今回は、発祥の地シリーズです。
何の発祥かというと、「天然ガス井戸」です!!
エネルギー問題は3.11以降いろいろ問題になっていますが、日本においてそのエネルギー源の一つである「天然ガス」の歴史はここから始まりました。
その天然ガス発祥の地は、道路沿いにありました。
こちらが、その碑です。
時は明治24年。
醤油醸造業を営んでいた「山崎屋太田氏」が、屋敷内のこの場所に井戸を掘ったところ、泡を含む茶褐色の塩水ばかりで、真水は出なかったそうです。
その後、大多喜町には多数の井戸が掘削され、ここの住民はその恩恵を得たそうです。
そして、1931年に大多喜天然瓦斯株式会社が設立され、日本で初めて天然ガスを原料とする都市ガスの供給を開始したそうです。
天然ガスって身近なもののはずが、よくわからないことが多いです。
ちょっと学んでみますか!!
まずは、天然ガスの成分から!
・メタン
・エタン
・プロパン
・ブタン
など炭素(C)と水素(H)で出来た有機物が天然ガスには含まれています。
そして、ここ南関東で採取される天然ガスは、99%がメタンだそうです。
メタンは、正四面体の形をした分子で、分子式は上記に書いた通りです。
中学か高校の理科で習いました(笑)
懐かしいですね!
メタンは水よりも軽いです。
そのため、メタンハイドレートとかは取ろうとして無防備に掘削すると空気中に吹き出してしまうわけです。
メタンが絡むと、採取が難しいんですね!
ところで、なぜここで天然ガスがたくさん採取されるのか??
実は千葉県は、今から200~80万年前は、水深800m程度の海底だったそうです。
海底であることから、陸から運ばれた有機物が溜まります。
その有機物が、バクテリアにより分解され、メタンが出来たそうです。
また、天然ガスには以下の3種類があるそうです。
・石油系ガス
・炭田ガス
・水溶性天然ガス
ここ南関東で出る天然ガスは、「水溶性天然ガス」だそうです。
最近、原発などエネルギー問題は大きな問題となっておりますが、ここ南関東ではどのくらいの天然ガスが残っているのか??
なんと、あと”800年分”残っているそうです!!
今、日本海には「メタンハイドレート」があるなど、まだまだエネルギー問題は話題が尽きません。
そのため、ちょっとでもエネルギーに関心を持つことは大事かもしれません!!
■天然ガス井戸発祥の地の天気予報
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