こんにちわ!
今回は、鎌倉にある近代建築を紹介したいと思います(*´▽`*)
鎌倉はかつて避暑地として著名人の方が別荘を構えたほか、空襲にもあわなかったということもあり、市内を歩くとちょくちょく近代建築を見かけるんですよ!
んで、今回はかつて銀行だった建物が今でバーとして営業を続けているということで、お酒が激弱なのにお酒飲んできました( ;∀;)
ではでは、それはどんな建物なのか、以下で紹介しますね~~。
旧銀行の近代建築がオシャレなバーに!
ということで、今回は鎌倉にあるスポットを紹介するわけですが、鎌倉と言えば、鶴岡八幡宮、長谷観音、大仏。あとは海沿いを歩いたり、ハトサブレ買ったりみたいなのが定番ではありますが、私はもうその辺は死ぬほど巡ったというか、そもそも地元というねww
とはいえ、地元と言っても「灯台下暗し」という言葉もあるように知らないスポットもたくさんあるわけで、大人になってからそうしたマニアックだったり知られざるスポットも、ケッコーたくさん巡ってきました!
とはいえ、まだ巡ってない場所がありまして、それが鎌倉駅から歩いて10分とかからない場所にある『THE BANK』というバー!!
鎌倉駅から長谷観音、大仏方面に歩く途中にあるということで、目にしたことがある方も多いかもしれないっすね(*´▽`*)
それが、この建物!!
いや~マジで素晴らしい外観ですよね。しかしこんなに素晴らしい建物なのに、この建物の存在を知ったのはここ数年前ですよ。
というのも、私の実家は鎌倉にありまして、小さい頃はこの道路をバスやチャリで死ぬほど通ってました。でもでも、当時はこうした建物には関心もなかったので見向きもしなかったわけです。。( ;∀;)
この建物は、1927(昭和2)年に建てられたということで、築100年近いんですね。
元々は鎌倉銀行・由比ガ浜出張所として建てられており、「所張出濱个比由」の文字が今もそのまま残されていますよね。その上に、四文字分のプレートが剥がれてますが、「行銀倉鎌」って書いてたんかな??
ちなみに、ネットとかで検索すると「旧鎌倉銀行・由比ガ浜出張所」または「旧横浜興信銀行・由比ガ浜出張所」と出てきます。
「どっちが正しいの?」って思ったんですが、途中で鎌倉銀行が横浜興信銀行と合併したみたいなので、どっちも正しいみたいですね。
交差点の角に、細長~~く建ってるだけに結構目立ちます(*´▽`*)
ここは2000(平成12)年からTHE BANKというバーとして営業が続いているんですが、パッと見はバーであるかどころか、そもそもお店として営業してるかもわからない外観となってます。。
ネットですぐ調べられる今の時代だけに、すぐにバーってことはググればわかりますけどね!
外観を見てココがお店だとわかるヒントは、このプレートだけ。
営業時間外だとこんなプレート表示となっていますが、、、
空いてるとOPENになります!!
ここは開店時間が15:00という、バーとしてはちょっと早め。私は日曜日に鎌倉に訪問して帰る前の15:00に訪問しましたが、そんな感じで観光客でも観光ついでに訪問できますね。
店内には美しいレリーフも!
店内はどんな感じになってるかな~と思ってましたが、入り口はこんな感じ。外から見てもわかる通りそんなに広くはなく、こじんまりとしてはいますね。
奥のカウンターなど綺麗にしている部分もありますが、壁や天井を見渡すと昭和初期に建てられた時代を感じる雰囲気にもなっています。
店内に入って早速注文するわけですが、ここはお酒のメニューがありません。
スモークチーズやピクルスなど、おつまみ程度の食べ物についてはメニューがあるんですが、お酒のメニューは無いので、それなりにお酒の種類知っていて「××ってありますか?」みたいな感じで注文する必要があります。
こういうバーって私は普段は足を運ばないので、一緒に訪問した相手に注文をお願いしました( ;∀;)
んで、私はサクラ風味が漂うジンを注文!
酒についてはマジで知識ゼロなので、お相手の方に合わせて注文しました(*´▽`*)
訪問したときは、私たち以外に常連さんっぽいお客さん三名がいらっしゃいました。そして店員さんに写真撮影の許可を「他のお客さんを写さずに取っても大丈夫でしょうか?」と伺うと、OKとのことで何枚か撮らせていただけることに!!
せっかく訪問できたので見所を写真に収めたいわけですが、館内を見渡してまず気になったのが、この天井の照明に見られるレリーフ。
あとは、壁の上部で天使がラッパを吹いておりました!
館内で見られた美しいレリーフは、この二ヶ所くらいですかね。
お酒以外に、つまみにはスモークチーズを注文!!
手前のカウンターには、たっくさんのマッチが瓶にぶっ込まれてましたが、こうしたマッチは絵になりますね~~
これ、頂けたら嬉しいと思って店員さんに言ったら、、
いただけました(*´▽`*)
これで、私のマッチコレクションがまた一つ増えた!
席についてですが、私が座ったのは、銀行時代の大理石で出来たカウンター。お客さんと銀行員でやり取りが行われたであろうカウンターは、100年ほどの時を経て今も使われてるんですね。
ただ、そのまま使うと膝が当たってしまうので、こうした肘置きが付け加えられているというわけです!!
店内は正面にカウンター席が二重になっていて、自分が訪問したときはバーテンダーさんがいる奥のカウンターは予約席で常連さんっぽい三名の男性たちがバーテンさんと談笑してました。
奥のカウンターは店員さんとの距離も近いこともあり、常連さんが座ることが多いような感じでしたよ!
かつては小児科医だった過去も!
THE BANKの建物は1927(昭和2)年築の建物なわけで、今はバーとなっているという話をしまているわけですが、では今までどんな経緯を経ていたかというのは、歴史好きな私としては大変キニナルわけです!
元々は鎌倉銀行(横浜興信銀行)の由比ガ浜出張所として建てられたわけですが、、
いつまで銀行だったのか??
銀行からバーになるまでは何に活用されていたのか?
とかその辺がキニナルわけです。
んで、キニナリ過ぎて死にそうだったため、今回は鎌倉市立図書館に行って資料を漁ってみることに!とはいっても、具体的にこの建物の背景を示した資料は見つからず(私の能力不足・・orz)、鎌倉市立図書館にある住宅地図を漁りまくってみました。
鎌倉市立図書館には、一番古い住宅地図は昭和34年からあるわけですが、その地図を見ると「佐古小児科」と書かれています。それ以降、少しづつ時代を進めて地図を見てみると昭和の時代はずっと小児科医だったみたいなんですね。
どんな小児科医だったかは定かではないですが、以前X(旧:Twitter)にこのことを投稿したら、その返答で「とても親切に対応してくれましたよ!」と診察されたことがある方からコメントいただいたように、親切なお医者さんだったみたいです!
んで、ひたすら住宅地図を漁ってみると、、
・旧鎌倉銀行・由比ガ浜支店(1928年→19??年)
・佐古小児科医(19??年→1980年頃)
・カレッジ(1980年頃)
・ガモハウス(1980年後半頃)
・グリーンハウス(1990年頃~2000年頃)
・THE BANK(2000年→現在)
って感じの経緯をたどったっぽいです。
とはいえ、明確な年数はあいまいですし、カレッジ、ガモハウス、グリーンハウスってのはいったいどんな形態だったのかは不明。。一応ググったりはしたものの、ヒントとなる記事は見つかりませんでした。。(私の検索の仕方が悪い??
小児科医だったということで、ここでは診察待ちの方々がおり、今のバーカウンターの奥で診察が行われていたみたいです。
と言っても、カウンターの写真は撮れなかったのでイメージしづらいかもですが・・( ;∀;)
鎌倉にはたくさんの近代建築ありますヨ!
今回紹介した『THE BANK』の建物は鎌倉市にあるわけですが、鎌倉には素晴らしい近代建築がたっくさんあります!
例えば、鎌倉駅前にあるホテルのホテルニューカマクラとか、、
あとは、帝国ホテルを設計したフランク・ロイド・ライトの建物を彷彿とさせる、小説家・里見弴(さとみ・とん)の別荘だった旧里見邸(西御門サローネ)も、マジで素晴らしい建物でした!!
ここは館内を見学できますし、お客さんも少なくゆっくり鑑賞できるので本当にオススメ。
その他には鎌倉文学館、旧古賀邸、旧諸戸邸、旧華頂宮邸などなど、鎌倉にはたくさんの近代建築があります。鎌倉は避暑地として鎌倉文士と言われた文豪の方々の別荘などが建てられたこともありますし、あとは空襲の被害に遭っていないことも要因ですかね!
ということで、鎌倉にはこうした穴場もたくさんありますので、鎌倉に行った際にはぜひ『THE BANK』に行っていただくだけじゃなく、こうした洋館も訪問してみて下さいね~(*´▽`*)
おわりに
はい、以上になります!
地元の鎌倉にある素敵なバー、今までずっと行きたかったんですが最近行く機会あって行けてマジで良かったっす(*´▽`*)
今までいくつか鎌倉の良い感じの建物についての記事を書いては来ましたが、その他には旧華頂宮邸、あとは吉田五十八(よしだ・いそや)が設計した吉屋信子記念館とかも訪問していますので、この辺もそのうち記事にしたいと思います~~。
ではでは、また次の記事でお会いしましょー!
参考文献
詳細・地図
住所 | 神奈川県鎌倉市由比ガ浜3丁目1−1 |
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営業時間 | 15:00~24:00 |
定休日 | 月曜日、火曜日 |
駐車場 | なし |
電話番号 | 0467-40-5090 |
アクセス | JR鎌倉駅から歩いて10分ほど |
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