ラーメン店の行く末は!湯河原の名店「飯田商店」を訪れて考えてみた!

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今回は、ラーメンに関する記事です。ある記事の取材の関係で熱海方面へ行った時のこと、ふと「熱海方面だったら、湯河原の飯田商店に寄れるではないか!」と思い立ち、飯田商店に行った時のこと。
味はうまかったのですが、そこで今のラーメン業界に関していろいろ思うことなどがあるので、その辺をまとめてみようと思います!
本記事のポイント

・飯田商店は超絶おいしいく、店内は和のテイストで清潔
・ラーメンの鬼「佐野実氏」の影響を受けている
・今のラーメン業界はスープを作れないお店が多い・・

閑静な街に突如現れる行列www

▲閑静な住宅街に現れる飯田商店の行列
飯田商店は、湯河原駅から10分ほど歩いた住宅街にあります。閑静な住宅街なので人通りが多い場所ではないのですが、そんな場所に突如現れる大行列。マジで、違和感バリバリの光景。。結構な数のお客さんが並んではいましたが、30分ほどで入店できたもののこの行列を見て改めて飯田商店の凄さを思い知らされました。
なぬっ( ゚Д゚)
飯田商店は11:00開店でありますが、30分前から整理券が配られるそうです。恐るべき飯田商店!!
まぁ湯河原だからこれくらいの行列におさまっているのかもしれないですね。これ、東京の中心地にでも出たらディズニーランド並みの行列になるかもしれないですな。ここは、店主の飯田さんの地元とかでもあるのかな??その辺の詳細は不明ですが。。
▲駐車場は満杯で、待機中の車も
さすがの名店ということもあって、駐車場も満杯。挙句の果てには、駐車場の空き待ちまで出るという状態に。いや~車じゃなくて電車で来てよかったっすわ!!
この車の駐車場問題というのは、人気店であればよほどの地方でない限り問題にあがる話でしょうな・・。ラーメン二郎に行っても、よく「正面のコンビニには停めないでください。その場合はラーメンを作らないこともあります」みたいな張り紙をよく目にするわけです。
違法駐車をしまくることで、近隣住民から苦情が来るということがないようにしたいものですが、違法駐車ってどんだけ注意してもなかなか無くならないのが現状なんですな。あの、マネーの虎に出た川原社長が経営していた世田谷の「なんでんかんでん」とかがその良き例。周辺からは「とんこつ臭いんですが・・」という声が聞こえるだけでなく、環七沿いに違法駐車するやからが増加したことで、警察官が常駐してしまう事態になり、最終的には閉店してしまったわけです。
今や、東京駅で無敵状態の六厘舎も、本店の大崎では行列が長すぎて周辺から苦情が来てしまうなど、人気が出たら出たでそれによる悩みも出てくるのがラーメン店の大変な所っすかね!!
張り紙もしっかり貼られています。「もしかしたら営業が続けられなくなるかもしれません」という張り紙がかなり強烈。。飯田商店がなくなったら、こんな名店をお客さんのモラルが閉店に追い込んだということで、一大ニュースになりますわ!!
あと「代表者待ちも禁止」と書いてありますが、これもやる人が多いんですよね。私は普段ラーメン屋は一人で行くことが多いのでやられる側になるわけですが、何食わぬ顔で列に突っ込んできて待ち合わせするやからが本当に多い。。
皆さん、マナーは守りましょうね~~!!

いざ、和のテイスト溢れる店内へ!!

行列に並んでいる最中に食券を買うことに。湯河原ということで、川崎住まいの私からしたら同じ都道府県にはあるものの湯河原はほぼ静岡県側なのでなかなか来れる場所ではないのです。ってことで、マジで何食うか悩みました・・。が、ここはベーシックに「わんたん入り醤油らぁ麺」を注文!次来たときは、塩らぁ麺かな??(*’▽’)
▲和のテイストを感じられるお盆やお箸
飯田商店は、味がおいしいのはもちろんの事ですが、お店もすんごくきれいに維持されています。このように各自にお盆が用意されているだけでなく、お箸もレンゲも大変丁寧に用意されていて、まさに日本のおもてなしの心があります。行列店ということで、ただでさえラーメン作ることや客さばきが大変なのにもかかわらず、奢ることなくこのような所にも丁寧さが出ているのはさすがの一言。
実際にインタビューをしたわけでもないので、それほど店主さんの背景はわかりませんが、かつては和食屋で働いていた経緯もあるとのこと。それがあってか、今現在の店内は「和のスタイル」って感じのお店になっています。服装に関しても、店主さんは白装束の和食の職人さんって感じですし、接客をする女性型は和服姿ですし。

飯田商店のラーメンは鬼絶品!!

味に関しては、信じられないくらい美味かったです( ´ ▽ ` )ノ
いや、本当に美味しかった。ラーメンって正直お店も無数にあるし、味に関してもここが飛び抜けてうまいってお店はほぼないですが、このラーメンは食べた瞬間に本当に美味しいって思いました。こりゃ、アクセスが悪くてもお客さんが来るわけだ!!
スープは洗礼された醤油ベースのスープ。鶏油(チーユ)の味が効いていてこれほどおいしいラーメンは、本当に初めてではないかと思わせられるほどの衝撃。こりゃ、遠くからでもお客さんが来るわけですわ!!ちなみに、行列に並んでいるときにお店から出てきたお客さんが、一緒にいた仲間と速く共有したかったのか、お店を出てすぐに「おいしかったよね~~」と話していましたが、それがすっごくわかる。一人で来ているので誰とも共有できませんが。。
▲少し柔らかめの麺でスープとの相性は抜群
麺も自家製麺ですよね??多分( ;∀;)
普段はカタメで食べることが多い私。しかし、飯田商店の麺は少し柔らかめで出されます。ところがどっこい、麺にはスープがとってもしみ込んでいてスープと麺の相性が信じられないくらい素晴らしい。もはや、欠点を探すのが難しいのがこのラーメンだ!

佐野実氏の影響を受けた至高のラーメン

店主の飯田将太氏は、佐野実氏の影響を受けているとのこと。かつては佐野さんのラーメンをよく食べに行っていたそうですな。ただ、佐野さんのもとで修行をしていたわけではないそうです。ラーメンの具材を見てもそうですが、自分が気になったのはラーメンに使っている食器っす!!
▲支那そばや本店で使われている有田焼の食器(醤油らぁ麺用)
飯田商店では、佐野さんと同様に有田焼の特注品を使用しており、醤油ラーメンと塩ラーメンでは異なる器を用いているとのこと!!実はこれ、佐野さんもやっていたことで、今現在の支那そばや本店でも、醤油ラーメンと塩ラーメンでは使う器を分けています。そのため、店内に書いて合ったその説明を見て「あ、これは佐野イズムやな!!」と思ったわけですな。

「スープを作っていない」お店が多い現状

そんな飯田商店を訪れて、今の飲食業界に関していろいろと考えてみたわけです。私の感想ですが、飯田商店のように一からスープを作りこだわりを持ってラーメン屋をやっている店は結構少ないと思っているわけです。最近飲食店に行くと「IT化」というか、効率性を求めすぎている気がするこのご時世。というのも、ラーメン屋に関して言うと、工場で作られるスープを解凍するだけのお店がとっても増えてきているということ。
▲工場で作られたスープを用いた家系ラーメン
その代表例は、家系ラーメンではないっすかね??
杉田にあった吉村家(現:横浜駅前)で生まれた横浜家系ラーメンは、弟子が独立したりお家騒動があったりで、どんどん分裂が起こり、今ではもはや何店舗あるかよくわからん感じになってしまっています。
そして、いくつかの会社が工場生産してFC(フランチャイス)展開をしだしたりして、さらに爆発的に増えている状態に。ただし、正式な家系は吉村家で修行した後に独立したお店(直系店)に限るんですけどね。。
上の写真に写っているラーメンは、具体的な店名は出しませんが解凍スープで作られたラーメンです。なんか食べ物系のサイトとかでもこのような家系ラーメンを「クリーミーでポタージュのような味」みたいな解説がありますが、クリーミーというか化学調味料使ってそうな感じのラーメンがだいたいそんな味です( ;∀;)
まぁそんな店が増えてきたため、もはやお店ではスープを解凍して麺を茹でてラーメンを作るというように、スープを作らない(作れないww)店が増えているのが現状。みなさん、ラーメン屋に行った時は、厨房に寸胴鍋があるかを確認してみてください。なければ、そこはお店でスープを作ってなく、工場とかで作っているスープを解凍しているお店です。解凍が悪いというわけではないのですが、お店でスープを作る店舗が減ってしまう文化が根付くのはとってもさみしいと感じてしまう私です。。
▲全国展開しているラーメン屋の「山岡家」
まぁチェーン店は「味を統一するため」ということからも工場で作っているのがほとんど。そうでなく、ちゃんとお店でスープを作っているチェーン店は「山岡家」くらいじゃないっすか??山岡家は、お店に入った時はトンコツ臭がして、それが嫌だっていう方がいるかもしれませんが、ちゃんとお店でスープを作っているということでもあるわけです。

飲食店はエンターテインメントでもある

これは、私の持論ですが飲食店はエンターテインメント要素も含まれていると勝手に思っています。私がラーメン屋に行く目的は、ただ美味しいものを食べに行くというだけでなく、その店主に会いに(見に)行ったり、店主がラーメンを作る工程を見て楽しむということ。
先ほども書いた、効率性や合理性ばかりを求めるお店だと、これが欠けてしまうんですよね。まぁ吉野家とか立ち食いそば屋みたいに、とにかく忙しくて短時間で食い物を食えればいいみたいな店だとこれは不要かもしれませんが、そのほかの飲食店だと、エンターテインメントはあってもいいと思うんですよね。
なので、効率は悪くてもスープを一から作っていたり、そのような作業をテキパキとこなす店主さんの姿というのがないと、飲食業界がめっちゃ寂しくなるわけです。
▲中村屋オリジナルの湯切り「天空落とし」
あ、あと麺の湯切りとかもそうですね。湯切りのときに「デボ」か「平ザル」どちらを使っているかも私は気にします。考えなくてもすぐにわかりますが、平ザルは麺を適量分すくい上げる必要がありますし、湯切りも平ザルの方がむずいです。そのため、平ザルを使っているお店の方が好きですし、思わず見入ってしまいますな( ´ ▽ ` )ノ
ただし、上の写真にあるような中村屋の天空落としは大好き(*’▽’)
そんなことで、ラーメン屋ってある意味私にとってはエンターテインメントでもあったりするわけです。ただ単に食い物を食いに行くってだけでなく、作る過程を見ることを楽しむ見物料的なものもラーメン代に含まれているって勝手に思ったりしているわけですな( ´ ▽ ` )ノ
皆さんはどうでしょうか??

素材にこだわりまくった、ラーメンの鬼

こちらは、以前佐野実氏に関する記事の中で登場した支那そばや本店。最初は藤沢の方にお店を構えていましたが、最後の最後で戸塚駅前の開発が行われた際に、地元の方から出店をお願いされて作ったのが、こちらのお店。
佐野さんはとにかく食材にこだわりまくり、必ず現地に赴いて食材選びを行っていた、まさに「ラーメンに人生を捧げた男」。さらに、5,000万円もの製麺機まで買ったりというこだわりも。藤沢時代には、納得できないスープの場合はお店を臨時休業したり、私語厳禁だったり、香水禁止だったりと、その辺は結構有名な話でしたね(⌒-⌒; )
ただ、今のラーメンがあるのはそんな偉人たちがいたからなんですよね。なんでもかんでもチェーン店とかで合理化してしまう現在ですが、修行して一からすべて自分の店で作るお店がやっぱり生き残って欲しいと思う今日この頃。
▲1999年の開店以来、津村さんが守り続けている杉田家
私は、ラーメン屋に行くのって結局は味ももちろんですがその店主に会いに行きたくてというのが大きいです!杉田家の津村さん、ラーメン二郎三田本店の山田拓美さん、吉村家の店員さん達などなど。。ただ、今ではネットで評価も観れますし、やっぱり美味しいお店にはちょっと高くても食べに行きますよね!

食べ物のありがたみを感じなさすぎている・・

▲千葉県にある、サイゼリヤ1号店
なんか最近では、アホなYouTuberが再生数を稼ぐためだけに、お店の全部のメニューを頼んで、結果残しまくって食って帰るみたいな残念な現象が起きたりしています。。いわゆる、食べ物のありがたみという考えがなく、金稼ぎや注目を浴びることにばかり目がいってしまっているってことですな。
昔「ブタがいた教室」って映画があったように、食べ物を食べるということは、何かの命を犠牲にしていただいたりしているわけで、そう考えると多少は食べ物を食っていることの凄さが少しはわかるような気がします。
それは、仏教の考えにも伝わることです。仏教の考えでは「生きること自体が罪」なのです。なぜかというと、他者の命を犠牲にして食べていかなくてはいけないため。そんなことばっか考えていたらさすがに辛いですが、たま〜にそんなことを考えながら生きるのも大事なんじゃないかな〜〜。
こんなことを書いている自分でも、いっつもそんなこと考えているわけではないですけどね。。

二郎系のラーメン出す店多すぎ・・

大変長い間人気を守り続けているラーメン二郎。どこに店舗を出しても、オープン日は徹夜組が出る状態になり、開店したらしたで永遠と行列が続くというよそのお店では考えられない状態のラーメン。それだけでなく、スープも麺もお店で作るため店主さんの仕事量も半端ないわけです。
この前、とあるラーメン屋さんに話を聞いた際に「うちは、麺はお店では作っていませんよ~。もうね、麺までお店で作るのは変態にしかできません(笑)」みたいなことをおしゃっていました。
▲三田本店の小ラーメン「ヤサイ、ニンニク」
二郎は、系列店を出すことはできず店主は基本的にお店にいなくてはいけない、そしてスープはもちろんの事、麺もオーション粉を使って一から作る必要があるのです。
かつて高田馬場店は店主体調不良により閉店、立川店も休業状態が続き、府中店でもワンオペの末店主が体調を崩して休業(現在復活)するなど、店主の体力的負担は計り知れないわけです。ただ、そのような厳しさを保っているからこそ、二郎にはお客が絶えないということなのでしょうか??
ただし、そんな二郎系のラーメンを「G系ラーメン」「ガッツリ系ラーメン」みたいな感じでサブ的なポジションで二郎っぽいラーメンを出す店がめっちゃくちゃ増えています。最近では、家系ラーメンのお店でも二郎もどきのラーメンを出す店まで。。上の写真の家系ラーメン店では、メインの家系ラーメンよりも二郎もどきをPUSHするというような状態に( ;∀;)
ただし、チャーシューは経費削減のためか薄くスライスされており、あの二郎のステーキのようなブタをは程遠い状態、、、味に関してはまぁ偽物っていう感じの味。これが実際に売れているのかわかりませんが、こんな感じで野菜(もやしとちょっとのキャベツ)を盛りまくってニンニク添えてそれっぽくすれば的なお店が本当に多いんですよね( ;∀;)
ただし、お客さんの目は厳しいのでそんなことしてもダメな店は閉店します。ちゃんとラーメンに対する情熱を注いで努力しない限り、どのようなラーメンだって成功はしないのです。毎年、約4,000軒くらい開業して同じ数の店が閉店しているという厳しい業界ですからね!!

おわりに

何はともあれ、時代が進んでお店の事情や人々の食に関する考えも変わっては来ているのですが、どっちかというと良い方向ではなく悪い方向に進んでいるような気がしています。
便利なのはいいことなんですけど、それによって効率的なことや合理性だけを考えて世の中が進んで行くことに疑問を持ちつつ発信することは大事なのではないかと。。でも、時代は前者の方向に進みつつあるし、それは止めることはできないのが現状というかそれが現実なんですね。
今回紹介した飯田商店の店主だけでなく、食べ物にこだわりを持っている方がいる今の時代はまだましで、このような方が減っていき、食に関してずさんになっていかないようにたまには心がけることも大事なのではないでしょうか??

参考文献

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詳細・地図

住所 神奈川県足柄下郡湯河原町土肥2丁目12−14
営業時間 11:00~15:00(または材料終了まで)
定休日 毎週月曜日と、毎月第3火曜日、休業(祝日の場合翌日)
駐車場 無料
電話番号 0465-62-4147
アクセス 湯河原駅から徒歩10分ほど
リンク http://r.iidashouten.com/

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