豚骨臭全開の全国ラーメンチェーン山岡家のルーツに迫る!

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日本全国にチェーン展開をするラーメン屋といえば、どの店を思い浮かべるでしょうか?「ラーメン花月」「味の時計台」などでしょうか??
そんな中今回紹介するのは、こちらも日本全国にチェーン展開をする「山岡家」です!(^^)!駅前というよりは、郊外の大通り沿いなどに存在することから、多くのトラック運転手に愛されている山岡家についてを紹介していきます!
本記事のポイント

・山岡家は茨城県にある牛久店が発祥の店
・チェーン店ではあるものの、各お店で一からスープが作られている
・トラック運転手に愛されており、漫画やシャワーが置いてある店もある!

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まずは山岡家について

山岡家を軽く紹介

山岡家は全国にチェーン展開するラーメン屋です。位置する場所としては、人が多い駅前ではなく郊外の大通り沿いなどに多く、車で遠出をする際には必ずと言っていいほど目にするお店ではないでしょうか。
山岡家
▲郊外の大通りに多い「山岡家」
赤色をメインカラーとし、広々とした駐車場を持つお店が多いのも特徴的。そして私的にこのお店の大きな特徴としてあげたいのが、多くのお店で24時間営業だということ!夜遅くに運転してる際にふとラーメンが食べたくなった時に、いつでも開いている山岡家。これぞ、深夜に働くドライバーたちに愛される所以(ゆえん)ではないだろうか。。

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山岡家のラーメンとは

山岡家
そんな山岡家はどのようなラーメンか?
メインのラーメンとしては、濃厚なとんこつ醤油ラーメンに麺は太麺。トッピングとしては、のり、ほうれん草、チャーシューが乗っかる感じです。いわゆる、神奈川県を代表する横浜家系ラーメンに大変似ている。。。
山岡家
▲山岡家は全店でスープを一から作っている
現在のラーメン屋では、スープは工場で作りそれを冷凍するお店が増えています。。特に家系ラーメンでは、壱角家(チカラめしを営業している三光マーケティングフーズが展開)などでは完全にそのケースで、お店ではスープを作らず工場で作ったスープを解凍するのみという方法を行っています。
しかし、山岡家ではチェーン展開をしているが全てお店の店舗でスープを作っているのが山岡家の凄いところ。そのため、店内は豚骨の臭みが充満しているのですね。この臭みは、最初は嫌悪感を示す人がいるかもしれませんが、不思議と慣れてくるのが山岡屋の面白いところ。ラーメン屋に行った際には、寸胴鍋が置いてあるのかを確認してほしい。
山岡家
そんなわけで、山岡家はとにかくスープ作りにはこだわりを見せているのです。店舗数が多い現状ではすべてのお店で同じ味を作るのは不可能。しかし、お店ごとで作っていることもありお店によって味が違うことはそれはそれで面白い!
山岡家では、スープ講習会などを通じて品質向上に取り組んでいるのです。すっきりしてコクのあるスープを出すには、工場スープではなく店舗でスープを炊くことが必須になり、そういう努力をしていることが山岡家が残り続ける要因でもあるであろう。
山岡家のスープは、4日間炊き続けてようやくラーメンのスープとして使うことができるのです。そんなわけで水道光熱費の上昇などの問題は山岡家では大きな課題となるんですな〜。
山岡家
山岡家は醤油ラーメンが看板メニューではあるものの、それ以外にもメニューは豊富なんです!味噌ラーメン、塩ラーメン、つけ麺、餃子とラーメン屋によくあるメニューは大方揃っているようだ!

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山岡家の歴史とは?

山岡家は弁当屋だった!?

山岡家の起源は1980年に遡ります。実は山岡家は元々はラーメン屋ではなくお弁当屋として開業したのです。ところがその8年後には山岡家というラーメン屋を開業することに。というのも、お弁当屋の競合が増えてきたようで代表自身が大好物だったということがきっかけでラーメン屋を始めたのだという。
山岡家
▲山岡家の1号店である「牛久店」
そんな山岡家の物語はどこから始まったのか?山岡家は昭和63年である1988年に茨城県の牛久で産声をあげました。
山岡家は全ての店舗で24時間営業というわけではないですが、基本的には24時間営業を貫いています。それは、牛久店で24時間営業をしていたことで色々気づいたことがあったからなのだとか。山岡家は以前は弁当屋をやっていたとわけですが、弁当屋とラーメン屋では集客の方法が異なるという点。
弁当屋もラーメン屋もランチは賑わうものの、 そういうごはん時の時間とは異なる時間であってもお客さんが少なからず入ってくるというんですね。

札幌を機に出店ラッシュ!

山岡家
▲札幌進出をきっかけに山岡家は軌道にのる
そして、山岡家の軌道に乗る大きなきっかけとなるのが平成に入った1992年に行った「札幌進出」だったのです。札幌には、ご存知札幌味噌ラーメンはすでにあったわけですが、それでもこの山岡家のような「とんこつ醤油」というジャンルのラーメンはそこまで浸透していなかったということもあってか、冬場は寒さとの戦いになる札幌で大ヒット。連日行列ができるほどの賑わいだったそうです。
それから、「首都圏」「東北地方」「東海地方」「中部地方」そして「九州地方」へ出店を続け、全国に股をかけるチェーン店へと成長したのです。上の図を見てもわかる通り札幌に進出したことを皮切りに、徐々に西へと進出している様子が分かるかと思います!
店舗数は2009年に100店舗を達成して、2016年現在では140店舗にものぼるのです。
山岡家
▲かつて山岡家だった高田馬場のセブンイレブン
しかし、そんな山岡家といえどもずっと好調だったわけではないのです。現在140店舗以上の店舗を構えているとはいえ、閉店した店もいくつかあるのです。私が大学時代に歩いていた街である高田馬場にも東京23区の1号店として、2009年にこの地に山岡家が出店。しかし、その2年後の2011年にこのお店は閉店してしまいました。
まあ、もともと高田馬場駅と早稲田大学の間のこの地はお店の回転が早くなかなか定着する店が少ないのが現状だったこともあるんですけどね・・・。2016年の現在は上の写真の通りセブンイレブンに変わってしまっていました。。。

 実はコメダコーヒーにも関わっている

山岡家
今や全国に700店舗近くあるコメダ珈琲。実はコメダは、山岡家とフランチャイズ契約を結んでおり、2012年に茨城県つくば市に「コメダ珈琲」をオープンしています。ラーメンとコーヒーと全く異なる食べ物ではあるもののこんなところでつながりがあるのです。

トラック運転手に愛される

山岡家
▲シャワー付きの山岡家「音羽蒲郡店」
山岡家がお店を構えるのは、駅前というよりかは郊外の国道沿いなどが多い。そのため、トラック運転手に愛されているのです。お客さんとしてその人たちが多いためか、お店によっては無料シャワーを利用できるというありがたい店舗まで出現。ニーズに答えるというのはこういうことか!!
山岡家
▲店内に漫画が置いてあるお店も多い
それだけではない。これまた店舗によっては店内に漫画をおいている店もあるのです。まあ正直これはトラック運転手のためとして置かれたかは不明ですが、これはカレー最大のチェーン店であるココイチでも見られる光景。今後は飲食店といってもプラスアルファの要素が加わり飲食店の用途も変わってきたりするのだろうか。。

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山岡家発祥の牛久店

先ほどの歴史の部分でも触れたように、山岡家の歴史は茨城県の牛久から始まった。そのルーツを探るべく、牛久大仏を見に行くわけでもなく茨城県の牛久へと足を運びました(笑)
山岡家
その山岡家1号店がこちらだ。他の店舗とは違いレトロな風貌が伺えます。お店の大きさにしても他のお店に比べると少し小さく思える。
山岡家
▲こっそり掲げられている「山岡家発祥」の印
店外には、外風機の上にひっそりと「山岡家発祥の地」の張り紙が貼ってありました。せっかくの発祥の地なのでもうちょっと堂々としてもいいのではと思うのですが、少し控えめな所は山岡家の性格でもあるのだろうか・・。
山岡家
お店の駐車場には大きな暖簾も!
10周年と書いているのは生誕ではなく、上場10周年だという(笑)そこ、感謝祭にするか。。
その左隣には、G系と書かれた暖簾が!G系(ガツン系)と書かれたその暖簾は黄色い暖簾ということからもラーメン二郎が脳裏をよぎるのですがそれを意識してのものなのだろうか・・。
山岡家
店外だけでなく、店内も少し時代の流れを感じる雰囲気に。カウンター席がほとんどであり、1席だけテーブル席、そして隅っこにはお座敷席も用意されていました。
山岡家
山岡家の経営理念も掲げられている。「ラーメンでお客様に喜んで貰う」!実にシンプルな経営理念だ!!
山岡家
そして、1号店を示すものがここでも見られました。このプレートは写真い写っている入り口付近と、なぜかトイレにも見られた(笑)
山岡家
 で、私が来店した際には店内はほぼ満席状態に!唯一開いていたこの座敷席に通されたわけですが、余ったスペースを何とか席にした感じ(笑)
隅に立てかけられた椅子や座布団の無秩序さがおもしろい。
山岡家
そして1号店で私が食べたラーメンはネギ醤油ラーメン。山岡家のラーメンにはライスやネギが大変よく似合う!!おいしく頂かせていただきました。

おわりに

多くのトラック運転手に支えられている山岡家。知り合いにトラック運転手がいない為、実際にトラック運転手がどれだけ山岡家に支えられているかは不明っす。でも、その業界の世界や歴史の知識があまりない私としてはその辺りは非常に気になる。。
車を使わない人にとっては、あまり山岡家は馴染みがないかもしれないですが、日本の物流を支えるトラック運転手を支えている山岡家は、今の日本社会に必要不可欠な存在なのではと思う今日この頃。。

参考文献

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詳細・地図

住所 茨城県牛久市中根町270−3
営業時間 24時間
駐車場 無料
電話番号 029-873-9793
アクセス ひたち野うしく駅から徒歩15分程度、ひたち野うしく駅から1,008m
リンク https://www.yamaokaya.com
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