神奈川県横浜市にある開かずの踏切「生見尾踏切」の現状を調査した!

↑更新・取材裏情報はTwitterにて(^ ^)
今回は踏切に関する記事になります。踏切に関する記事は、この記事が初めてですかね~!そんで早速ですがどんな踏切の記事かというと、開かずの踏切に関する記事なんですね!
その踏切は、横浜にある「生見尾踏切(うみおふみきり)」という踏切になのですが、この踏切が、まぁ~よく閉まるんですわ(笑)
なんせJRの主要路線が4路線も通っているためで、この踏切で実際に事故もおきてしまったりと、結構問題ありな踏切なんですね!ということで、今回はその踏切の現状に関してを紹介していきたいと思いまっせ。
本記事のポイント

・生見尾踏切は、開かずの踏切として問題になっていた
・以前には、老人の方が渡りきれず事故が起こってしまった
・踏切廃止案があったが、地元の方が反対して廃止は免れている

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生見尾踏切はどこにある?

今回紹介するのは横浜にある踏切です。その場所はどこにあるのかというと、上の地図の場所です!横浜駅と川崎駅の間にあり、最寄り駅でいうと京浜急行線の生麦駅からすぐの場所になります。生麦っていうと、日本史で必ずや出てくる生麦事件があった場所ですな( ;∀;)
踏切近くの拡大図はこちらです。しかし、こんな感じで路線が通ってても高架化されていないのは厳しいっすな。。

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かつてあった開かずの踏切「総持寺踏切」

▲曹洞宗の総本山として有名な総持寺
今回紹介するのは生見尾踏切という踏切なのですが、その近くには他にもかつての開かずの踏切があったのです!その踏切は「総持寺踏切」という踏切。総持寺(そうじじ)というと、曹洞宗の総本山のお寺であり、この辺のお寺ではもうめっちゃくちゃ広大な面積を持つお寺なのです。今では、石原裕次郎氏のお墓や神風特攻隊を作ったといわれる大西瀧次郎、明治のセメント王である浅野総一郎のお墓があることでも有名です!
その総持寺の入り口の反対側に、かつて開かずの踏切と言われた総持寺踏切があったわけです。今現在は踏切が閉鎖されていて、写真に写っている高架下は駐車場になっていました。でも、今もよく見ると所々に踏切だった面影は残されているのですよ!
何でこの辺りにこんなに開かずの踏切が多いのかというと、上の地図のようになっているからです。上の地図ではJR鶴見駅と京浜急行線の生麦駅が写っていますが、この間には多くの路線が束になって通っているわけです。
東海道線、横須賀線、湘南新宿ライン、京浜東北線はどれも関東圏においては主要なJRの路線ですし、京浜急行線も主要な私鉄ですし。こんだけの路線があればそりゃ本数も多いわけでなかなか踏み切りは開かなくなるわけですわ(⌒-⌒; )

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実際に踏切に行ってみた!

ではでは、本日紹介する生見尾踏切に戻ります!
まぁまずは実際に踏切に訪れるために、京急線に乗って生麦駅に降り立ちますた!実はここは生麦事件に関する記事を書こうと思って、来たことはあるんですけどね。まだ、生麦事件に関しては記事に出来ていないという。。( ゚Д゚)
そんで、その踏切がこれだ~~~~~~!
もう明らかにヤバそうな雰囲気ですよね!ペーパードライバー殺しですわ。私も結構運転してきてはいるものの、この踏切は絶対に入りたくないっす!!

踏切を細かく紹介!

まずはどんな路線が通っているかですね!踏切をまたがっているのは、上の写真の様に横須賀線、京浜東北線、東海道線になります。あとは、横須賀線の方に湘南新宿ラインも通っている感じですね!線路多すぎwww

近所のお店に話を伺うことに!

▲踏切のそばにあり、背景を教えてくれた雑貨屋さん
この踏切の現状を調べるべく、近所の方に話を伺うことにしました。こちらは、雑貨屋さんでしょうかね?こちらで、お店のおばあちゃんが店の中で座っていたので早速話を聞いてみることに。
そんで話を聞くと、まず聞いたのはかつて老人の方が踏切を渡り切れずに電車にはねられるという事故が起こったようです。その事故の後、この踏切が問題になり横浜市は生見尾踏切を閉鎖することを考えたようです。
ところがどっこい!周辺住民、特にこの辺りにある商店街の方々がその踏切廃止案に大反対して、署名活動まで行ったとのこと。その背景には、この踏切が無くなることでかなり交通の便に支障をきたすというのです。。
とうのも、ここの踏切が無くなってしまうと踏切の反対側同士の交流がかなり難しくなってしまうとのこと!上の地図で見るとちょっとわかりやすいかと思いますが、生見尾踏切が閉鎖されてしまうと、車の場合は北は花月園駅まで、南は生麦駅の方まで周らなくてはいけないわけです。歩きでも、わざわざ歩道橋を渡らなくては行けず、この踏切が無くなることによる不便さはかなり大きいわけです。
そんな背景がこの踏切にあったわけですが、横浜市側が折れる形になりこの踏切廃止案は一旦白紙に!そして、ここには足腰の悪い方も横断できるようにエレベーター付きの歩道橋ができるようになるとのこと。
私がここに伺ったのは2017年9月だったのですが、10月からエレベーター付きの歩道橋ができるという案になったそうです。西側の方では写真に写っている写真屋さんを市が買い取る形になり、ここにエレベーターが作られるようです。

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実際に開かずの踏切を渡ってみた!

ということで、どのくらい頻繁に閉まってしまうのかを確認するために踏切を渡ってみることにしました。まずは、早速踏切が閉まっている所から・・。豪快に、京浜東北線が通過していきますね!しかし、ここを車で通るの本当に嫌だわ( ゚Д゚)
今みたいに踏切が閉まっていれば、渡り方を学習するというか渡る覚悟を決める猶予がもてるものの、開いている場合は、一時停止した後にそのまま突撃しなくてはいけないため心の準備ができないというね。。
渡ります!!
いや~渡っている間もいつ閉まるのかという恐怖感で、気が休まりませんわこの踏切。。
しかも、写真ではわかりませんが渡っている間はどこかに設置されているスピーカーで「警報機が鳴ったら立ち止まらず渡ってください!」的なアナウンスがエンドレスで流れ続けます。。
で、渡り終えようとしたらさっそく反対側の踏切が閉まるというね。。もうね、怖すぎ!

ただ、写真だけはなかなか雰囲気が伝わりづらいので、動画にも撮りましたよと!
ぜひ、こちらでも見てみてくださいな~!
踏切の近くをちょろっと調べてみると、赤い壁の歯医者さんが出てくるわけです。
その歯医者さんの名前は、、、
何と、まさかのふみきり歯科!!
そのまんま( ゚Д゚)
Fumikiri Dental Clinicや!!
そんで踏切の周りにはこのような反対表明を現しまくった看板が、ひっきりなしに立っています!そんで、何に反対しているのかというと、先ほど書いたようにここの踏切閉鎖に関する反対ですね!それほど、この街ではこの踏切の存在が大きいようですね!

こちらも渋滞で有名な「戸塚大踏切」

そんな感じで横浜と川崎の間では開かずの踏切があるわけですが、神奈川県の踏切でいうとこちらも有名だったのが「戸塚大踏切」です。

吉田茂の影響で横浜新道が生まれた!?

※「今昔マップ on the web」を元に作成
もう本当に、昔からこの戸塚大踏切は渋滞の名所であり多くのドライバーを悩ませていた難所だったわけです。かつては、藤沢方面から横浜方面に行く場合は、戸塚大踏切を通る国道1号線を通らなくてはいけなかったんですね。。。上は戦後辺りである1945年頃の古地図になります。
この道路に関しては、こちらの記事にも書いているので、見てみてくださいな!!
しかし、ここで新しい横浜新道という道路が誕生して踏切を通らない道路が誕生します。そんで、この道路はワンマン道路とも言われており、大磯に自宅があった吉田茂が国会がある東京方面に行く際に「あの踏切は渋滞して大変不便だ」みたいな無言の圧力があったかなかったかで、この道路が誕生したという説があります。

そして、線路の下にアンダーパスが開通!

そんな戸塚大踏切は、ついに渋滞緩和のためアンダーパスを通すことになったのです。国道1号線という超主要道路に、東海道線や横須賀線が通る踏切があるってそりゃ~何とかしなきゃいかんわな!
▲かつて開かずの踏切として有名だった戸塚大踏切
踏切の跡地はこのようにフェンスとかつて踏切があったことを知らせるパネルが張り付けてありました。踏切の警報機があるのも、結構わかりやすい名残ですね(*’▽’)
この何本もの線路が、かつて国道1号線の踏切だったわけです。
こりゃ渋滞するわな。。私は実家が鎌倉にあったため横浜方面に車で行く際には国道1号線を通りましたが、基本こっちは通らずに横浜新道の方を通っていました。そのため、実際の渋滞に特攻したことはないんですけどね( ;∀;)

おわりに

今回は横浜にある踏切に関してを取り上げましたが、踏切も日本中探すと色々ありそうですな~!渋滞を緩和するために、高架化にしたり線路の下をくぐるようにしたりと色々試行錯誤しているわけです。昔は、踏切は人間がバーを上げたり下げたりしていて、今では現在のような感じになっていますが、今後なんかうまい具合に進化したりしないんですかね~~。
踏切に関しても、色々調べてみて何か歴史などの物語がある場所があれば記事を書いていきたいと思いまっスよ!!

参考文献

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詳細・地図

住所 神奈川県横浜市鶴見区生麦3丁目1
営業時間 いつでも訪問可能
駐車場 なし
アクセス 生麦駅から徒歩1分
リンク https://ja.wikipedia.org/wiki/生麦駅
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