中、突然のディープブルーは刺激強すぎるぜ!

二階の部屋はこんな感じ。この辺は至って普通のレトロな旅館って感じですかね。

鳥が飛ぶ様子が美しい
さらに奥へと進む

さらに奥へと進んでいきます。ここに来ると、廊下の床が石状になって、昔の雰囲気を助長させていますね。

この廊下の横にあるのが大広間。ちょっと覗いてみましょう!!

45畳の大広間

大広間の内部はこんな感じ。

結構広々とはしていたものの、スピーカーくらいしか置いてませんでした。。賑やかだったころはここで芸者さんをあげてドンチャン騒ぎが繰り広げられていたんだろうか。

という感じで、北條館の中を紹介してきましたが、遊廓の建物から大改修した部分はここまで!

次からは、遊廓の名残を残す部分の内部を紹介していきます!

遊廓時代の旧金田楼内部

では、ここからは遊廓時代からの建物の内部を紹介したいと思います。

左側が遊廓時代の建物

先ほども何枚か外観を載せましたが、遊廓だった名残りが残るのは外から見ると上の図で表した赤線を引いた左側の部分ですね。こうみても、左側がやけに古いことがわかると思いますけども。。

雰囲気が残る廊下

その内部はこうなっていました!!

いや~~ちょっと写真ではインパクトが半減するかもしれないですが、凄く時代を感じる内部でしたよ。この北条遊廓跡に来たのは確か三度目。二回とも、「この建物の中は凄いだろうな~」と思っていたんですが、まさかこうして見学ができるとは、、本当に、ご主人さんには感謝です。

凝った造りが見られますでしょ

部屋は、四畳半くらいの大きさの部屋が6~7部屋ほどありました。そのうちのいくらかの部屋には、上の写真のように二重の扉になっていて、廊下に近い方の最初の扉はとっても粋な造りになっていました。

優雅な鳥の姿が彫られていた

こちらでは素材として竹が使われていて、木の部分には小鳥が羽ばたいている絵が彫られていますね。これは絵になるわ。本当に、今の時代まで残っていてくれて感謝です。

こちらには竹が彫られていますし、、

桜の花びらが彫られている

こちらには桜の花びらが彫られていました。そしてこの扉に使われている素材なんかは、本当に見るだけで絵になりますよね。間に使われている素材も桜だったんかな~。なんか丁寧に触らないと折れてしまいそう。。(;・∀・)

櫻の間だった

そんなこちらのお部屋は「櫻の間」でした。

ちなみに部屋はというと、結構雑然な状態。ご主人さんでもこの部屋に入ることはほとんどないそうで、いろんな荷物置き場というかちょっとした倉庫状態になっている感じです。

とはいうものの、欄間に使われている素材を見ると、やはり見栄えはするな~~。

こっちの角度からもかなり味がありますね。

とはいえ、ブログを書いてて気付いたんですが、こんな時代を感じる部屋にユニクロの袋が置いてあるのが何かオモロイ!!

結構ガタがきてるな・・

そしてこの部屋、天井を見上げると結構やべぇ光景が広がっていて、天井がブチ破れております。。雨が降った日には雨漏りもするそうで、なかなか笑えない話のようです。。

元遊廓、頑張れ!!

富士山が浮かび上がる

こちらは富士山をイメージしたものかな~。向こうからの光によってこうして浮かび上がるのは絵になりますな!

この造りは、数か月前に取り壊しになった奈良県の洞泉寺遊廓にあった山中楼にも同じようなものがありましたよ。

以上で館内の見学は終了。他にも幾らか写真はありますが、ネットに載せるのはこのくらいで!!

金田楼の入り口も残っているヨ

館内を見学させていただいた後、再び外に出てご主人さんと少し談笑を。その話の中で、「そういえば遊廓の時代からの入り口がまだ残っていますよ、見ますか?」と教えていただけたので、もちろん見させていただくこととなりました。

遊廓時代の入り口

それがこちら。

おお~~確かに雰囲気ありますね。両側には超巨大な御影石が建てられているわけですが、こんなデカイ石、どうやってここに建てたんですかね??

上部にはアーチみたいのがかかっていたんでしょうかね。んで、この光景を見てパッと思い浮かんだのが、山口県萩市の弘法寺遊廓にあった芳和荘。

山口県萩市の元遊廓『芳和荘』

今から一年ちょいくらい前に宿泊したこちらの旅館ですが、この元遊廓旅館にも入り口の両側には巨大な石柱があって、こんなアーチが掲げてあるんですよね。

金田楼の入り口も、こんなんだったんかな~~。

ありがとう、北条遊廓

日も暮れてきたし、今晩は老舗割烹旅館『三崎館』に宿泊するということでそろそろチェックインしに行こうとということで北条遊廓跡を去ることに。

今はとても閑静なエリアですが、昔はさぞ賑やかだったんでしょうね。そんな昔の光景を想像しながら後にしました。。

おわりに

また、訪問しに行きます!

以上になります。

いや~~、しかし本当に今回訪問できてよかったっす!!

最後には、ご主人さんと連絡先の交換をして「また、聞きたいことがあればいつでも連絡してくださいね!」と言っていただきました!

マジで神(*´▽`*)(*´▽`*)

今回は1時間30分くらいじっくり話をさせていただけたものの、まだ聞き足りないことがあり、あと建物の中も取り損ねた場所があったりしたので、また時期を見て訪問しようと思っています!

ではでは、今回はこのくらいで。

参考文献

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詳細・地図

住所 神奈川県三浦市諏訪町4
アクセス 三崎港のバス停から徒歩で約10分

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