海の中にホームが眠る駅、根府川駅

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皆さんは、JR東海道本線に乗ったことはありますでしょうか?
JR東海道本線は、東京から神戸まで続く、非常に長い路線であります。
その東海道線に「根府川駅」という駅があるのです。

神奈川県の西部にあり、また海岸に面している場所に位置しています。
上の図で示した部分です!!

こちらが、根府川駅の駅舎。
かなり小さい駅舎であり、駅員さんがいない無人駅となっています。

駅前も、数台の車が駐車できたり旋回できるスペースのみ。

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この駅は、「関東の駅百選」に認定されています。
この駅には、 白糸川橋梁があり、これにより選定されたようです。
確かに、駅の中にはお客さんが数名いらっしゃいましたが、みんなカメラを持った鉄道ファンでした。

無人駅なので、発券ボタンも設置されています。

駅の中には、碑がありました!
これが、関東大震災の際に、この駅の事故で亡くなった方々のご冥福を祈ってたてられた碑です。

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根府川駅列車転落事故により、列車が海に転落

1923年9月1日に、関東大震災はおこりました。
この地震により、その時根府川駅のホームに到着しかけた東京発真鶴行きの列車は、土石流の影響で土砂とともに海中に落下してしまったのです!
想像するだけで恐ろしい事故ですが、そんな大事故が90年前に起こっていたのですね。
この時の被害は、乗客と乗務員を入れて112名にもなったそうです。
 確かにこの付近は、陸地がいきなり山の斜面になっている場所が大変多いです。
ここから、伊豆方面には”真鶴道路”や”熱海海岸自動車道”という有料道路がありますが、崖の横すれすれを通る道路なので、通るたびに、土砂崩れが起こらないだろうかと心配になります・・・・

根府川駅には、1番線ホームが無い・・・

通路を渡って駅のホームに向かいます!!
そして、ここで驚愕の事実を知ることになりました!
この写真を見て、気付いた方はいらっしゃいますでしょうか?
手前から、2番線、3番線、4番線となっています。
あれ、1番線は??

外も見てみることにしましょう。
外はこのようになっていて、やはり1番線がありません・・・・
そう、実は先ほど紹介した根府川駅列車転落事故の際、列車と共に1番線ホームもろとも海中に落ちてしまったそうです。
どんだけの土砂崩れだったんでしょうね??

ホームから下の景色。
確かに、めっちゃくちゃ急です!
 これほどの急こう配であれば、確かに海に落ちても不思議ではないような気がします。
現在でも、駅のホームは引き上げられていないそうで、海底のどこかで、お魚たちの住処と化しているのでしょうか・・・

ちなみに、余談ではありますが、この付近ではミカンの栽培が盛んなのです。
この辺の道を車で走ると、農家の方がみかんを売っている様子がよく見られます!!
しかし、最近は後継者が少ないとのことで、生産数が減少しているんだとか。

今回の内容は、たまたまとある本を読んだことで情報を掴めました。
根府川に住んでいる方たちは、この事実を知っているんでしょうか。
自分は、実家が大船や藤沢の近くであったこともあり、今まで何度も東海道本線に乗っていましたが、その東海道本線の一つの駅である根府川駅でこんな事故が起こっていたなんて全く知りませんでした・・・
世の中、調べてみると色々あるんですね!
でも、やはりこういう知られざる歴史を持って多くの方に知ってもらいたいな~ってやっぱ思います!
このサイトが、その一助になれば本当に幸いなんですが(^o^;)!!
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詳細・地図

住所 神奈川県小田原市根府川
アクセス 神戸淡路鳴門道洲本ICより国道28号、主要地方道76号洲本灘賀集線を南へ約40分
リンク https://www.jreast.co.jp/estation/station/info.aspx?StationCd=1198
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