戦争を経て生まれた風俗街！千葉県「栄町」の色街物語を辿ってみた！！

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1 一大歓楽街だった栄町は、どのような街だったのか！

一大歓楽街だった栄町は、どのような街だったのか！

戦後の復興整備が進み、街が活気を取り戻してきた栄町。バブル期にはかなりの賑わいだったというが、記事を書くためにその当時の様子を知っている方に話を聞きたいと思ったわけです！！

そのため、バブル当時の様子を知ってそうな方がいないか栄町周辺をうろつくことにしたわけです(*’▽’)

栄町で水商売をしていたラーメン屋の店主

しかし、栄町は戦後の復興で街が変わったこともあり、いわゆる昔からの老舗っぽいお店が全然見当たらないんですよね。。無料案内所の店員さんも若い方が多く、バブル頃の様子まではわからないんじゃないか。

▲取材に応じてくれたお店の醤油ラーメン

そんななか、千葉市周辺をうろついていてとある1軒のラーメン屋に入って夕食（夜食？？）を食べることに。そこの店主さんに少し話を伺ってみると、店主のおっちゃんは68歳。そして、なんとそのおっちゃんはかつて栄町で水商売をしていた方だったのです( ﾟДﾟ)

そこで、栄町の歴史などを取材しているという旨を伝えると、いろいろとかつての思い出を話してくれることに！いや～ここのラーメン屋に来てよかった(*’▽’)

トルコ風呂で埋め尽くされた栄町

▲駐車場になっている場所には、トルコ風呂が建っていた

駅の移転を機に、夜の街へと変貌していった栄町。バブル頃はかなりの賑わい具合だったらしく、通りは人混みで大変だったそうです。ソープランド（当時はトルコ風呂）は今現在の倍近く、数で言うと120店舗くらいはあったんですって！！

ソープランドの営業時間は、今現在は日付が変わる深夜0:00に閉店になりますが、当時は深夜2:00まで営業していたとのこと。ただ、2:00までにお客さんを全て返すことができず、外の灯りは消したとしても3:00くらいは中で営業していたとのこと。

「キャバレー→トルコ」の流れが定番だった

今の私の世代はキャバレーという世界は経験したことはないと思いますが、栄町には2軒ほどキャバレーがあったそうです。いわゆるキャバレーは「ホステスがいて、さらには舞台やダンスホールがある大衆酒場」と聞いています。

栄町ではキャバレーも大変な賑わいだったという。そして、その営業時間は日付が変わる0:00までだったとのこと。

▲ソープ界隈の一大グループである「角えび」

そこで、0:00にキャバレーから追い出された客はどうするかというと、深夜2:00まで営業していたトルコ風呂（現：ソープランド）に流れてきたという。つまり「キャバレーで楽しむ→キャバレー閉店→トルコで遊ぶ」というコンビネーションをする方が多かったようです。

そのように夜中になってもトルコ風呂にはお客が流れ、上記でも書いたように2:00までではお客をさばききれず、結局外の看板の灯りは消しても、店内ではお店が稼働していたというわけですね！！

川崎のソープ街である堀之内も深夜2:00まで営業していたという声を聞いたりしたので、バブルとかその辺の時代は2:00まで営業していた場所が多かったのではと。

ジュパゆきさんが活気を支えていた！！

トルコ風呂やキャバレー、ストリップ劇場など色々なお店が集まっていた、かつての一大歓楽街の栄町。そこの街に欠かせなかったのが「フィリピンパブ」の存在でした。

1980年代は「ジュパゆきさん」というフィリピンなどの東南アジアから出稼ぎに来る女性が社会問題になったようですが、この栄町にも多くのフィリピン女性が働いていたとのこと。インタビューしたラーメン屋の店主さんは、「栄町の飲み屋はね、ほとんどフィリピンバプ、どっこもフィリピンパブだらけだったんよ！！」と言ってました。