マイナス15℃の空間でタオルをブン回す、オホーツク流氷館

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北海道の北に位置するオホーツク海では、冬に流氷が確認できます。
北海道の網走では、流氷について学べる「オホーツク流氷館」という博物館があるのです。
早速行ってみることにしました。

こちらが、その流氷館。
網走の中でも、結構高台に位置しているので、景色も抜群でした!
私が訪れたのは2015年9月20日ですが、8月1日にリニューアルオープンしたんだそうです。
どうでもいいですが、9月20日は私の28歳の誕生日でもあるのです(笑)

入場料を払い、いざ館内へ!

階段を下りて行くのですが、雰囲気凝ってますね!
見た目は寒そうですが、実際はここは寒くありません。

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まずは、こちらのシアターで流氷に関する映像を鑑賞できます。
8分間の上映で、5面シアターの結構大きなスクリーンで迫力ある映像が見れますよ!
そもそも、なぜオホーツク海は凍るのかについて考えたいと思います。

まず、オホーツク海の場所から確認します。
オホーツク海は、ユーラシア大陸、カムチャッカ半島、千島列島、北海道によって囲まれている海です。
網走と同じ緯度にあるアイスランドやヨーロッパ、アメリカの海が凍らないのに、なぜオホーツク海は凍るのか??

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理由は以下の点なんだそうです。
①アムール川から大量の真水が流れ込んでくる
上流部の支流を含めた全長4,368kmは世界8位、流域面積は185万5500km²で世界10位。
その広大な川から、オホーツク海に真水が流れ込んでいます。
②冬のシベリア吹き降ろしの寒気が海を冷やす
③閉じられた海
オホーツク海は、先ほども述べた通り、ユーラシア大陸、カムチャッカ半島、千島列島、北海道によって囲まれています。
海の左側である千島列島の部分では、深い海峡を通じて多少の水交換が行われています。
しかし、間宮海峡の部分では、海峡は狭いかつ浅いため、日本海との水交換はほとんど行われていないんだそうです。
そのため、オホーツク海は池の様に「閉じられた海」と言え、これがオホーツク海が凍る理由の一つなんだそうです。
④二重構造の海
アムール川から流れ込んだ大量の真水が、オホーツク海の表面に広がり、塩分の薄い層(深さ約50m)を作り出します。
しかしその下には塩分が濃くて重い水があります。
冬のシベリア降ろしの風が海面を冷やすと、表面の海水は重くなって沈みます。
氷には、真水しか含まれていないため、海水が凍った場合には、凍った分の海水に含まれている塩分が排出され、下層の水を重くするのです。
この二重構造により、対流が塩分の薄い層に限られることで、オホーツク海は水深50mの凍りやすい海と言われています。
凍る海は、世界の海の約10%なんだそうです。
その中でも、オホーツク海は「北半球で最も南の凍る海」となるのですが、それは単純に気温が低いというわけではなく、上記のような様々な要因が重なっているからなのです。

館内はこんな感じです。
上記で述べた、流氷の成因などオホーツク海について学べます!
と、ここで紹介されているオホーツク海に住む生き物を紹介します。

名前:クリオネ
かわいい翼を使い泳ぐ姿から「流氷の天使」と呼ばれている。
そもそも、クリオネは巻貝の仲間なんだそうです!
そのため、和名では殻を持たないことから「ハダカカメガイ」と呼ばれているそうです。
体全体が透明であり、見えているのは消化器官。
北極海、南極海などの低温水域に生息しており、流氷シーズンになると、オホーツク海に姿を見せるそうです。

名前;シマエビ
体長は8~13cmほど。
全身が黄緑色と緑褐色の縦じま模様をしていることから、「シマエビ」と呼ばれています。
雄性先熟の性転換を行うので、若い個体はまずオスとなり、体長で約10cm以上に成長するとメスに性転換します。

名前;オオカミウオ
北海道、オホーツク海、ベーリング海に分布しており、水深50~100mの海底の岩場に住んでいる。
英名で「ウルフ・フィッシュ」と呼ばれていることから「オオカミウオ」という名がついたそうです。

名前;フウセンウオ
フウセンウオは北方系の魚で、北オホーツク海や宗谷北部に生息しています。
丸い風船のような姿をしていることからこの名前が付きました。
稚魚、幼魚の間は、乳白色、オレンジ色と綺麗な色に変化します。

そして、この館内のメインイベントはこちらです。
マイナス15℃の空間を体験できる流氷体感室があります。

中では、この濡れたタオルを30回ほど回します!
すると、タオルがすぐに凍るということです!

親切に、防寒服も用意してあります。
自分は、薄い服2枚しか着ていませんでしたので、ありがたく着させていただきました!!

正面でタオルをブン回している人は、私の友人です。
こんな感じでタオルをひたすらブン回すのです!

みんなでタオルを回す光景は、結構シュールです。

30回くらい回すと、こんな感じで凍ります!

マイナス15度はとにかく寒いです。
何がきついって、手が痛くなります・・・・
ということで、5分ほどで退散しました!!

屋上は展望台になっています。
博物館自体が高台にあるので、景色は抜群に良かったです!

こちらは、博物館から東側を見た景色です。
左奥に、海を挟んで陸が横に伸びているのが見えると思いますが、これは「知床半島」です。
日本最後の秘境といわれ、半島の北側は人間の手が一切入っていない大自然のままの状態が残っているのです。
クルージングで海側から見ることが出来るので、また次北海道に来る機会があれば行ってみたいものです!
また、訪れたのは9月だったので、流氷ももちろん見れませんでした・・・
いずれ見たいものです。
以上、オホーツク流氷館でした。
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詳細・地図

住所 北海道網走市天都山245−1
営業時間 5月~10月 8:30~18:00(最終入館17:30)
11月~4月 9:00~16:30(最終入館16:00)
年末年始 12月28日~1月5日 10:0~15:00(最終入館14:30)
定休日 無休
入館料 大人750円、高校生640円、小・中学生540円
駐車場 無料
電話番号 0152-43-5951
アクセス 網走駅からバスで15分
リンク http://www.ryuhyokan.com/
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