オウム真理教とは何だったのか?「上祐史浩氏」に会いその謎を再考する!!

↑更新・取材裏情報はTwitterにて(^ ^)
オウム真理教。1995年に、地下鉄サリン事件という戦後最悪の無差別テロ事件を行った宗教団体ということは周知の事実かと。指名手配されていた犯人達はようやく全員逮捕されたものの、未だ死刑は執行されず首謀者の麻原彰晃はいつ死刑が執行されるのかという状態です。
まぁそんな状態のオウム真理教ですが、今回は元オウム真理教の広報幹部だった上祐史浩氏が代表を務める「ひかりの輪」のセミナーに行き、上祐さんにお会いしたことを少し記事にしてみようと思い書いてみました。
その経緯なども踏まえ以下で説明していきますね~!!
本記事のポイント

・ひかりの輪とは「東西の思想哲学の学習教室」でオウムのような宗教ではない
・皆がオウム真理教に入信した理由の一つは、自分を変えたいなどの様々な葛藤があったこと
・宗教って、難しい、、( ;∀;)

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「ひかりの輪」のセミナーに行った経緯

▲取材のため何度か訪れている奈良県の天理教
知の冒険を進めていく中では、度々宗教の話題が絡んだりするわけです。オウム真理教関連は、そこまで記事にはできていないものの旧上九一色村や熊本県の波野村などを訪れ調査はしている感じ。その他にも、天理教やエホバの証人にも少し話を聞いたりと宗教関連も少し取材をしてみたりしているわけです。
そんで、今回ひかりの輪に参加したのは本当にたまたまだったんです。というのも、一つ前の記事で「京都にある広隆寺の弥勒菩薩像を見て、上祐氏が麻原からのマインドコントロールが解けた」という話から、実際にお寺に訪問した記事を書いたわけですわ。
↓前回の広隆寺に関する記事はこちら
▲私が参加したセミナーは横浜で開催
その時、ひかりの輪のHPでもさらっと確認してみようと思って見てみたら、たまたま横浜でひかりの輪のセミナーをやるというイベント告知を発見。実際に上祐氏が登壇するセミナーということで、せっかくなら行ってみようと思って訪問したわけです。
そして、セミナー当日。横浜のとある場所でセミナーを行ったのですが、場所の詳細はひかりの輪のHPには記載されていないようだったので一応書かずに。。

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「ひかりの輪」とはどのような団体??

もしかしたら、「上祐さんというとまだオウム真理教を信仰しているのでは?」と思いの方がいらっしゃるかもしれませんが、今はオウム真理教とは決裂しています。
厳密にいうと、麻原を絶対視する宗教団体は「アレフ」という名前で活動をしており、上祐さんと彼に賛同する方々は、アレフからは決裂している状態です。そして、上祐さんが代表を務めるひかりの輪は、特定の宗教宗派、神仏などを信仰しているわけではなく、東西の思想哲学の学習教室であるとのこと。
今現在は、全国を周って上祐さんが思想哲学の講義を行ったり、ヨーガ講座をやったり、聖地巡り(単なる旅行ではなく思想に関する学習を兼ねているとのこと)などを行っているようです。
といっても、1回セミナーに参加しただけなのでそんなに詳しくまではわかりませんでしたが、一応言っておくと、いわゆる怪しいセミナーみたいなものではなく、まじめに哲学について学習する場という感じかと。

当日のセミナーの内容は??

▲セミナーでいただいた冊子
今回のセミナーでは、最初に簡単なヨーガをして、その後上祐さんの1時間30分くらいの講義。その後は、残りの時間で再びヨーガを行いセミナー終了。
まぁセミナーに関しては特にないっす( ;∀;)
あ、っていうのは話の内容はとても身になる話があるのですが、その辺は今回書きたかった内容ではないので、省略します!!
▲取材で訪れた伊豆山の興亜観音
ただ、今後時間とって仏教や神道に関しては改めて学び直さないと。。取材で神社やお寺に行く機会が多いのですが、その辺の知識不足で取材の幅が狭まってしまうので、何とかしたいんですよね~~。
でも、仏教って宗派もたくさんあるし、神道もどう学べば体系的に頭に入るのか。。今度古事記でも読んでみようかしら。。

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なぜ、皆オウム真理教に入信したのか??

オウム真理教の信者は、多い時で10,000人以上いたそうです。一体どんな背景があって入信したのかは気になっていたし、実際に入信していた方から話を聞いてみたいと思っていたんですね。
そんで、今回のセミナーでスタッフをしていた方が元々オウム真理教に入っていたということで、少しの時間でしたがその辺の背景を話してくれました。
▲オウム真理教のサティアンがあった熊本県波野村
スタッフの方が言うには、「そうですね、今考えるといつも変わらないルーティーンの仕事をしていたりすると、なんかこのままじゃダメなんじゃないか、何とかして自分を変えなければ」と思うようになったそうです。
親がそもそもオウム真理教に入っていたそうではあるのですが、そんな風に思ったときにオウム真理教に入信すれば、新しい場所もできるし自分が変われると思うようになったそうです。上祐さんも少しその辺は話していて、「いわゆる他人に対して優越感を持ちたいという心の現れ」といっていたかな?確か。
つまり、オウム真理教に入っていることが正しく、入っていない方は世の中のことをわかってない、つまり周りは馬鹿だと思いようになってくる。。最近の拝金主義も、将来の不安という面もあるとは思いますが、いわゆる優越感を得たいために金儲けしたいってのが今かと。
そんな風に考えると、今も自分の存在価値や「変化のない日常に不安を感じて、このままでいいのか・・」と思っている方は多いと思うんですね。ただ、最近は宗教というよりかは起業ビジネスみたいなのがやたらと横行しているようで。。キラキラ起業女子みたいな、SNS使ってわけわかんない方法で集客する方もいるようですし。。
▲オウムがサリンを作っていた山梨県の旧上九一色村
特に、今はSNSで常に不特定多数の人とフォロワー数で比較できてしまうし、なんか疲れる世の中になっているようで。。オウムの信者数が増えた1990年頃はスマホもなかった時代でしたので、何か自分の生活を変えたいとなると、選択肢が少なくオウムに入信したみたいな方がいたと思いますが、今はそんな不安を解消するために起業やら副業やらで自分の存在意義や自信をもとうと考えるようになっているのかな。
ぶっちゃけ言うと、そんなことをいう私も空き時間は全て知の冒険の活動に費やしていますが、ブログをやっていることで何とか自分の存在意義を保っているというかね、そんな気がしないでもない( ;∀;)
まぁとにかく、皆さん自分自身を見失って変なセミナーやビジネスに足突っ込んで取り返しのつかないことにならないように気を付けましょー!!

上祐さんとの個別面談

▲個別面談後に上祐さんと記念撮影
最後に、上祐さんの本である『17年目の告白』にサインをしていただき、記念撮影をしていただきました。そんなに長い時間話しただけではないですが、なかなかない機会だと思うので話せることが出来て良かったですわ!
上祐さんからは、そんなにオウム時代の話などを聞くことは時間の関係もあってそんなに出来ませんでしたが、また何か機会があれば話してみたいものです。

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おわりに

今回は、せっかく上祐さんに会える機会があるし、今実際にどんな活動をしているのかとか、改めて宗教ということについて考える参考になればと思って参加してみました。
スタッフの方も元オウム真理教の方で、いろいろ当時の事などを話していただきました。もし、また横浜で予定があう時があれば参加してみようかなと思います。

参考文献

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