今回は、滋賀県大津市にある神社に関する記事になります。
その神社は「馬神神社」という名前の神社なんですが、何と今では万馬券を当てるべく多くの競馬ファンが訪れるだけではなく、パチンコや宝くじなどのギャンブル運や金運をあげるためにも多くの方が訪れるそうです。
はたしてその馬神神社とはどのような神社なのか?
実際に神社の方にその歴史や背景などを取材したので、以下で紹介していきたいと思います〜!!
見出し
地元の老人から教えてもらった!

滋賀県といえば真っ先に思い浮かぶのは琵琶湖じゃないっすか?今では「彦にゃん」が思い浮かぶ方もいるかもしれませんけどね。。

2019年の夏休みを少し遅めに取得した私は、その休みを大阪や滋賀の遠征取材に費やしたんですね!んで、相変わらずいろんな知られざる博物館などのマイナースポットや遊郭跡などを巡っていたわけですが、そこで滋賀県大津市にある「大津百町館」というスポットを訪問!
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そこで、スタッフの方と大津市の街に関していろいろ話をしていると、大津市のことを調べていて、さらには本を出版されている地元の古老と遭遇。

その方が「君に私の本をあげるよ!」といって本をタダでくれるという神展開になり、その本の中に馬神神社のことが書いてあり、「ここ面白そうだな〜」と思って訪問したっていう流れですね( ´ ▽ ` )ノ
大津百町館から馬神神社までは歩いて10分ほど。まだまだクッソ暑い日が続いているということでもう汗ダクダク状態だった私ですが、大津市なんてそうそう来れる場所ではないためここは暑さに負けずに気合いの訪問!
ではでは、馬神神社を訪ねてみることにしましょう!
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皆が必死にギャンブル祈願してた!

早速現地に到着。現れたのは一つの鳥居。でも、これは馬神神社の鳥居ではなく、長等(ながら)神社の鳥居。この神社の境内に馬神神社が鎮座されているという神社 in 神社形式(笑)

境内を探すと速攻で発見しました!おーあったあった!
長等神社の隅っこにひっそりと鎮座されているこちらが馬神神社ですね。「馬神神社」とデカデカと書かれてはいますが、それ以外は何の主張もないという控えめさ。
こういった神社って「全国の競馬ファンに有名な・・」みたいな主張を派手にする場所があったりしますが、ここは一切そういったものがないっすね。

と思ったら、裏には赤文字で目立って書かれてたわ(笑)


ただちょっと気になったのは、馬神神社の中に、さらに「大津馬神社」という石柱があるんですよね。 これはどういうことだ?馬神神社の中に大津馬神社が鎮座してるってこと?
長等神社の中に馬神神社があってさらにその中に大津馬神社があるとなると、なんかもうわけわからんっすけど(⌒-⌒; )
まっこれはあとで神社の方に聞いてみるか・・。

中を覗いてみると、珍スポット感満載の光景が広がっていましたよ。馬の絵馬に馬の名前が書かれた木札がいくつも貼り付けられていますな。亡くなった馬の供養をしているってことなんですかね〜??

ちょろっと絵馬に書かれたお願い事を覗かせていただくと、結構おもろかったっす。競馬はもちろんのこと、パチンコ・スロット、宝くじなど、「ギャンブル関係ならなんでもお願いしてしまえ〜」って感じ(⌒-⌒; )
まぁ神社って言ってしまえばそんなもの。究極いえばお願いしたことで本人のモチベーションが上がったり気分が良くなればもうそれでいいって感じですからね。いろんな珍スポット的な神社を見てきて他の神社のカオス振りを考えればここはまだマシですわ!
神社の方に背景を聞いた!

一通り馬神神社を調べたところで、色々な疑問を聞いてみようと社務所へと取材してみることに。上の写真に写ってるのが社務所なのですが、ここは保育園が併設されているのですね!!
そういえば、有名アーティストである「ゆず」の岩沢さんは、横浜市の岡村天満宮の境内にある幼稚園出身なんですよね。神社の中に幼稚園があるってのはちょくちょく見る光景で、この辺の背景とかも調べたら面白そうだな~と思ったり!
まっ、それはさておき社務所へGO!

社務所のピンポンを押すと、お母さんが出迎えてくれました。早速、馬神神社が何で競馬ファンやギャンブル祈願に訪れる方が多いのかなどの背景について聞いてみましたよん(*’▽’)
馬神神社の歴史とは!?

お母さんによると、この神社の歴史はかなり古く、古来より牛馬の守護神として全国の三馬神社の一つであり、豊臣秀吉が信仰したとも伝えられているそうです。また、寛永年間諸国に牛馬の悪疫が流行した時、当神社神礼諸国に頒布した所、悪疫が収まったという話も。
以前は東海道沿いの宿場町に鎮座していましたが、京都から鉄道を延伸するための工事の影響で、1910(明治43)年に長等神社の境内に鎮座されることになったとか。昔は交通機関が馬だったため、無事に江戸に着くようにと馬の祈願したことが背景にあるそうです!

ちなみに、現在は馬神神社という名称になっていますが、ここに鎮座する前は大津馬神社という名称だったそうです。なるほどね、そういうことだったのか!!
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馬の供養としても有名!

そのように馬関係の神社だったわけですが、それがいつの間にやら競馬関係の方などが訪れるようになったという。そのため、東北、関東、山梨、長野など牛馬の使用が盛んなところからの方だけでなく、競馬ファンや関係者の方の参拝が多い。
ちなみにこの神社、ネットで調べてもそんなに多くの方が訪問している感じはなく全国的にはそんな有名ではない気がしますし、こういった珍しい神社としてもあんま聞いたことがないんですよね。
こういった競馬やギャンブル関係の方々はどうやってこの神社の事を知るんですかね~?

で、先ほども紹介したこの木札。「〇〇号」というように馬の名前が書かれていますが、これはやはり亡くなって供養された馬の名前なのだという。
競馬関係だけでなく、乗馬クラブの方なども普段接している馬が亡くなることは、それはそれはつらいわけです。
そこで馬神神社では、亡くなった馬のたてがみを蹄(ひづめ)に巻きつけて神社の裏に納めているのだという。 その納められている馬の名前が木札に書かれているんですって!
消費税増税でお守り不足に・・

話を終えた後、せっかく訪問したということもあり、お守りを購入することに!色々種類がありましたが、この黒いお守りが何となくかっこよかったのでこれを購入することに!
その際には、2019年10月に消費税が増税される関係でこんな話をしてくれました。
お母さん:「10月に消費税が(10%に)上がるでしょ。だから大きな神社とかは、増税前に大量にお守りを発注するのよ。こういったお守りは作っている会社に発注するのね。そうするとうちみたいな小さな神社は後手になってしまうの。」

「だから今はね、うちは『11月まで待ってください』って言われてるから、それまで補充が出来なくてね。。せめて正月までには作ってほしいとは言ってあるんだけど。。」
ということらしいです。消費税増税はいろんなところに影響が出ているんですね・・。そんな神社事情も教えてもらったところで、境内を後にすることに。
急遽訪問したということもあり30分ほどしか滞在しませんでしたが、短い時間の中で神社の方に話を聞くこともできたので、ま~良かったかな!
おわりに

地元の方に教えてもらい急遽訪問した形となった今回の取材でしたが、いや~こんな場所があるなんてって感じです。
愛知県のおっぱい神社や佐賀県の警察官を祀った増田神社など、日本は何でも信仰対象にするって面があるので、今回の神社のように本当にいろんな神社がこの国にはありますな!!
ということで、これからもこういった珍しい神社を見つけたらこんな感じで記事にしていこうと思います!
ではでは~~!
参考文献
詳細・地図
住所 | 滋賀県大津市三井寺町4-1 |
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駐車場 | 無料 |
電話番号 | 077-522-4411 |
アクセス | 三井寺駅から徒歩で10分ほど |
リンク | http://nagarajinja.net/umagami/umagami.shtml |