みなとみらいには本物の北朝鮮の工作船が展示されている!

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博物館が誕生した背景

では、早速この博物館がどのような経緯で誕生したかに関して紹介していきたいと思います!

本物の北朝鮮工作船

この博物館が誕生したのは2004(平成16)年12月10日とのこと!

2001(平成13)年12月22日に発生した九州南西海域工作船事件(詳しくは後に解説)によって、自爆して九州南西海域で沈没したこちらの工作船。

引き上げられている様子

この船は海中に沈みクレーンによって引き上げられた後、一旦は鹿児島に置かれており、その後は2002(平成14)年に東京の晴海にある船の科学館に置かれたとのこと。

ただし、船の科学館はあくまで一時展示であり、長きにわたって展示できる場所を探していたんですって。そこで、もともとは運動場だった今の場所に平成16年に移って来たらしい。この場所であれば、土地も広いし都会からも近いということで今の場所が選ばれたとのこと。

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思った以上にお客さん多かった

2019年で開館から15年近くが経ったわけですが、この博物館は海上保安庁が運営しており入館料は無料なんですぜ!

結構貴重な展示物ですし、数百円くらいなら払っても問題ないと思いますけどね~。

私が訪問したのは土曜日ということもあってか、結構多くの人で賑わっておりました。そして、ラグビーワールドカップの時期だったからか外国人も結構多かった印象。

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工作船が自爆した衝撃事件の真相

では、ここからは事件の概要から迫ってみることにしますか!

2001年12月22日に発生した九州南西海域工作船事件。このときは、私はまだ中学生だったこともあってか全く事件の記憶はないんですが、当時は結構なニュースで大騒ぎになったそうですね!

そもそも、この事件以前にも日本の海域では多くの工作船が目撃されていたそうです。ちょっと以下の地図をご覧になってみてくださいm(__)m

年別隻数番号
昭和38年(1963年)1
昭和45年(1970年) 1
昭和46年(1971年) 3③④⑤
昭和47年(1972年) 1
昭和50年(1975年) 1
昭和52年(1977年) 2⑧⑨
昭和55年(1980年) 6⑩⑪⑫⑬⑭⑮
昭和56年(1981年) 1
昭和60年(1985年) 1
平成2年(1990年) 1
平成11年(1999年) 2⑲⑳
平成13年(2001年) 121
合計21

上の地図と表は、海上保安庁が1963(昭和38)年からこれまでに21件の不審船・工作船を確認した事例。いずれも目撃したのは日本海及び九州周辺の海域なんですね 。

事件の大まかな概要

そして2001(平成13)年12月22日、九州南西海域において北朝鮮の工作船がいるのを自衛隊が発見。

海上保安庁の停船命令を無視し、逃走したということで海上保安官が威嚇のため工作船に向かって発砲。しかし、向こうは自動小銃で反撃してきて海上保安官が三名負傷。

火災が発生した工作船

そこで、海上保安官は正当防衛射撃を行い応戦すると、不審船はついに自爆して沈没。。

って感じで流れを書いてみたものの、こんな出来事がつい18年くらい前に起こっていたと考えるとヤバいっすな!!

今の時代でも平和ボケしている場合ではないと思わせられるほどの事件ですわこりゃ。。

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極度のプレッシャーでPTSDにも・・

てな感じで、この事件では逃走する工作船の船体に威嚇射撃を行い、その弾丸が何発も船体に命中。ただし、このように船体に威嚇射撃をしたケースは、海上保安庁としては初めての攻撃だったんですね!

前例のない、しかも対北朝鮮という国と国との問題ということもあり、任務に当たった海上保安官は半端ないプレッシャーと現場の緊張感でPTSD(心的外ストレス障害)になった方までいたという。

イラク戦争でも、戦地に出た米軍が母国に帰ってきて自殺してしまうなんて話も聞いたことがありますが 、こういう仕事をしている方々には本当に頭が上がらないですわ。。

本物の自爆スイッチ

銃撃戦によって海上保安官は三名が負傷したものの、幸いにも日本側に死者は出なかったとのこと。結果的に、この船は日本側によって詮索されることを恐れ、船にある自爆スイッチを押して爆発したということらしい。。船に載せられていた様々なブツは回収されたものの、結局真相は不明という結末となりました。。

北朝鮮からしたら、自爆した彼らは英雄なのです。

この工作船はいったい何が目的だったのか??

真相は気になるところですが、色々考えさせられる博物館でした。横浜市民でもこの博物館の存在を知らない方々は多いんじゃないかな。すごく勉強になるので、多くの方に訪問していただきたい、海上保安資料館の紹介でした~!!

おわりに

ぜひ、アンケートにもご回答を

取材に応じてくれた海上保安庁の方が、「出口にアンケートがあるので、ぜひ回答していただけると助かります!」とのことだったので、こちらに回答してから博物館を後にしました。

というのも、このアンケートの主な目的としては”入館料”に関してちょっと課題があるようでして!

現在は無料で入館できていますが、ちょっと海上保安庁の予算の問題もあって入館料を撮ろうかどうかと健闘をしているんだそうです。んで、実際に有料にするとなると「いくらくらいなら払ってでも入りたいか?」という意見を集めたいとのこと。

なので、博物館に行った方がいらっしゃったらアンケートにもぜひご回答してあげてくださいね~~(*’▽’)

参考文献

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詳細・地図

住所 〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港1丁目2
営業時間 10:00〜17:00 (閉館30分前に受付終了)
休館日 月曜日(休日の場合は翌平日) 年末年始(12月29日から1月3日まで)
駐車場 なし
電話番号 045-211-1118
アクセス みなとみらい線「馬車道駅」または「日本大通り駅」から徒歩8分
リンク https://www.kaiho.mlit.go.jp/03kanku/kouhou/jcgm_yokohama/

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