震災を乗り越えた色街!福島県唯一のソープ街「小名浜」はどんな街なのか?

↑更新・取材裏情報はTwitterにて(^ ^)
福島県で唯一のソープ街である「小名浜」。ここは2011年3月11日の東日本大震災の被害も受けた街でもあります。そんな港町である小名浜ってどんなソープ街なのか、その歴史やら現状やらを調査したいということで、行ってまいりました!
実際に行くと、結構フレンドリーな店員さんが多くとっても取材しやすい街だったので、その内容を紹介したいと思いますよ( ´ ▽ ` )ノ
本記事のポイント

・小名浜は、福島県唯一のソープ街
・震災時にお湯を通す排水管がぶっ壊れ、1,000円値上げした
・震災前は、金額は1時間16,000円で統一されていた様
・「鎌倉御殿」というお店がやたら多い他、「湯房」と書かれた看板もみられる

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アクセスが悪いソープ街orz

小名浜は、福島県の南東に位置する港町。もともとは、小名浜町でありましたが合併して今現在はいわき市になっています。その小名浜のとある一角にソープ街があるんですな〜!
ただ、この小名浜はアクセスがちょっと不便っす(⌒-⌒; )
車でじゃないと行きづらいんですわ。一応小名浜駅もあるんですが、この駅は貨物専用なんですよ。。なので、車で頑張って国道6号線を走るか、常磐自動車道から降りてくるかって感じになると思いますよ〜!
そんで、小名浜のソープ街があるのは、上の赤い領域の場所です。

震災の影響で、港は未だ回復せず・・

小名浜は、石炭を運び出していた港だったそうです。いわき市は、炭鉱の町だったこともあり、いわき市で取れた石炭は、小名浜港から銚子まで行き、そこから利根川や江戸川を通って関東に運ばれていました。その後は、浅野総一郎などの尽力により常磐線ができたため、鉄道で容易に運ばれるようになりました。そう、常磐線はもともとは石炭を運ぶための鉄道だったわけですね。
色街的には、小名浜にはもともと遊郭はなかったそうです。ここは漁師町だったことで、赤線からはじまり、1958年の売春防止法施行後はトルコ風呂が出現して、その後ソープ街となります。ただし、ソープ街といっても、街の中には民家や飲み屋もあり、それらと混在しているような状態。
そして、漁師町だったこの街ですが、震災後はいまだに漁港としての機能は復活していないという。単純に資金的な問題だけでなく、放射能の問題もあるとかその辺お事情ははっきりはわかりませんでしたが。。

小名浜ソープ街にある様々な特徴

結構独特な印象が多かったので、その点を紹介していきますね!

住宅街に溶け込んでいるソープ街!!

まずは、ソープ街を散策した様子から。私が訪れたのは夜の18:00頃。冬至も近い12月上旬ということもあり、もうすでに日も暮れており、繁華街とは言えない街のため、周辺はすでに真っ暗。。そんな中、突然ネオン街が現れるという不思議な感覚が得られるのが、ここ小名浜の特徴ではないですかね!
ソープ店の詳細としては、今現在の数は14店舗ほど。ファッションヘルスやピンサロはなく店舗型はソープランドのみ。時間はどの店も60分となっており、料金は17,000円ほど。都心部に比べたら料金は安めといったところか。
そんで、この街の特徴としては、住宅街の中にソープ店や飲み屋が転々としているということではないかと。いわゆる共存しているみたいなね!

客寄せがいるのは、防犯上安全なのだ!

街を歩いていると、客寄せの方が他の街と同様に多く見られるこの街。東京の方では、客寄せは条例違反ということで、最近は厳しく取り締まられているようです。ところが、この街では客寄せがいることで、地元住民は安心しているという。
というのも、地方ということもあってか住民とボーイさんは顔見知りの方も多い。そのため、周辺住民からは「ボーイさんがいた方が顔見知りの方だし防犯上安全!誰もいない方が夜は怖い!」という声があるよう!
ただ、以前は警察の所長の方によって禁じられて、一切店の前に立たないこともあったそうですよ。

「ソープランド」ではなく「湯処」??

ここでは漢字表記の店名が多く、横文字の店名は他の地域に比べると少なめに感じました。あと、「鎌倉御殿」がめっちゃくちゃ多い(´・Д・)
パート2www
2号店とかにすりゃいいのに、なんでこうなった??
静岡県の熱海や滋賀県の雄琴でも「鎌倉御殿」というお店がありますが、聞いてみると名前は同じものの全国的なチェーン店ではないため、そことは関係がないという。ただ「なんで鎌倉御殿ってみんな名付けるんですかね??」と、お店の方もその辺は不明だとのこと。
▲「湯房」という珍しい表記をしている
ちなみに、小名浜にある「鎌倉御殿」は全部で5店舗あり、これらは全部会社のグループなのだとか。そして、看板の表記で気になったのは「湯処」という表記。
ソープランドはお風呂屋さんというか、特殊浴場なので「湯処」ではあるんですが、この表記はとっても珍しい。聞いてみると、「ソープランドよりも良くない?」みたいなアバウトな回答(笑)

東日本大震災の影響は甚大だった!!

いろいろ話を聞くと、やはり震災の影響は非常に大きいということがわかりました(ー ー;)
ということで、震災前後で変化した小名浜ソープ街の出来事を紹介していきます。

原発作業員客が一時増えた

震災が起こって変わったことといえばまずはお客さん。元々は、観光客や地元の常連の方々が多かったものの、震災後は原発の作業員の方が結構来るようになったそうです。ところがどっこい、原発作業員の方々はのちに夜の外出禁止令が出たとかで今ではそんな来ていないそうです。
というのも、原発作業員の方々は結構飲み屋とかで色々やらかしてしまい、事件にもなったケースも。そんなことで外出禁止令が出たとのこと。最近では、南側にデパートのイオンが新しくできるため工事をしていて、その作業員の方が来たりするとか。

お湯を通す配管がぶっ壊れて、無念の値上げ!

▲道路の下には、お湯を通す配管が通っていた
小名浜にあるソープ店は、震災前はすべてお湯はお店ごとで沸かしているわけではなく、港側のお湯を沸かす施設?工場?から道路の下の配管を通していたという。
しかし、震災によってその配管がぶっ壊れてしまい使用不能に。。そのため、各ソープ店はボイラーなどを探し求めることに。それによって、水道代やらガス代やらが余計にかかるようになり、ボイラー代も結構な額になることからソープの料金を値上げせざるを得ない状況だったそうです。
そのため、以前はどの店も60分で16,000円だったのが、今では1,000円値上げして17,000円になっているという。全部の店が17,000円か不明ですが、私が何店舗か聞いた限りだとそうでした!!

お風呂場を無料開放(^ ^)

▲阪神淡路大震災の時に、お風呂を開放した「福原」
小名浜でも震災直後はお風呂を開放して、地元の方に使っていただいたという。これは、阪神淡路大震災でも見られた光景です。神戸にあるソープ街「福原」では、震災後にソープ店の浴槽を開放したのは有名な話。しかし、メディアでは取り上げられることがなかったのは大変残念。。

震災後は2か月ほどで営業再開!

▲東日本大震災で、甚大な被害を受けたお店「いとはん」
震災による影響はお店によって様々。より海に近い「いとはん」というお店では、かなり甚大な被害を受けたとのことです。しかし、私が話したとある2店舗では、震災後の津波は玄関あたりまでは海水が侵入してきたものの、2か月後くらいでお店を再開することができたそうです。
震災時には、お店は営業していたものの、すぐに避難。しかし、お風呂に入っていたあるお客さんは、避難することにしぶったという(笑)

ソープ店の店長秘話!!

今回は、すっごく親切なソープ店の店長さんにも出会えたので、ソープ店の店長の世界を少しばかり伺うこともできました!

ソープ店の店長は忙しい??

小名浜でのソープ店での仕事はどんな感じなのか?話を聞くと、時間的拘束があるのがきついという話が!というのも、警察の方の見回りがあり「店長と話したいのですが・・」みたいなことで、ちょくちょく呼び出されることが多いという。

小名浜の風俗嬢話

女性は、地元の方が多い店もあれば、あとは出稼ぎで短期で来る方が多いそうです。ここでも、女性の給料は当日現金支払い。都心部だと、風俗は未払いの状態が発生しないことから次の日に連絡が取れなくなる女性もわりといるということで、風俗のお店の仕事の中では「女性の管理が大変」という声を聞きます。
ただ、小名浜では1日の額がある程度保証された出稼ぎでくる女性が多い他、地元の女性の場合は他で働ける場所も少ないしバックレみたいなことはほぼ聞かないという。

店長さんの人生

今回長く話を聞いた店長さんはめっちゃくちゃ話しやすい方でした(^ ^)
他のお店の店員さんも「うちの店長はね、お店に入る入らない関係なくどんな方でもいろいろ話す人なんですよ!」と言っていたが、まさにその通り!
10年前からソープ店の店長をしているそうで、それまではサラリーマンをしていたとのこと。サラリーマンを退職した後は1年くらいぶらぶらしていて、その後知り合いからソープ店をやってみないかという声があり、そこから始めたという。
とっても気さくな方で、もっといろいろ話をしたいと思っていたところで予約のお客さんが来店。お客さんの数はやはり減少気味で、平日となると人通りは本当に少なくなっている現状。またこのあたりに来た時に、店長さんに挨拶をしたいなと思い、お店を後にしました。

おわりに

小名浜のソープ街にいる方々は、とっても皆話しやすい方たちでした。ただ、店舗数も減ってきていて、お客さんの数が減っているのが街の現状。震災は乗り越えたものの、まだまだ苦難は続いていくようです。
ただし、実際のサービスに関してはお店に入ってないので不明です。アクセスもいい場所ではなく、なかなか来れる場所ではないですが、今回話した方々にはまた挨拶しに行きたいな〜と思った小名浜取材でした!

参考文献

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詳細・地図

住所 福島県いわき市小名浜上町の周辺
アクセス JR泉駅から車で12分くらい
リンク https://ja.wikipedia.org/wiki/小名浜
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