日本一長い石段の「御坂遊歩道日本一石段」。九州一周取材で上った時はもう本当に過酷できつかった。今回は、その石段の背景にちょっくら迫った続編記事になりますよ~!!
のぼった際の記事に関しては、以下をご参照ください(‘ω’)ノ
本記事のポイント
・この石段には「ふるさと創生事業の1億円」の一部が投資されている
・久木田さんという方が、会を作って石段を盛り上げている
・石段を一番上っている久木田さんは、雨の日も風の日も毎日上っている
見出し
後日、超人の久木田さんに電話取材をした!
石段を無事のぼったわけですが、この階段の背景を学ぶことが出来なかったというのが結構な後悔。。そこで、どうしてもそれが気になった私は、「自然と石段をこよなく愛する会」を主催している久木田さんに電話取材をしてみることにしました。本来だったら、直接お伺いしたいのですが、流石に神奈川県から熊本まで行くわけにはいかないので・・。
いざ電話すると、久木田さんは快く電話取材に応じてくれました。ということで、石段に関してのちょっとした背景を以下に書いていきますね!!
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石段ができた背景
この石段がなぜできたのかというと、石段を上ったあと15分くらい歩いた先には釈迦院という無人のお寺があるんだそうです。この石段は、麓からそのお寺に行くための山道でありそのために作られたんだそうです。
そして、今現在の形になったのは1990年頃のこと。実は今の石段になるためには、ふるさと創生事業の1億円の一部と、企業や個人からの寄付金によって整備されたものなんだそうです。ふるさと創生事業とは、DAIGOのおじいさんである竹下登首相が、地域の活性化を目的に各市区町村に1億円を配ったっていうやつです。
企業の寄付金は100万円や50万円などいくらでもよく、個人は最低10万円から寄付することができていたそうです。あ〜確かに個人の名前が書かれたのもたくさん建っていましたが、そういうことだったんですね!
1日に2回も登る超人の久木田さん
そして一番気になるのが久木田さんとこの石段の関わりについて。元々、久木田さんがこの石段を上るきっかけになったのが、サラリーマン時代に腰痛になったことだったそうです。銀行勤めで、椅子に座って業務をすることが多く腰痛を患うことに。
それから1,2年ほど、この石段で登り下りをしているうちに腰痛が治ったんだそうです。当時はサラリーマンだったため、毎日上るわけにはいかなかったので土日に欠かさず上っていたよう。そのあと、サラリーマンを定年退職した後はフリーになったので、毎日欠かさず上っているそうです。もちろん、雨の日も、風の日も、そして台風の日も(⌒-⌒; )
ただし、唯一登らない時があり、それは「雷が鳴っている時」なんだそうです。実際にこの周囲の松の木に雷が落ちるということが度々あったそうなので、その日は避けているんですって!!
ちなみに、久木田さんの過去最高タイムは往復で52分。上りが35分で、下りが17分だったそうです。私が上った時は上り60分だったので、このタイムにはだいぶ及びません。。しかも、久木田さんは50歳を超えてのタイムですからね!こりゃすげぇわ!!
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個人の融資で成り立っている久木田さんの会
久木田さんが代表を務める「自然と石段をこよなく愛する会」。この会は、石段を日々上っている久木田さんが石段を盛り上げようとして作った会。口コミで広めていき、個人が1,2万円を融資してくれて成り立っている会なんだそうです。
今現在は番付表に書かれているだけ会員がいるそうなのですが、なかなか会員は増えないとのこと。
▲石段の麓にある、石段登り番付表
というのも、新人が入ってくるには入ってくるそうですが、いかんせんベテランの数が凄すぎて辞めてしまう人が多いんですって。。確かに、この数字はちょっと凄すぎますわ( ;∀;)
ちなみに、この数字は誰が計っているのかというと、自己申告制です( ;∀;)
今ではイベントも多数行われている
こんな感じで書かれているのもありましたが、今現在でもこの石段を使って企業がイベントをやったりするんだそうです。この記事を書いているちょっと前には、「えがおCUP第33回アタック・ザ・日本一」というイベントが実施されていた模様!!
参加人数はなんと、800人( ゚Д゚)
凄い絵になりそうだ・・!!
電話取材の後、資料をいただいた(*’▽’)
▲久木田さんが送ってくださった資料
電話取材に快く応じてくれた久木田さん。電話の最後に、「もしよかったら、私が手作りで作っている資料がいくつかあるので、送りましょうか?」と言って下さいました。
もちろん「お願いします!!」といって、後日郵送していただけることに!
そんで、送られてきたのがこちらの資料でごわす!!久木田さん、神である(*^▽^*)
中身の資料はこちら!番付表だけでなく久木田さんが取材を受けた新聞の切り抜きや、その他には久木田さんがオリジナルで作った独自資料が入っておりました。
こちらは、久木田さんが中心となって活動している「自然と石段をこよなく愛する会」が作った番付表。石段の登頂回数を大相撲の番付にしたのは、久木田さんのアイディア!
40名近くいる会員にしこ名をつけてもいます!番付は、序の口~横綱まであり、1,500回以上で小結、3,000回以上で横綱になれるようです!凄い回数( ;∀;)
今のところ横綱は3名しかいないようですな!
今現在、久木田さんは現在72歳で7,000回近く上っていると思いますが、77歳で7,777回上ることが目標だという!!
久木田さんのオリジナル資料がこちら!いわゆる、石段による処方箋をオリジナルで作ったという感じ( ^^)
久木田さんは、とにかくアイディアマンのようでこのように自分で色々作ってみることがとても好きな様!!
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おわりに
今回思い切って電話取材をしてみましたが、親切に答えてくれた久木田さんには本当に感謝です!今度九州に行った際には、実際に久木田さんに会って、一緒に石段を上ってみたいものです。私の方が40歳以上も年下ですが、久木田さんの足を引っ張らないようにしなくちゃ・・!
参考文献
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詳細・地図
住所 | 熊本県下益城郡美里町坂本 |
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営業時間 | いつでも訪問可能 |
定休日 | なし |
駐車場 | あり(有料) |
電話番号 | 0964-47-1112 |
アクセス | 九州自動車道松橋インターから車で30分 |
リンク | http://www.town.kumamoto-misato.lg.jp/q/aview/71/1917.html |