神奈川県の秦野市にやってきています。今回のテーマは「湖です」(゜o゜)
ただし、今回紹介するのはただの湖ではありません。なんと、それは1923年に起こった関東大震災によって誕生した湖なのです!
その名も「震生湖」!!「震災によって生まれた湖」という、言われてみるとまさにそのまんまの名前なのです(笑)
そのため、この湖は日本に存在する自然湖の中で一番新しい湖でもあるのです(゜o゜)
本記事のポイント
・震生湖は、関東大震災による土砂崩れによって誕生した
・もともとは2つに分かれていたが、一つになった
・釣り人が多い現在だが、水質温泉が問題になっているよう。。
▲秦野の街が一望できる震生湖駐車場
震生湖は、少し高台に上がった場所から行く必要があります。交通手段は車が一番いいです!駐車場もあり、そこからは景色もよいだけでなく夜景も綺麗なのです。でも、夜景の写真はありません(・_・;)
では、駐車場に車を止めて震生湖へと向かいます。
マイナスイオン満載の大自然を下って行きます!
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湖が見えてきました!これが、今から90年前に誕生した湖です!
▲結構小さめな湖である「震生湖」
そしてようやくその全貌が見えました!湖というよりは、、、池??
大きさでいうとそんな大きな湖ではないようです。湖に関しては、周囲が900m、最大幅85m、長径315mで平均水深4mの湖です。湖は、主湖盆と副湖盆の二つから形成されています。
ここは、渋沢丘陵にあった山林及び畑の一部が約250mにわたて崩壊し、小川をせき止めました。そして、周辺より湧出する地下水が溜まり湖になったとのこと。
湖の周囲には遊歩道がります。それもあり、ハイキング客にも人気があるようです。
▲訪れる方の目的は釣りのようだ
湖を見ると、多くの釣り人を目撃します。私が訪れた際は、20人近くの釣り人を目撃しました!夏場には、多い時で50人近くの釣り人が訪れもするそうです(゜o゜)
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そんだけ衝撃的な誕生の仕方をした湖ではあるのですが、この湖はおそらく地元の人や釣り好きくらいにしか知られていないようです。私も、生まれも育ちも神奈川県ですが最近になって初めて知りました。
特に観光地化もされていないし、というか観光的要素はないので、そこまで有名にはならなそうです(・_・;)
でも、そこがいいんですよね!!
遊歩道を歩いていると、気のはこのような張り紙をよく見かけます。訪れる方々がごみを捨てるようです・・・。
▲この湖は水質汚染が大きな問題のよう
ただ、震生湖には一つ問題があるという。ちょっとマニアックな話になりますが、湖の水質汚染が進んでいるとのこと。
それは、この湖付近での釣り人によりまき餌、生活排水の垂れ流し、周囲での農作物栽培における化学肥料の散布が主な原因のようです。この湖は、水の循環も起こりにくく、汚物が溜まりやすいようでもあるんですって!!
そして、一番気になるのは一体関東大震災によってどうなってこの湖は誕生したのか??
わかりやすい資料は出て来ませんでした(・_・;)
ただどうやら上の写真のような感じで、土砂が崩れたそうです。関東大震災前がどうなっていたかは不明ですが、右側にある部分から左側に向けて土砂崩れがおきた様です。
現在、土砂が崩れた後の場所は、上の写真に記載してあるとおりゴルフ練習場となっているようです。また、震生湖はもともとは2つに分かれていたようです。時が経つにつれて、水位が上がったのか土砂が削られたのか、1つの湖となったようです。
単純にググってもなかなか震生湖に関する詳しい情報は出てきませんでした・・・。ただ、このように珍しい誕生の仕方をしたこともあって多くの論文が出ていて、GoogleScholarで調べると、水質に関するものなどが多数出てきました。
ということで、以上震生湖でした!!
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詳細・地図
住所 | 神奈川県秦野市今泉1814 |
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訪問可能時間 | いつでも訪問可能 |
駐車場 | 無料 |
アクセス | 相鉄線上星川駅下車徒歩約15分、相鉄線和田町駅下車で相鉄バス約5分「浄水場前」下車正面 |
リンク | http://www.kankou-hadano.org/hadano_point/point_shinseiko.html |
コメント
この震災で女の子2人が小学校から下校する途中、行方不明になったといわれています。震生湖の湖底に埋まっているともいわれ、バス道路わきに供養塔があります。