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今回の記事は、家系ラーメンネタです!
「家系ラーメン」ってよく聞く人が多いと思いますが、そのラーメンは横浜市の杉田が発祥なのです。
元々は家系総本山である吉村家があった場所だからなのですが、現在は、その地で直系の味を守り続ける、直系1号店である「杉田家」の訪問記と、杉田家誕生の物語を紹介します!
こちらが、家系ラーメン直系1号店の杉田家!!
なんと、早朝6:00に来たのに、すでに行列が出来ている(笑)
恐ろしすぎ(笑)
さすがに、こんな時間には並んでいないだろうと思っていたのですが、さすがです!
来たのは6:00ですが、何とこの店は5:00から営業しています(笑)
もうほぼ24時間営業やんけ!!
なんでこんなに朝早くやっているのかと思ったら、実は、元々この地で営業していた吉村家が、早朝5:00から営業だったからみたいです。
現在ラーメン店だと、昼と夜に営業していて、14:00〜16:00などの時間は中休みにしている店が多いですが、家系ラーメンは通しで営業している店が多く、その点は非常にありがたいです。
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家系ラーメンは、背景が赤に黒字であることが特徴的!!
お店の前には、長い縦列駐車が!
杉田家のお客さんのでしょうか?
でも、ここは駐車禁止ではなさそうです。
家系の店では、先に食券を買って並ぶシステムの店が多いです。
そのため店内に入り先に食券を買うことに!
こちらが券売機。
家系ラーメンは、中盛り、大盛り、チャーシューメンの他、ライスや海苔トッピングなどがあります。
他のラーメンに比べるとライスには本当に合いますし、海苔をスープに浸す食べ方も最高です!
そして、家系ラーメンの特徴は、麺の固さ、スープの濃さ、油の量がお好みで選択できることです。
それぞれの注文の仕方は上図になります。
つまり、全部で27通りのラーメンが楽しめるわけです。
そして、家系ラーメンで凄いのは、そのお客さんの注文を暗記しているということ!!
どうやって覚えているかは、不明です。
店員さんは、一度に複数人のお好みを暗記するわけですが、一回店員さんにお好みを告げると、正確にそれ通りのラーメンが来るわけです!!
食券を買って並びます。
そして、ラーメンが到着した!
こちらは、ラーメン中盛り。
トッピングは、海苔、チャーシュー、ホウレンソウです。
麺は、酒井製麺の太麺を使用しており、直系の店はこの黒い丼に赤いテーブルが特徴です!
この1杯を作るために、店主の津村さんは大変厳しい吉村家の修行を耐え抜いたのです。
杉田家の店主は、「津村進」さんという方。
東大出身であり、元々ラーメン店を営んでいたそうです。
津村さんが吉村家に弟子入りをしたときは、まだ吉村家は杉田にありました。
現在の杉田家の向かい、国道16号線を挟んだ場所に吉村家はありました。
現在は、その跡形は無く、駐車場になっていました。
今現在、吉村家は、横浜駅の方に移転しています。
こちらが、家系ラーメン発祥の店である吉村家です。
昔から、横浜駅前で営業することを社長はずっと夢見ていたようで、1999年に杉田から移転したのです。
この吉村家で津村さんは修行していたわけですが、吉村家の修行は本当に厳しいのです。
社長の吉村実氏は、お客さんの前で怒鳴ることもあれば、手が出ることもある。
麺上げの際に、麺の分量を間違えてグーパンが飛んで来たり(笑)
その様子は、テレビでも放映されており、厳しさを目にした人も多いかと思います。
吉村氏には、息子が二人いますが、今は家系を営んでいるものの、昔は修行の厳しさに逃げ出して、音信不通になったこともあったそうです。
しかし、当初津村さんはすでに結婚をして子供もいた身。
修行を逃げ出すわけも行かず、ひたむきに修行にはげみ、ようやく吉村氏から一人前として認められたのです。
今回杉田家を訪問した時、津村氏は店に佇んで店員さんの動きを細かくチェックし、時には指摘をする姿を目にしました。
どんな方かはわかりませんが、「本当にまじめでひたむきに努力する」そんな人に見えました。
そして、吉村家が1999年に横浜駅前に移転する際に、代わりに杉田の地で杉田家が開店をすることになりました。
元々は、津村さんと一緒に修行をしていた石川さんという方と共に、共同で杉田家を営業していたそうですが、その後、石川さんは独立し、津村さん単独で経営することになったようです。
店員さんには、中国人の方が多いですが、これは津村さんの奥さんが中国人であるからだそうです。
みんな、必死にまじめにラーメンを作っておりました。
あ、ここでラーメン解説の続きです。
スープは濃厚とんこつ醤油!!
醤油ダレは家系直系特有のものを使っているそうです。
スープは豚骨をベースに煮込んだものを使用しているようですが、詳しいことはわかりません(笑)
麺は、酒井製麺で作られた麺を使用しています。
家系ラーメンは直系・亜流問わずこの麺を使っていることが多いです!!
確かに、この濃厚のスープにはこのくらいの太さの麺が合うように思います!
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家系ラーメンは現在日本全国に数えきれないくらい多くの店が乱立している状態です。
しかし、家系ラーメンは「吉村家が認めたラーメン家」だけが真の家系ラーメンなのです。
真の家系ラーメンはよく「直系」と呼ばれ、店に行くと認定証が掲示してありますが、その直系の店は全国に10店舗くらいしかないのです。
じゃあその他の店はどうなのかというと、いわゆる亜流の店となります。
亜流の店は、現在横浜市にある「本牧家(ホンモクヤ)」から広がったと言われています。
家系ラーメン創設者の吉村実氏と弟子との間で色々あったようで、弟子の方がそれぞれお店を持つようになったことから広がったようです。
チャーシュー。
炭火で炙っていると思われるチャーシューは、香ばしい香りが漂うものとなっています。
チャーシューって結構似たり寄ったりのものが多いですが、ここのチャーシューは他にはない独特のものとなっています。
このスモーク風味は、スープの味を引き立てる役目をはたしているそうなのです。
いや~~おいしかった!!
最近家系ラーメンは本当に多くなってきていますが、最近はFC展開している家系ラーメンと名乗る店も多いのが事実です。
また、お店でスープは作らず、工場で作ったスープをそのまま使っているような店も多く、それにより、そんなに修行しなくても容易に作れるようになってきているのだとか。
便利になった世の中ですが、なんだかな・・・。
ちなみに、お店でちゃんと出汁を取ってスープを作っているかどうかは、すぐに確認が出来ます。
お店に、出汁を取っているでっかい「寸動鍋」が置いてあるかどうかです。
それが無い店は、工場スープの可能性が高いですぜ!!
ちょっと話がそれましたが、以上杉田家のラーメンでした。
ちなみに、杉田家には他の直系の家系ラーメン屋には無いトッピングも多数あります。
こちらは、早朝に行くとトッピング出来る「朝ネギ」!
結構な量のネギがぶっ込まれています!!
あまりに量が多いので、結構辛かったです(笑)
そしてこんなラーメンも。
こちらも、直系の店では杉田家にしかない、「和風杉田家ラーメン」。
かつおぶしが豪快に乗っかっており。中には梅干しも潜んでおります。
この鰹節、意外にスープに合い結構絶品でした。
普通のラーメンに比べ、スープの味は薄めになって、あっさり目に仕上げてあるように感じました。
次行った時も食べたいですな!!
夜も、この行列(笑)
以上が、横浜市杉田にある、直系1号店「杉田家」でした。
これからも、ずっと直系の味を守り通してほしいです。
ところで、杉田家にはここだけでなく、支店もあるのです。
うん、千葉県に!!
ってことで、行ってきましたよ!!
いや~~やっときました杉田家の千葉店。
杉田や店主の津村さんが千葉出身だからここに出来たという訳らしいです。
直系の店が支店を出すのはこれが初!
2011年に開店したので、割と新しめの店舗になります。
家系総本山である吉村家にある暖簾。
横浜の杉田家には、無かったはずですが、千葉店にはありました!
杉田家千葉店のラーメン中盛り。
そして「ニラ芽」トッピング付き!
ここ千葉にも、店主である津村氏の味がちゃんと受け継がれていました。
店員さんは、大体(全員?)が中国人の方のようです。
チャーシューは直径おなじみのスモークが効いたもの。
少し大きめでした(笑)
ニラ芽は正直頼んでみたものの、ラーメンと合うかと言ったらそこまででした。
でも、栄養は万点!!
家系直系の店では珍しく餃子もあるのです。
せっかくなので、食べてみる事に!
忌憚のない感想を言うと、味はめちゃくちゃうまいというわけではない美味しい餃子。
ただ、味は結構あっさり目でした。
ラーメンがこってりだから、餃子はあっさり目にしたという配慮をしているのであれば、さすがというところですが、ここはどうなんでしょうか??
ラーメン屋って世の中には死ぬほどたくさんのお店があります。
でも、それぞれのお店にはそれぞれの物語があるのです。
そう考えると、飲食店って奥深いなと思う今日この頃です。。。
参考文献
あのラーメン店はなぜ行列ができるのか
posted with カエレバ
(株)エスト.フードコンサルティング ラーメン店専門コンサルティングチーム アスペクト 2012-05-25
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詳細・地図
住所 | 横浜市磯子区新杉田町3-5 |
---|---|
営業時間 | 5:00~25:00 |
定休日 | 日曜日 |
駐車場 | なし |
電話番号 | 045-776-2155 |
アクセス | 新杉田駅から徒歩5分 |
リンク | http://www.sugitaya.com/index.html |