洋酒に賭けた人生!「天領日田洋酒博物館」が最高すぎたぞ!

↑更新・取材裏情報はTwitterにて(^ ^)

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どうやって集めたのか??

どうやってこんなに集めたんだ?

次はこれ。多分、コレクション系の博物館に行ったら誰もが抱く疑問だと思います。私も今まで様々な個人コレクションの博物館に行ってますが、この辺は未だに疑問なんですよね。。

ただ、この辺に関しても高嶋さんは親切に教えくれました。

先ほども書いたように、高嶋さんは13歳の時から小遣いやバイトとかで稼いだ金はほとんど洋酒につぎ込んだとのこと。そして安い車を購入した時には、片っぱしから酒屋や骨董市、さらにはアンティークショップなどに出向いてはあらゆる品を購入し、必要な分だけストックして残りは売りさばいていく。

さらに、高嶋さんの取引は日本だけでなく海外にも及んでいたため、 慣れない英語で手紙を書いたりとかとか。。

そんなことをひたすら繰り返していたそうです。

まだその頃はインターネットで今のように情報を得られなかった時代。そのため、自分の足で情報を拾っていかなければいけない時代だったわけです。

コースターもかなりの数!

酒関連でいえば、ミニボトルだけを集めているコレクター、コースターだけを集めているコレクターなど、「酒」というジャンルにおいても様々なコレクターがいるという。そのような方達とつながっていく中で、お互いが欲しい物同士をトレードしたりすることも重要な手段。

そしてトレードするときも、「××が欲しければ、××の場所に置いてますよ!」「××の××の店にこんなコレクターがいますよ!」という情報も仕入れたりすることも大事!

そして人間関係では、自分だけがいい思いをするのではダメ。持ちつ持たれつの世界であり、そうしないといい情報は入ってこないとも!

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湯布院にある「岩下コレクション」

そうしていると、やはり骨董市などには多くのコレクターが集まるので、自然とそのような方々と繋がっていくのです。

この博物館がある大分県というと、湯布院の近くに「岩下コレクション」というこちらもとんでもない個人のコレクション博物館(ココは昭和レトロな品がおびただしい数展示されている)があるわけなんですね!

ここの館長の岩下さんも、ここまでに至るには本当に大変な苦労があったようです。今回のご主人も「皆さん本当に長い間苦労を重ねて今に至ってますからね。本当にコツコツ続けていくことなんですよ!」とおっしゃっていたのが凄く心にしみました。

今回の取材で5時間近く取材を重ねてきたものの、私が今回聞いた以外にも本当に多くの苦労があったんだろうな。。

横浜にある「ブリキのおもちゃ博物館」

コレクターとして全国的にも有名で「ブリキのおもちゃ博物館」など多くの博物館を運営している北原照久さん、さらには同じ大分県で「岩下コレクション」という博物館を運営する岩下さんとも連絡を取り合う仲であるように、コレクション関係のネットワークは今でも多く持っているのだという。

「コレクションというのはお金で買えるものもあればお金では買えないものもあるんです。そこはもう信用の問題なんですね。長く付き合った方々がいたからこそ手に入ったものも多いんです。」

そう、この洋酒博物館は38年間もの長きにわたってコレクションし続けた高嶋さんだからこそできたからであって、企業とかがお金を出してもここまではたどり着けないわけですよ!

やはり、何事もコツコツ続けていくことなんですね!!

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結論は「わからない・・」

人生かけて博物館を運営する気迫の人生!

何かをコレクションしたいという衝動は多くの人が持っていると思いますが、ご主人がもつ洋酒コレクションの情熱はもはや異常と言えるほど。果たして、何がご主人をここまで衝(つ)き動かすのか??

「そうですね、お酒の素晴らしさを一人でも多くの人に伝えたいという思いがありますし、あとは自分がどこまでできるのかを試しているってのもありますね。」

「でもですよ、はっきり言ってしまえば自分でもよくわからないんですよ!好きで集めていたら、いつの間にやらこんな感じになったんですよね!」

以前、クレイジージャーニーという番組で、リヤカーを押して世界中を回るというおじさんが出てきた際にも、「なぜここまでこれをしているのか自分でもわからない・・」と言っていたのを鮮明に思えていたりするんですが、結構そういうもんですよね。

はっきり言って私もメインのシステムエンジニアの仕事以外の時間は全て知の冒険に時間もお金もつぎ込んでいますが、ぶっちゃけ「なんで自分はこんなことをしているのだろう?」とよくわからなくなることがあります。

高嶋さんの人生が詰まっている博物館

ライバルがいるというわけでもなければ、コレクションをだれかに自慢したいというわけでもない。でもご主人、「あとは、死ぬ前に自分の人生良かったなと思えればいいです。」ともおっしゃっていたんですが、すごくよくわかる( ´ ▽ ` )ノ

この博物館の内装にも豪邸が建つほどのお金がかかっていて、銀行が融資してくれているから成り立っているという。それだけ、高嶋さんはこの博物館に人生を賭けているのだ!

クッキングパパに登場しているぞ!

数々の雑誌に取材されている

これだけの博物館なので、やはり多くのメディアにも取り上げられていました。博物館の入り口付近には、今までに取り上げられた雑誌などのページがビッシリ!!

テレビなどでも何度か取り上げられたりもしたことがあったものの、その辺はそこまで効果があったかというと微妙なところだったようです!

日経新聞の掲載は効果バツグン

そんな中でも、一番効果があったのは日本経済新聞の文化面に載ったことだったようです。この掲載以降、日経新聞を見て来館された方が多く、やはり全国紙の凄さは健在だったようです。

この新聞に載った後は、多くの名だたる大企業の方から手紙とか電話をいただいたりも。しかし、そんな感じでいろんなメディアに載ってはいるものの、なんとこの博物館はマンガにも登場しているのです(*’▽’)

それがこの『クッキングパパ』127巻。誰もが知ってるこの漫画に、この博物館は登場するのです!

ご主人も登場しているww

この博物館が登場する回では、なんと高嶋さんまで登場!!

ちゃんと右上のコマに先ほど紹介したマッサンの蒸留窯が描かれているでしょ。今度ブックオフにでも寄ったときはこの127巻買ってみようかな。

クッキングパパのマンガだけでなく、連載のモーニングにも載っています!

ノートにもクッキングパパが!!

さらにさらに、博物館に置いてあるノートには作者が描いたクッキングパパが!

こんな感じで、この洋酒博物館はメディアや漫画など多くの媒体に取り上げられてきているわけです。

でもですよ、それでも博物館の運営というのは本当に大変なのです。。

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個人の博物館運営は本当に大変

で、続いては博物館の運営に関して!

博物館って儲かるイメージないっすよね・・。それはその通りで、企業がつくる博物館だってあくまでCSR活動の一環であり、入館料があったとしても収益を考えたらマイナスになるケースがほとんどかと。

ましてや、個人博物館なんてそうそうできる話ではないわけです。高嶋さんも何とか運営をしているものの、資金的には今まで幾多の苦労があったという。

以前は映画館だった

そもそも、この博物館の建物はもともとは映画館だったとのこと。上の写真は博物館の中にあったものですが、これに写っている「HITAEIGEKI」という映画館こそがこの建物の昔の様子であり、今では閑静な通りですが昔は結構人通りが多いエリアだったそうです!

そんな映画館だった建物を、やっとの思いで9年前に借りることができたんだそうです。

かなりの額の改装費がかかっている

この建物の面積は300坪ほど。ここは借りている場所のため、今でも毎月家賃を払っているんですって。それだけ広い建物であるため、今の状態にするためには豪邸が建つくらいのお金をかけて改装したとのこと。

んで、その資金はというと信用金庫などから何千万ものお金を融資して頂いており、だからこそできたという。しかし、これだけの大きな建物のため追加工事なども発生して資金がショートしてしまったこともあったとか。

バーの売り上げに救われている

そのように、資金面においてもかなりの苦労を重ねての博物館運営。今では、併設しているバーの売り上げが全体の7〜8割であり、これがあるからまだ運営ができているという感じで、そうでないと個人博物館を入館料だけで維持し続けるのは本当に難しいのだという。

来館者では毎年一万人近くいるため、そのような多くの出会いも楽しみであり毎日ワクワクしている。たった一回の人生だから好きなことをやっていきたい。

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