岩手県の盛岡名物「じゃじゃ麺」発祥の店である、白龍を訪れた!

↑更新・取材裏情報はTwitterにて(^ ^)
今回は岩手県である名物のお話です。最近の地の冒険では東北ネタは久々ですが、まだまだ東北ネタはたくさん在庫が残っているんですよ!
そんで、今回紹介するものは岩手県の「もりおか三大麺」の一つであるジャジャ麺に関してを紹介します。そんで、そのジャジャ麺は盛岡市内にある白龍(パイロン)というお店が発祥ということで、行ってみることにしましたよ(*’▽’)
本記事のポイント

・ジャジャ麺は「白龍(パイロン)」が発祥
・創業者の髙階さんは満州からの引揚者だった
・ジャジャ麺は、満州の家庭料理がもとになっている

スポンサーリンク

白龍に行ってみた!

▲歴史を感じる白龍の外観
ということで、東北遠征の夕食を食べるべく白龍にやってまいりました!ちなみに、読み方ですが白龍(はくりゅう)ではなく白龍(ぱいろん)と読みますお。しっかし、元祖のお店ということもあってかなかなか歴史を感じられる建物ですね。

混んでたので並びました!

ちょうど夕飯時ということもあってか人気のお店だからか行列ができていたので並ぶことに!まぁ記事にするお店は並ぶことが多いので、並ばない時にラッキーと思うようにさえなってきてます(笑)
店内は結構狭め。人口密度が半端ないです。壁にはびっしりとサインが展示されており、さすが名店という感じです。ここのお店は、髙階貫勝(たかしなかんしょう)という方が創業したお店のようで、60年近い歴史があります。というのも、髙階さんは戦後に引揚として帰還された方なので、今から60年前の1950年くらい前ということになりますね!!

スポンサーリンク

そもそも戦後の引揚とは??

太平洋戦争は1941年12月8日に始まり1945年8月15日に終戦しました。しかし、戦争は終わったものの、ソ連は現地にいる日本人を祖国へ返すことはせず、いい労働力だということで現地で鉄道敷設、森林伐採などの重労働を課していたのです。そのような方々を乗せて祖国へ返すことを引揚というのです。
中には、現地の方と仲良くなるなんてこともあったそうですが、特にソ連に連行されていた方々は極寒の中で強制労働をさせられておりまさに地獄の状態だったわけです。これが俗にいうシベリア抑留です。
戦後1945年9月の時点では上の地図の10の港が引揚港として指定され、引揚者を受け入れ続けました。引揚はインドネシアやフィリピンなどの東南アジアの国や、満州やシベリアなどの場所からも行われました。髙階氏はどこで引き揚げられたんでしょうね??
▲シベリア抑留の歴史が学べる「舞鶴引揚記念館」
引揚というとシベリア抑留が取り上げられることが多く、そのシベリアからの引揚が多かった京都の舞鶴は引揚の街としても有名です。ということで、舞鶴には引揚の記念館もあるので、よかったらその記念館にまつわる記事も読んでみてくださいな!!

スポンサーリンク

ジャジャ麺の歴史とは??

この白龍のお店が、日本で初めてジャジャ麵を提供した店なようですが、そんなジャジャ麺にはどんな歴史があるんでしょうかね?
もりおか三大麺とは?

・わんこそば
・盛岡冷麺(食道園が発祥)
・ジャジャ麺(白龍が発祥)
そもそもですが、盛岡には「もりおか三大麺」というくくりがあるそうで、それらは「わんこそば」「盛岡冷麺」そして今回紹介している「じゃじゃ麺」の3つな訳です。他の2つは割と知名度は高いように思いますが、じゃじゃ麺が岩手の名物というのはあまり知られていない気がする( ;∀;)
元々ジャジャ麺は満州で家庭料理として食べられていた炸醤麺(ジャージャー麺)が基となっているようです。白龍(パイロン)の創業者の方も引揚されるまでの間、満州時代に炸醤麺を食べていたようで、その家庭料理を日本に来て日本人の味に合わせた形になるということのようです。
▲満州から日本に持ち込まれた「焼き餃子」
ジャジャ麺以外にも、満州料理として日本に持ち込まれたものがあります。その代表的なものは焼き餃子ですね!
中国の方では、餃子は水餃子がメインですが、それを日本に持ち込んでアレンジしたものが焼き餃子なのです。ちなみに、餃子の餡(あん)を包む皮に関しても物語が!この皮は満州にいた日本人居住者が独自で考えた皮で、手打ちうどんの応用になっています。

元祖ジャジャ麺をいただく!

こちらが元祖ジャジャ麺です。麺は結構な時間茹でられており、柔らかめの麺となっております。その上にきゅうりと味噌が乗っかった感じ。
実際に食べる際は、味噌と麺を絡ませに絡ませまくって上の写真みたいな感じにしてから食べると、味噌と麺がうまく絡まって最高のジャジャ麺をかっ食らうことができますよ!!
お店の雰囲気もどこか懐かしく、記事を書いていて「もう1回この店に行きたいな~」と思っちゃいましたよ!

シメはちいたんスープで!

ジャジャ麺は麺を食べて終わりではないのです。最後のシメは、ちいたんたんというスープをいただくのがここのおなじみの流れのようです!カウンターにも生卵が常備してあります。勝手に何個も食ったら怒られますよ(笑)
先に卵を入れて、玉子をかき混ぜたら店員さんを呼びます。
▲最後はちいたんスープにしていただく
お店の方がアツアツのジャジャ麺のゆで汁とネギを入れてくれます。生卵がいい感じになって、卵スープみたいな感じになっていますね!写真を見て今思いましたが、器に書いてある「じゃじゃめん白龍」の文字がちょっと怖えな・・。

スポンサーリンク

おわりに

今回は久々に岩手県に関する記事を書きましたが、しばらく東北に行っていないということもあってか、記事を書いていて東北にまた行きたくなってきましたわい。ちなみに、この時の遠征では盛岡冷麺発祥の店である「食道園」にも訪れていたりするので、その辺の記事も早く書かなきゃな。。
ってか最近時間がなさ過ぎてもう死にそうっすわ。。でもありったけの時間をフルに使ってこれからも知の冒険を続けていきますので、皆さん色々記事見てくださいね~!!

参考文献

↓よければクリックをお願いします

詳細・地図

住所 岩手県盛岡市内丸5−15
営業時間 [月~土]
9:00~21:00(L.O.20:40)
[日曜]
11:30~18:45
定休日 無し(盆時期休、年始休)
駐車場 なし
電話番号 019-624-2247
アクセス JR盛岡駅より車で8分
リンク https://tabelog.com/iwate/A0301/A030101/3000037/
↓↓twitterもよろしくです
※ほぼ毎日つぶやき中
こちらの記事もどうぞ!
この記事も読まれてます!
関連コンテンツ
関連コンテンツ



  • このエントリーをはてなブックマークに追加