日本海の江ノ島と言われるマイナーな島「雄島」を訪問した!

↑更新・取材裏情報はTwitterにて(^ ^)
今回は島に関するお話です。その島は「雄島(おしま)」という島。福井県にある島なのですが、おそらく知っている人はほとんどいないと思われる島。
そんな無名な島ではあるものの、今回東尋坊を訪れた際に色々と情報を仕入れて行ってみたのでその辺の情報を晒しながら、雄島について説明していきましょう!!
本記事のポイント

・雄島はもともと陸続きだったが、波に削られて島になった
・島は1時間かからないくらいで1周でき、結構閑散とした島
・島には、密入国者の監視小屋跡や灯台があるくらい。。

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雄島はどこにあるのか?

雄島
雄島は、福井県坂井市という場所にある島です。島といっても、本州からは橋がかかっているため、車で直接行くことはできませんが、すぐ近くに車を停めて歩いて入ることができます。
ここから車で数分の場所には、有名な観光地である東尋坊があり、雄島からも見ることができま〜す。
雄島
拡大すると、こんな形をしています。ぱっと見、江ノ島に似ているためこの島は「日本海の江ノ島」とも言われているようです。
元々、この島は私も全く存在を知っていたわけではないのですが、東尋坊の遊覧船に乗っていた時に、ガイドの方が雄島の説明を色々としていたため気になって行ってみたという次第ですわ!!

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雄島とはどんな島なのか?

雄島
雄島は現在の姿になる前は、陸地部分の安島と言われる場所と陸続きだったそうです。しかし、長年に渡る波の浸食により雄島が陸から切り離されたようです。それによって出来た現象としては、橋を挟んだ北側は波が高く、南側は波が穏やかになるのだという。
そのため、漁師からしたら波が高い日などは南側の穏やかな海で漁をすることができるという。また、雄島には「イワツバメ」という普通とは違うツバメもいるようです。イワツバメは山地や海岸の崖や洞窟を利用して巣を作るようで、このお島や東尋坊のような場所は絶好の繁殖地なんだそうです。
でもね、イワツバメがこの地に訪れるのは3月中旬から5月初旬にかけての時期。ということで私が訪れた10月には彼らの姿は皆無でした。。。残念。。。

実際に行ってみた

雄島
▲雄島への入り口である橋
東尋坊を訪れたついでに雄島も訪れました。この雄島へは、この橋を渡って行くことができます。本日は日曜日。東尋坊にはポケモントレーナーを含めた多くの観光客が訪れていたものの、雄島にはほんのわずかな人しかいません。このギャップがなんとも言えない。
雄島
▲豪快な柱状節理が姿を現わす
橋を渡ると、左側には切り立った崖を見ることができます。こちらは、ここから近くにある東尋坊でも見ることができる柱状節理という節理である!

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雄島
島に入るといきなり階段が現れます。こちらの階段を上り、今回は雄島を時計回りに回りぐるっと一周してみたのでした。
雄島
こちらは、神主などが暮らしていた建物なのでしょうか。現在は誰かが住んでいる形跡はないようだが。。
雄島
▲雄島の見ものである「大湊神社」
こちらは重要文化財になっている「大湊神社」という神社。三保大明神とも言われ、航海や漁業の守護神として崇敬されているようです。一時は織田信長の兵火にかかり、社殿は消失してしまいましたが、1621年に福井2代藩主松平忠直公が国家安全の祈願所として再建されたのが現在の本殿のようです。
建物は、県指定の重要文化財に指定されています。
雄島
海側には鳥居が建っています。この鳥居は島の外側からもはっきり見ることができ、東尋坊から出ている遊覧船に乗るとその姿を確認することができます。
雄島
歩いているとやたらと蜘蛛の巣が多かった(汗)
それだけではなく、蚊もめっちゃ多いです。島の内部はほぼ観光地化されていない状態であるため、昆虫とかはパラダイスなわけです。
歩みを進めると森を抜けるわけですが、木々に囲まれて日陰になっている場所は立ち止まると蚊が襲ってくるので要注意っす!!10月の今でこれなんだから、夏場はハチとかも襲ってきそうだぞい!!
雄島
▲島の反対側には、何もない草原が広がる
森の中を抜けると、雑草が生い茂るひたすら開けた空間に出ます。ここまで来ると本当に何もないわけですが、この何もない空間が逆にいいんですわ。なんか、現実から少し離れたというかちょっと別の世界に来た感が味わえるんすよ!!
雄島
海岸は凄い状態だ!!こちらは、板状節理(ばんじょうせつり)。この雄島では、柱状節理と板状節理の2種類の節理を見れるのである。といっても、地学好きの人じゃないと興味でないっすかね??(笑)
雄島
雄島
岩場が広がる海側とは対照的に、山側は雑草などがひたすら生い茂る空間となっております。そこに見える建物は、上の写真の通り左側にある白い灯台と右側にある謎の小屋のみ。

謎の小屋の正体は?

雄島
▲北朝鮮からの密入国者の監視小屋だった廃屋
入り口から島の反対方向には、このような小さな小屋があるのです。この小屋は何なのかというと、なんと密入国者の監視小屋なんだとか!
近くまで行きたかったのですが、草が生い茂っていて道がなかったため行くことができませんでした。なんか、やけに古くて不気味で何かが出てきそうだ・・。
雄島
白い灯台に関しては、特にネタなし(笑)

多くの釣り人がいるのです

雄島
この島には、観光客が少ない代わりに訪れる人としては釣り人が多いようです。雄島の駐車場では、釣りに向けてスタンバイする方を数名見かけたんでね!
雄島
▲雄島の海岸では、釣り人を多く見かける
左側で釣りをしている方がいるのが見えるだろうか。釣り人からすると、ここは人がほとんどいないということがあり、逆に釣りに集中できる場所であるんですかね。ちなみに、東尋坊で遊覧船に乗った際にガイドの方が言ってたのが、「実はこの雄島、本当はあまり釣れないというのはここだけの話です。。」ということ。
雄島
板状節理が綺麗すぎてひたすらシャッターを取る私。そろそろ日没も近づいてきており、時間とそしてカメラのバッテリーとの戦いとなった(笑)
雄島
雄島
島の開けた場所を歩き終わり、再度森の中へと入ってきます。何もない場所でしたが、なぜかこの島の景色は印象に残っているのが不思議。旅を振り返った時、どの場所が印象に残っているかは後になってみないとわからないもの。

夕日がすんごく綺麗

雄島
訪問していた時間が夕方ということもあり、絶好の夕焼けを見ようと夕陽をカメラに収めることに。なんとも神秘的な光景ですね〜。
雄島
▲雄島付近の海岸は、最良の日没スポット
私は知の冒険を行うにあたり、何枚もの写真をとって履きましたが夕日の写真を撮るのは初めて。実際に見るとまだ眩しくても、写真で取るといい感じに映るのですね!!最近のカメラはすごいっすな!
雄島
夕日が沈むのって早くないですか!?こうやって日没を見ると、あっという間に地平線の下に潜っていってしまう。1日が終わってしまう切なさを感じる。。。

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おわりに

雄島
以上で、雄島訪問は終わり。まあ他のスポットに比べてかなりマイナーな場所であり見所もそんなに多いわけではない雄島。しかし、そんな場所でも、「また行ってみたいな」とふと思い出すものです。この雄島はふとそんな風に思い出す島でした。
人も少なく、波と風の音しかしないこの島では、ふと一人物思いに吹けたり物事を考えたりするのに一人になれる良い場所かもしれないです。そんな場所は、我々の生活には必要なのかもしれないと思った雄島訪問でした。

参考文献

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詳細・地図

住所 福井県坂井市三国町安島
訪問時間 いつでも可能
駐車場 無料
アクセス 北陸自動車道金津ICから車で25分
リンク https://ja.wikipedia.org/wiki/雄島
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