今回のテーマはトンネルです。
トンネルといっても、心霊スポットとかではないですよ!!
とっても歴史あるトンネルなんですよ!!
今回の記事は「大日影トンネル遊歩道」というトンネルで、昔使われていた鉄道トンネルなのです。
そんな、アドベンチャーでちょっぴり切ないトンネルを、トコトン紹介していきたいと思います(^.^)
どどどど~~~ん!
その「大日影トンネル遊歩道」がこちら!
これでもかというくらいの直線!!
なんか、魔界へと続いているようだ。
そのトンネルの横では、リアル中央線が現役バリバリで、かっ飛ばしておりました!!
では、いざトンネル内へ!!
こりゃ結構わくわくしますぜ!
この、未知の世界に突入する感じは、色々なスポットに行っててもたまりませんな~~(^O^)
長いですね・・・(笑)
ここに敷かれているレールは、マジで一直線です!
しかも、このレールは1997年まで使用していた当時のものをそのまま残しています。
両出入口の一部のみ、旧深沢トンネルから移設したそうです。
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天井には、このようなライトが。
今では側面につけられている蛍光灯がついていますが、こいつは今は使われていないのでしょうかね??
トンネルの距離は、1.4km。
平均では、片道約30分くらいかかるそうです!
つまり、往復では2.8kmで1時間近く歩くことになります。
いい運動ですな(^.^)
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日本に鉄道が出来たのは、1872年。
新橋~横浜間に日本で最初に開通したのは有名な話。
鉄道が通ったということで、東京~山梨にも鉄道が通ることを山梨県人は夢見ていた。
塩山出身の実業家である「雨宮敬次郎」らが出資して、すでに八王子までは私設の甲武鉄道が完成していた。
これを国が買収して、八王子以西は、国が甲信鉄道として工事を進めた。
そして、県境の小仏峠、笹子峠を超えて、1896年の着工から5年の歳月を費やして1903年に甲府まで開通したのです!
いや~ようやく着きました!
時間計ってなかったけども、結構駆け足で来たので20分くらいで到着しました!!
ただ、想像以上に長くて疲れた(笑)
トンネルの先には、またトンネルがあります!
ただ、ここは現在はワインの貯蔵庫として使用されています。
その名も「勝沼トンネルワインカーヴ」!!
「カーブ」が「カーヴ」になっているのがカッコいいですね(゜o゜)
このトンネルは全長約1.1km。
手前200mは個人用、奥900mはワイナリー各社のセラーとなっているようです。
ということで、ここから逆走です。
そして、ここから、トンネル内部などについて詳しく解説していきますね!!
トンネルには、消火器も置いてあります。
これで、火事が起こっても大丈夫ですね!!
でも、多分私消火器うまく使えません(笑)
どっかで練習でも出来ねえかな・・・。
壁面のレンガには、何かついていますな!!
これは、煤(すす)で昭和6年まで走っていた蒸気機関車の排煙なんだそうです(゜o゜)
トンネル内には、写真の様な「待避所」という場所がいくつもあります。
こちらは、保守点検を行い作業員のための待避所で、トンネル内には36箇所もあるのです。
写真の様に、一時的に身を寄せるための小さな待避所が29箇所。
沿線電話機を設置したところもある中規模の待避所が5箇所。
休憩もできる大きい待避所が2箇所あります。
大きい待避所はこんな感じ!!
片道1.4kmもあるので、休憩用のいすがあるのは結構ありがたいですね!!
まあ、28歳の若者である私は使わなかったですけどね(^O^)
まだまだ、若者だぜ!!
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トンネル内では、所々湧水している場所もありました!!
というのも、このトンネル付近は複雑な地形で水回りの処理は非常に困難だったそうです!!
そのため、線路の間にはこのように、水を流すための水路が作られているのです。
このようにトンネル内部に水路を持つトンネルは、結構珍しいそうなんですよ!!
トンネルの出口には、このような水路も。
この斜面の水路は、建設当時のまま残されており、レンガ造りの水路は今では大変珍しいそうです!!
壁面のレンガは、2~3枚を使い、約60cmの厚さがあります。
レンガの国内生産は明治後半期には始まっていたが、大量のレンガの運搬を考えると現場近くで生産せざるを得なかった!!
このトンネルで使われているレンガは、ほど近い牛奥村(旧塩山市)で現地の土を使って焼かれたもの。
ちなみに、レンガには「イギリス式」と「フランス式」の積み方があるのですよ!
このトンネルは、「イギリス式」で積まれています。
詳しくは以下で説明しますぜ!!
引用元:http://www.redbrick.jp/mizu/kouza5.htm
・フランス積
フランドルという場所で生まれた積み方。
横から見ると、煉瓦の側面の長い部分と短い部分が交互に見えるような積方になっています。
華麗な積み方と言われています。
・イギリス積
イングランドで発達した積み方。
側面の層を見ると、長い部分のみの層と短い部分の層の2層が交互に積み重なっているのがわかります。
こちらの積み方は、丈夫な積方です。
ちなみに、フランス積の建造物は日本に4箇所しかありません!!
詳しくは、ググってみてくださいな(*^_^*)
トンネル内にはこんなプレートもいくらか見られました。
これは、「線路保守用標示板」というもの。
線路内には、非常電話がいくらか置かれていますが、現在地からどっちの方向に近くに電話があるかを示しています!!
なんせ、当時は携帯電話が無かったですからね・・・。
ちなみに、このトンネル内で電波がつながるかは不明です。
スマホは車に忘れて歩いていたので(@_@;)
その電話がこちら!!
だいぶ年季が感じられる電話です!!
これは、「沿線電話機」というもので、鉄道沿線に設置されていて、作業連絡や事務連絡に用いるものだという。
中はこんな感じ。
久しぶりに、スマホ以外の電話に触りました!!
受話器を耳に充ててみましたが、もちろんつながっていませんでしたわい(笑)
ある伝統には、なんと植物が(゜o゜)
この光で、光合成をしているということなんですかね!!
確かに水分もあるし、あとは根が張れる程度の土があれば成長は可能ということなのか??
トンネル内には、様々な鉄道標識が残っています。
こちらは、線路の上り下りの勾配の分岐点に設置されている勾配標です。
こちらは、東京駅を起点とした距離標。
東京駅から109kmということなのでしょうか??
違ってたらすみません(・_・;)
とても長いトンネルだった!
しかし、このように歴史の遺構が残されていることによって、我々は過去を学ぶことが出来るのである!
最初は「すげ~~何かワクワクする↑↑↑↑!!」的な感じだったが、歩いているうちに何か少し切なくなってきましたよ!!
私以外にも、数組の方や、写真家らしき方もいらっしゃいました。
山梨県に来た際には、ぜひぜひよって欲しい、歴史のあるスポットでしたよと!!
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詳細・地図
住所 | 山梨県甲州市勝沼町菱山3677 |
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訪問可能時間 | 9:00~16:00 |
入館料 | 無料開放 |
駐車場 | 無料 |
電話番号 | 0553-23-1526 |
アクセス | JR中央線勝沼ぶどう郷駅より徒歩5分、市営巡回バス「大日影トンネル遊歩道」バス停より約3分 |
リンク | http://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/spot/p2_3188.html |