日本中に店舗を拡大し続けているラーメン二郎。実は、知の冒険管理人の私も大のラーメン二郎好きでありまして2016/10/23現在で、新潟店以外の店舗全てに行っているほど。
ただ、まだラーメン二郎に行ったことない人や、二郎について色々詳しく知りたい人がたくさんいるだろうと思うので、私が何年も二郎に通い詰めて得た様々な知識をここでぶちまけまくりたいと思います!
まあ、そういうサイトいっぱいあるけどより詳しくできるよう頑張りますわな( ´ ▽ ` )ノ
では、行ってみましょう!
ニンニク入れますか?
本記事のポイント
・ラーメン二郎は東日本を中心に40店舗近くある
・二郎はお店によって味付けなど異なる点が多く巡っていて楽しい
・話のネタとしておもしろいため、話をするのにとても便利
見出し
二郎の歴史
▲ラーメン二郎の1号店である「三田本店」
ラーメン二郎の歴史は今からなんと約50年前の1968年に遡ります。1号店である三田本店は、慶応大学三田キャンパス前に位置していますが、元々は違う場所(確か都立大学前・・)にありました。そう、2度の移転を経て現在の位置にあるのです。
そんなラーメン二郎を作ったのは「山田拓美」というお方。現在も三田本店でラーメンを作り続けている、まさにラーメン界のレジェンドであります。
▲以前に三田本店があった交差点の角
ただ、二郎がこんなに長い間続いているのもその道は単調ではなかったようです。2度目の移転の時は引退する可能性が濃厚だったとか。というのも、元々は2度目の移転前はこの交差点に位置していたんだとか。だが、道路拡幅をするということで立ち退きをせまられたのです。
そこで、山田さんは引退を考えたんだそうですが、そうならなかったのは慶応生たちの努力だったとか。移転先が決まらないまま1996年2月29日に最終日を迎えることに。しかし、慶応生は二郎がなくならないよう応援歌を合唱したんだとか。
その他には、慶応の学食に二郎が店を構えるという話まであったとのこと。そんな慶応生の後押しがあって、今のラーメン二郎があるようです。テレビ取材はほぼ受け付けていないとのことなので、有名ではあるもののその素性があまり知られていないラーメン二郎!
今回は上記の内容の紹介でしたが、まだまだ我々が知らない深い歴史が二郎にはありそうだ!
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二郎はどこにあるのか?
ラーメン二郎は、どこにあるのか?答えをいうと関東地方、東北地方、北海道、新潟にあります。特に東京都と神奈川県に集中していて、西日本には出店をしていないのです。
まあ説明するより地図で説明した方が早いので二郎Mapとして地図にまとめましたので以下をご参照ください!二郎インスパイアも一緒に表示しちゃってますけど・・(⌒-⌒; )
二郎インスパイアとは?
▲二郎の店舗で修行されていない亜流のラーメン
ラーメンでもなんでも本家(直系)のものがあれば、そこから派生したインスパイア系も存在します。ラーメン二郎の正式な店舗は、店主が三田本店で修行して独立が認められれば「二郎」の看板を掲げることができます。
しかし、どこかの店舗で働いていた後、三田本店で修行せずに自力で独立したなどの場合だと二郎を元にしたインスパイア系のラーメン屋が出来るのです。近年では、二郎系の店はかなり爆発的に増えているイメージですが、閉店する店もちらほら見かけます。
まあ飲食店は全般的にそうですが、ラーメン屋は結構長時間労働で長い時間ラーメンを作り続けなくてはいけないので、体調不良で店をたたむことも多いと聞きます。飲食店を続けていくのは大変なんですね!
インスパイア系の店は本当にたくさんあるものの、例えば以下のような店舗があります。
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多くの店舗展開をしている「ラーメン大」
ラーメン大は、二郎インスパイアのラーメンを出すチェーン店。都心でちょくちょくみかけますが、直系二郎に比べると、やはり味は異なります
ラーメン大で注意することは、野菜マシマシ!ここのマシマシは、ガチで丼に乗り切らないレベルの野菜が盛られます。。
上野毛店で修行した店主が営む「ラーメン陸」
ラーメン陸は、二郎の上野毛店で修行した店主が営むお店。東京農業大学の近くにあることもあり、学生客が多いようだ!
▲ラーメン陸の小ブタラーメン
この店の特徴としては、ニンニクはトッピングとして盛り付けられているのではなく、調味料の中にニンニクがあり、自分で盛り付けるスタイル!味に関しては、インスパイアの中でもかなり美味しい部類に入るレベルの高いお店です!
超ハイレベルの二郎系「豚星。」
元住吉に店を構えるインスパイア系のラーメン。一応二郎の看板はないので直系二郎とは言えませんが、味のレベルは天下一品です。元々は東白楽の方にありましたが、元住吉に移転しました。
「豚星。」の店主さんは、新小金井街道店や八王子野猿街道店2とかで修行した方らしです。味に関しては直系のお店同等に非常にレベルの高いラーメンでした。
麺が旨い髭を蓄えた店主が営む「ラーメン髭」
東京の平和島に店を構えるラーメン髭。名前の通り、店主は髭を生やした男性。元々は二郎の武蔵小杉店(現在は直系の看板を外している)で修行をしたんだとか。
ラーメン髭のラーメン。ブタはブロック調になっているのが特徴的。私としては、ここのお店は麺が香ばしくてとっても美味しいのが印象的!!
上記のお店はインスパイア系の中のごく一部!家系のインスパイアは「××家」というように家を店名に付ける場合がほとんどですが、二郎のインスパイア店は名前だけではわかりません。
しかし、特徴としてあるのは大抵のお店が黄色い看板に黒文字というカラーの看板であること。さらに、看板に「ニンニク入れますか?」というニュアンスの文言が書いてあればそれは100%二郎系の店です!
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二郎に訪れる際に知っておくべきこと
二郎に行ったことがない知り合いと二郎の話をしすると、「一人では行きたくない」「ちょっと敷居が高い」という声をちらほら聞きます。
ということで、二郎に行く際に知っておくべき事項を以下にまとめましたぜ!
ロット乱しは気をつけろ!
「ロット乱し」とは何か?ってかまず「ロット」とは何か?
ラーメン屋に行かない人にとっては「ロット」は聞きなれない言葉だろうと思います。ロットとは、ラーメンを作る一工程の事。二郎では店舗によって1ロットで作るラーメンの数は異なります。大抵は、1ロットで4〜6杯くらいかな。
で、ロット乱しとは何なのか?基本的に、ラーメン二郎は営業している間は行列が出来ます。
そして、カウンターではお客さんがラーメンを食べているのですが、その間に店主は並んでいる人のラーメンを作っているわけです。
つまり、お客さんが食べる時間と店主がラーメンを作る時間が、うまい塩梅で繰り返されているのです。が、しかし、もしお客さんの中で食べるスピードが遅い人が現れるとどうなりますかね?
▲食べるのが遅い客がいると、出来上がったラーメンが提供できない
そう!お客さんが食うのが遅いと、先にラーメンが出来てしまうものの席がないという状態が発生してしまうのです。
これがロット乱し!上の例だと10席なので1ロットで半分の客に提供する流れを繰り返すのにこれが乱れると店員さんのラーメン作りに影響が出てしまうのです・・。そのため、食べるのが遅い場合は早く食べるように促されるのでご注意を(笑)
ラーメンに載る”豚”について
二郎には豚という言葉がありますが、これはラーメンの上に載っている豚肉のことで、いわゆる”チャーシュー”のことです。そして、メニューには”豚入り”や”豚ダブル”というものがあるのですが、これはどんなメニューなのか??
その詳細はこんな感じ!小ラーメン→小ラーメン豚入り→小ラーメン豚ダブルにするほど豚の量が増えていくのです!
▲大宮店の小ラーメンうずらトッピング
こちらが通常の小ラーメン。豚が2枚載っていますが1枚の肉は普通のチャーシューよりでかいので要注意!!
▲横浜関内店の小ブタの汁なし
そして小ブタにするとこんな感じで綺麗に5枚盛られます!豚ダブルは3枚追加される(計8枚)ため結構な量になりますよ!そして、店によっては豚ダブルは売り切れになることが早いので要注意や!
水は基本的に1杯!
最近の店では、水はセルフサービスが多くなってきていますね!二郎も確か三田本店以外は給水器がありセルフサービスとなっております。
だが、二郎では基本的に水は1杯しか飲めない場合が割とあるんです。もちろん、お店から水は1杯までという指令が出ているわけでもないし、頑張れば飲むことはできます!というのも、水を汲みに行くのが面倒いんっすよ!
▲店内が狭く、給水機に行きづらいことが・・
水を汲みに行くためには、わざわざ狭い店内で他の方の椅子と壁の間をくぐりぬけたり、はたまた店内で並んでいる人をかき分けながら給水器にたどり着かなくてはいけないため、めんどくさいのです。
なので、私は結構コップギリギリまで水を入れるようにして、ラーメンが到着するまでは水は飲まないようにしています!!
レンゲがない店が多い!
▲二郎にはレンゲがないお店が多い
今や、ラーメン店ではレンゲがあるのが当たり前になっています。ところが、そんな世間の常識が通用しないのがラーメン二郎。三田本店、神田神保町店、仙川店、目黒店、桜台駅前店などはありませんのでご注意を!
臨時休業が多い!
そう、二郎は臨時休業が多いお店です。私も、今までに何度もお店に行ったにもかかわらず臨時休業によって痛い目を見てきました・・。ただ、臨時の休業なので営業時間を確認しようにもこれはどうやって確認できるのか?
それは、各店舗から送られるメルマガで確認することができます。ただ、全店がメルマガをやっているわけではないので要注意(笑)
トッピングはどうするか?
ここは、挙げている項目の中で一番予習してなくてはいけない内容だ!詳しい内容は、以下のニンニク入れますかの内容に記載します。
ニンニク入れますか?
ニンニク入れますか?
ラーメン二郎では「ニンニク入れますか?」という問いは「トッピングは何にしますか?」と同等の意味になります。この声がけはラーメンが出来上がり、トッピングを盛り付ける際に、順番に聞かれます。初心者の方は、この声がけがかかるまで非常に緊張するそうです。
で、トッピングはどうすればいいかというと基本的以下があります
二郎のトッピング
・野菜
→もやしやキャベツがのっかってきます
・ニンニク
→刻みニンニクが乗っかってきます
・アブラ
→寸胴に浮いている脂をのっけてくれます
・カラメ
→醤油ダレを追加してくれます
・とうがらし(※JR西口蒲田店のみ)
→卓上に置いてありセルフのお店がほとんど
基本はこの上記4つから好きなトッピングを店員さんに告げます。
で、その際にはトッピングの種類だけでなく量も選べるのです。
・マシ
・マシマシ
・ダブル
で、この上記の3つはこれといった定義はありません。「ニンニク入れますか?」と聞かれて、「野菜で」と「野菜マシで」と発言した場合は基本は私の中では同じ認識です。また、「マシ」と「マシマシ」も店によって捉え方は違うようです。
「マシマシ」と注文しても、どう見ても「マシ」とほとんど変わらない店もありますし・・。
「××で」= 普通と定義すると、方程式は以下になります。
注文例
(例1)「ニンニク」のみの場合
店員:ニンニク入れますか?
客:ニンニクでお願いします!
(例2)「野菜」「ニンニク」の場合
店員:ニンニク入れますか?
客:野菜、ニンニクで!
(例3)「野菜マシマシ」「ニンニク」の場合
店員:はい、お客さんニンニクは?
客:野菜、ニンニクで!
(例4)「野菜マシマシ」「ニンニクマシマシ」の場合
店員:はい。
客:野菜マシマシ・ニンニクマシマシで
(例5)「野菜」「ニンニク」「アブラ」「カラメ」の場合
店員:はい、どうぞ。
客:全マシで
とまあこんな感じで答えると店員さんが、希望通りのトッピングを盛り付けてくれます。
▲ひばりヶ丘駅前店の小ラーメンヤサイマシマシ
野菜の盛りはお店によって異なります!そのため、「マシマシ」といっても「マシ」と大して変わらない店があったり、予想以上に山になるお店があったりするのです。そして、大事なのは、“マシマシをやっていないお店もある”ということ!
マシマシだけでなく麺固めをやっていない店もあるので、そこは事前に予習をしていく必要があるのです!川崎店とかは、修行不足のため麺のカタメはできないとのこと。
ラーメン二郎雑学
二郎に関する雑学もたくさんあるんですよ!私の頭の中にある色々なことをとりあえず全部以下に挙げてみました〜!
ラーメン二郎は日曜日休みが多い
飲食店だと基本土日休みの店はあんまりないイメージがあると思います。休みの日はむしろ稼ぎどきですからね!しかし、営業時間を見るとわかるのですが、二郎は日曜日が休みの店が非常に多いです。
そのため、土日休みのサラリーマンは、平日の仕事を早く終わらせるか土曜日にお店に行くことが多いと思います。
▲平日のみ営業の小岩店
しかし、「小岩店」に関してはそうはいきません。小岩店の営業時間は平日10:30~15:00となるため、もはや有給を使わないとサラリーマンの身では行けない鬼門の店となっているのです。
京成大久保店では、味噌ラーメンが食べられる
千葉県に店舗を構える「京成大久保店」。この店舗は二郎の中で唯一「味噌ラーメン」を出している店なのです。まあ、最近はつけ麺やつけ麺味のラーメン(TARO)などなどバリエーションは増えてきているものの、味噌はここだけなのです。
▲京成大久保店の味噌ラーメン
ちなみに、以前は「荻窪店」で塩ラーメンを出していましたが、リニューアル後の現在は塩ラーメンは提供していないんです。私も、食べてないので食べときゃよかったと後悔・・。
いやいや、「人生は後悔の繰り返し」ですからね。ということで、変わった二郎を食べたい方は京成大久保店に行ってみてはいかがでしょうか?
府中店の麺は太っとい!
二郎の店舗で出す麺は、各店舗でオーション粉という小麦粉から製麺機を使って麺を作っています。それにより、麺も店舗によって異なるのです。
で、中でも特徴的なのが「府中店」の麺。とにかく二郎の店舗の中でも一番の太さを誇る面で、ラーメンというか自分はうどんに近い感覚を感じました( ´ ▽ ` )ノ
▲府中店の小ブタラーメン
まあ、普通のラーメンに比べたら二郎の麺はただでさえ太いのに、その太い二郎の中でもさらに太いという感じです!気になった方は、食べに行ってみてはいかがですか?
亀戸店と湘南藤沢店は店主が兄弟!
タイトル通り、「亀戸店」と「湘南藤沢店」は兄弟の方が店主なのです。「湘南藤沢店」がお兄さんで、「亀戸店」が弟さんです。元々はお兄さんが湘南藤沢店で店主をしていた際に弟さんは助手をしていました。
相模大野店の店主は元力士
二郎の相模大野店の店主は、元力士なんだそうです。そんなこともあってか、別名として「スモジ」というあだ名まで付いているのです。相模大野店では、「和っカレー」「賄い」などここにしかないオリジナルメニューもあるのですよ!
なぜ多くの人は二郎巡りをするのか
これ、私もよく会社の人や友達に聞かれるんです!「何でそんなに巡ってんのよ!」ってね。
と言われると、「そこに二郎があるからだよ!」と言いたいところだが自分でもいくらか考えがあるのでそれを紹介したいと思います!
お店によって雰囲気・味が様々
そうなんです。いわゆる、チェーン店だと基本味や盛り付けとかって同じになるじゃないですか!!でも、二郎は盛り付けや雰囲気がお店によって違うんですよ!「この店は、盛りがすげえ」「この店は豚がでけえ」みたいなね!
まあ、店舗によって異なる点は以下かな?
店舗によって異なる点
・麺のカタメができる店とできない店がある
・トッピングの「マシ」「マシマシ」ができない店がある
・たまに味噌ラーメンなどを用意している店がある
・店の雰囲気が店舗によって全然違う
・店によって営業時間が全然違う
・店によって味が全然違う
・店によって麺が全然違う
・店によって量が違う
・レンゲがある店とない店がある
40店舗近くだと頑張れば全部巡れる
▲二郎の中で最北端に位置する「札幌店」
ラーメン二郎は、2016年現在は東日本(関東・東北・北海道・新潟)にしかありません。それに店舗も約40店舗ということで、頑張れば巡れる数なんですよ!
例えば、100店舗あるとかなるとちょっと先が遠すぎる気がしますが、40店舗なら月に2店舗行けば2年以内には全店制覇が達成できるので、まあいい趣味にできるのではないでしょうか!!
一応、未だに1年に1店舗くらいのペースで増え続けているのですが、はたして何店舗まで増えるんでしょうかね!
コミュニケーションのネタになる
これは、本当に大きいメリットです!私が新卒として会社に入った際、やはり何人かジロリアンがいるわけですよ!そうすると、「あ〜君も二郎食べてんだ〜」「どの店が一番好き?」みたいな会話から、話がはずむわけです。
会社以外でも、どこかでプレゼンする際にも二郎を周りまくっている話を最初にして笑いをとるというのが私の必勝パターンとなっているんですよ!でも、女性に二郎に関することをマシンガントークで話し続けると、引かれるので要注意(笑)
ニンニク入れますか?
おわりに
どうでしたか?二郎を食べたくなったでしょうか?私は最初二郎を食べたときは、もう二度と食べないと思ったものの、再度訪れてからなぜか食べるようになりました。
他の食べ物とは違い、掟やがっつりした食べ応えのあるラーメンであることからまた行きたいと思うんでしょうかね!食べに行く際は、ちゃんと予習して無事食べ切ってみてくださいね( ´ ▽ ` )ノ
参考文献
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