日本三大中華街の1つである神戸「南京町」の歴史や今を調査してみた!

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今回の記事は、日本三大中華街の一つである神戸中華街である南京町に関しての記事です。日本三大中華街というと「横浜中華街」「神戸中華街」「長崎中華街」の3つなわけです。私は川崎市民でもあり横浜中華街に何度も行っているんですけどね。。。
今回の記事を書こうと思ったのは2017年に関西遠征で南京町に行ってどんな背景や歴史があってこの街ができたのかという単純な好奇心でした。ただ、それは今のような街並みがずっとあったわけではなく、戦後から色々な経緯を経て今に至る経緯があるようで、やはり調べがいがある街でした!ということで、そんな南京町に関して色々以下で紹介していきたいと思いまっス!
本記事のポイント

・戦後や震災を乗り越えて、華僑と日本人が協力し合い今の町がある
・夜は提灯の明かりが綺麗で、テイクアウト形式のお店が多い
・戦後の治安はひどかったものの、様々な工夫を行い治安や景観を改善していった

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南京町はどこにある?

南京町は神戸駅から北側(北東側)にある元町駅の南側に位置しています。横浜中華街にも元町商店街があるためちょっとややこしい。。駅から歩いてすぐの場所にあります。私は関西遠征の一環で行き、車で行ったのですがここは車では来ない方がいいですよ。。。
周辺のコインパーキングは結構高いですので。。周辺をざっと探しても30分300円くらいの所しかないので。。駅前ですし高いのはしょうがないのかな。。。ちなみに、「南京町」というのは町の名称であって住所には存在しない。ここの住所は「兵庫県神戸市中央区」なのです(笑)
現在の南京町はこんな感じだ!って言っても店とかは載せていなく本当にざっくり書いただけですが。。南京町は長方形のような形をしていて、三方向の入り口にはご立派な門が建てられているのです。また、中心部には南京町のシンボルでもある南京町広場がある他、臥龍殿という中国風の外観をした公衆トイレもあるのです。
今でも、横浜中華街とかに比べるとだいぶこじんまりとした中華街となっていますが、現在の状態になったのは割と最近で、1980年代以前は、南京町広場の東側が南京町と呼ばれていました。その後、82年の整備計画や90年に景観形成地域に指定されたことから広場の西のエリアも含めて今の南京町となっています。

南京町を歩いてみた!

そんな南京町を歩いてみた。私が訪れたのは2017年の年始の時期。世間は三が日ということもあってか多くのお客さんが訪れていました。多くのお客さんと言っても、横浜中華街よりは少ない感じだったかな。でも、そのくらいが程よいかと。。横浜中華街は休みの日に人多すぎなんだもん。。
南京町はネットで検索すると「ランチ」というキーワードが多いので、ランチに訪れる方が多いんですかね??ということで、私はランチではなく夜の時間帯に訪れてみました!

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テイクアウト・食べ歩きが多い街

▲夜はわりかし閑散としている南京街
南京町は屋台からテイクアウトする形式が結構多いようです。また、メニューも一品料理のお店が大半なのかな??横浜中華街に通いまくっていた私からすると、「中華街 = 食べ放題」というイメージがあったのですが、あれは横浜中華街に多いだけでここではあったかもしれませんが、私はそのような店は見つけられませんでした。。
ということで、せっかくなので私も一品だけでもテイクアウトをしてみました!基本的にはラーメンのような麺類、串もの、あとは豚まんや餃子・シュウマイみたいな単品がある感じですね。
私はふかひれラーメンを注文しやした!手慣れた感じでラーメンを作ってくれました!
こちらが、注文したふかひれラーメン400円。量は値段もあってテイクアウトということもあって結構少なめ!
そんなこんなで中華料理も嗜(たしな)みながら南京町をうろついてまいりましたので、以下で南京町の見所などを解説を踏まえて紹介していきたいと思います!!

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南京町の中心部「南京町広場」

▲提灯の明かりがとても綺麗な南京町広場
南京町の中心部は何と言ってもこの南京町広場だ!開けた広場となっており、ここで椅子に腰かける方も多い中心的な場所となっている!
南京町は、外国人バーが立ち並んだ暗黒の時代後に再開発計画が起こり、1981年に南京町復興環境事業実施計画をまとめ翌年82年から具体的な景観整備が始まっていく。昔からこのような雰囲気ではなく、何年も前からチャイナタウンを創ってきて今の街があるのです。
中華街の入り口に門を設置する他、電柱の地中化、メイン通りは元々は狭かったものの道路を拡張して石畳の歩道も完成。1990年代には神戸市都市景観条例に基づいて、中国風の建築物などが出来たことにより、よりチャイナタウン化して今に至るのである。
上空にある赤い提灯はなかなかの雰囲気を漂わせていますな!
また、南京町はテイクアウトの屋台が多く、豚まんやラーメンを注文してこの南京町広場でだべりながら食べたり、食べ歩きしたりという光景をよく目にする。

中華街にある公衆トイレ

▲かなり豪華なトイレである「臥龍殿」
こちらは公共のトイレである臥龍殿。1993年4月に完成した中国風のトイレで、その中心部はガラス張りの奥に龍舞で使われる龍が飾られている。ただ、ここにはトイレがあるだけではなく3階には南京町商店街振興組合の事務所もあるのです。公衆トイレの上に事務所があるとは!!
そして、このトイレは1993年には「日本トイレ協会選定のグッドトイレ10」に選ばれてもいます。

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南京町にあるファミリーマート

南京町には唯一のコンビニであるファミリーマート。看板はいつものものだが、外観はそれらしき中国風のファミリーマートだ!ちょっと写真が暗くてミスったな( ;∀;)
店内には巨大イートインコーナーもあるのだよ!でも、店内の商品じゃなくて中華料理店で買った商品食ってたら怒られちゃうかもヨ(笑)
あ、あとは中華街ということで店内に中華街グッズなども売ってましたわ。
▲ファミマの前にある大量のガチャガチャ
そんなファミマの中で一番目を引くのはこちらのガチャガチャ(*´Д`)
ドンだけあんのよ。秋葉原じゃないんだから・・。
中華街に関係するガチャガチャかと思いきや、コナンやらワンピースやらいろいろなガチャガチャがおいてました!1回300円ってなっているけど、300円って高くないです??

豚まん発祥の店「老祥記」

▲豚まん発祥といわれている「老祥記」
南京町広場の正面にある老祥記は、豚まん発祥の店と言われている歴史あるお店。1915年に創業。ここの初代である曹松琪(そうしょうき)は元々は横浜中華街のコックとして働いた経緯があるそうです。豚まんは日本人にわかりやすい名前として豚饅頭として、味に関しても日本人の口にあうよう醤油ベースにの味にしたのだ。
1972年にテレビで取り上げられたことから行列を呼んだそうで、そんなこともあり今では南京町を代表とする店となった。しかし、残念ながら今回の訪問では営業時間が終了してしまっており豚まんを食べることができなかった(*´Д`)
次回は必ず!!!
また、阪神淡路大震災の時は2月1日には営業を再開して豚まん7,000個を無料で配布し、その代わりに義援金箱を置いたという。

元祖ぎょうざ苑

▲味噌だれ餃子発祥の店「元祖ぎょうざ苑」
私がお店に入った時は行列はできていなかったですが、お昼時は結構な行列でした。人気店なんでしょうね!この「元祖ぎょうざ苑」は、1951年に開業した65年近い歴史を持つお店。戦後すぐから歴史があるということで以下でも紹介しますが、この南京町が外国人バーが立ち並び周囲から敬遠された町となっていたなどの歴史をも乗り越えてきている店なのですね。。
日本中の中華料理屋では、テーブルにラー油が置かれているのが一般的でありますが、元祖ぎょうざ苑にはラー油が置いてありません!餃子は点心であることから、現代の中国でもラー油を餃子につける習慣がないからだそうです。まぁそもそも中国では蒸し餃子か水餃子が一般的であり、焼き餃子は満州時代の日本人居住者の創作料理が元となっている説などがある!
ちなみに、この元祖ぎょうざ苑は「味噌だれ餃子発祥の店」と言われておりますが、焼き餃子発祥の店は横浜の桜木町にある「萬里」と言われています。
ここはジャジャ麺も人気!あっさりしているので、餃子と一緒に食べると餃子の油が相殺されますよ!ジャジャ麺というと盛岡のB級グルメでもあり、あっちでも食べたのが懐かしい。

南京町の門を紹介!

こちらの門は長安門(東楼門)。1985年に完成した門であり、高さ9.8mで幅7.4mの大きさ。純白という中華街の門としては珍しい色をしておりますが、この門は中国から輸入された「漢白玉」という大理石を用いて作られているからなのだ。白っぽいとなんか西洋のイメージがあるが、これはこれでかっこいい!!
ちなみに、この長安門は阪神淡路大震災の際に半壊していた。ところが、今ではこのような立派な門に修復されているのだ(*’▽’)
こちらは南京町の南側にある南楼門。こちあは1982年に完成した門であります。
▲震災復興のシンボルとして建てられた「西安門」
この門は西安門という門。この門は2005年に震災から10年経ったということで復興のシンボルとして建てられた門。そのため、他の2つ門に比べ割と新し目となる。だいぶご立派な門でもあるため、この門をバックに写真を撮る観光客をたくさん見ましたよ!

テレビ出演押しする料理店(笑)

飲食店にとってテレビに出られるのはまたとないチャンス!!まぁ寺門ジモンの取材拒否の店に出るように、常連さんに迷惑がかかるからとお断りしている店舗もあるっちゃありますけどね!ここ南京町のお店はその売り出しかたがなんかツボ。
この店は「テレビ出演」と出しているものの、その映像やら背景がないからなんか怪しい・・。かろうじて「魔法のレストラン」というステッカーが貼ってあることから、MBS毎日放送で水野真紀が出ている魔法のレストランに出たのだと思われるが、字体がやたらレトロ。。
▲やたらと「テレビ出演」を押すお店
そしてここにも「テレビ出演」の文字が!って今度はマジでなんもわからん。。この5文字しか見せられていないとなると、本当にテレビに出たのかと逆に怪しく感じてしまうんだが。。この「テレビ出演」の5文字はテンプレなのか??

神戸牛を出す店が多い!

南京町を歩いていると、中華料理屋だけでなく神戸牛の店もよく見かけます。まぁ横浜中華街にすしざんまいが出店しているよりは衝撃度は低いですがね・・。中華街行って寿司食う人いるんかいと思っていたのですが、通るたびに店内を見てみると意外にお客さんがいるという。なんで中華街行って寿司食うんだろ??でも需要はあるんですな。
南京町には奥の屋台があるわけですが、屋台は観光の目玉というプラス要素がある一方、屋台ばかりに目がいきちゃんとお店で中華料理を味わっていただけないというマイナス要素もあるのだ。そこで、振興組合はお店に入っていただく工夫として、神戸の名物でもある神戸牛を出す店によって、中華料理と神戸牛を融合させた料理を出せればという背景があってこのような店が多いようだ!
色々な意図があってこのようなお店が出展されているんですな~。
次のページでは、南京町の歴史に迫ります!!
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