超田舎にある穴場博物館!刺子の道を極め続ける生き様を「銀座亜紀枝刺子館」で学ぶ!

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銀座亜紀枝の生涯に迫る!

▲1階ではビデオ鑑賞することができる
そして、1階の奥にはデッカイテレビがあり、ここでは銀座亜紀枝さんの生涯に関するビデオを鑑賞することができます。ちょっと閉館ギリギリの訪問でしたが、まだ時間があったので早速ビデオ鑑賞をすることに!!お客さんが誰もいなかったので私一人でくつろぎながら鑑賞することに!!
ということで、本記事でも銀座亜紀枝さんがどのような経緯で刺子に出会ったのか、彼女がどのような人生を送ってきたのかに関してを以下で紹介していきたいと思います!!

大学時代はお遍路に!?

銀座亜紀枝は、1931年愛媛県の出身。本名は坂本亜紀枝。小さい頃から手先が器用であり、小学校の頃から自分で服を縫って着ていたという。高校卒業後は、英語を勉強するために東京に上京するもののすぐに挫折。その後は、女子美術大学の工芸科に進んだそうです。
大学に在籍していたときには、四国八十八か所のお遍路巡りを行ったりもしたそうです。今とは時代が異なるとは思いますが、大学生の女性が一人でお遍路に行くとは、この頃からかなり行動力がある女性だったんですね。
出身が愛媛県ということもあって、お遍路に関して耳にすることが多かったのかもしれません。

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女将と俳人の二刀流生活をすることに

▲離婚後に開店した「麦飯茶屋」
その後、29歳の時に結婚。2人の子度をも授かることになりますが、39歳の時に離婚をすることになります。子供は夫の下で育てられることになり、彼女は生きていくため八王子の田舎で麦飯茶屋を始めることになります。
ただ、この頃彼女はとある出会いから俳句の道にも進むことになったのです。
▲亜紀枝さんが出版した句集
その人物とは種田山頭火。出会ったといっても実際に出会ったわけではなく知ったということです。。種田山頭火に影響された彼女は、ただ俳句を書くだけでなくなんと句集を自費出版することになります。
さらには、雑誌に広告を載せたところ1,000冊用意した句集は見事完売!その後にはメディアにも出ることになったという。そんなこともあり、彼女は世間から「女山頭火」と言われるようになり、麦飯茶屋の女将と俳人という二刀流生活を送るのです。
一度やると決めたら形にしない時が済まないという性格からこうなったようですが、今の刺子に関してもこの行動力がいきていたんですかね~~!!

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子供たちを引き取り刺子の道へ!!

▲子供を養うために刺子をはじめる
ところがその後、父親の下で育てられていた2人の息子を突然引き取ることになるのです。そのため、生活費を稼ぐために商売を広げなくてはいけなくなりました。そこで、彼女が目を付けたのが「刺子(さしこ)」だったわけです。
さしこって、指原莉乃のことじゃないかんね(笑)
刺子のことに関して詳しいことはあまりわかりませんが、その誕生は今から500年ほど前になるそうです。発祥は東北地方という説があり、元々は寒さをしのぐために木綿同士を縫ってくっつけることで服の厚みを増すという用途だったそうです。
そのため、展示品のように刺子で模様をつけるようになったのは割と最近のことなんだそうです。定かではないですが、もしかしたらそれは亜紀枝さんが先駆者だったという説も。そして亜紀枝さんがこの刺子に目をつけるきっかけになったのは、数年前に飛騨へ行った際に刺子を見つけ、その時に買った木綿をアレンジして服を作ったことだったそうです。
しかし、ただ作るだけでは終わらず、生活するには刺子の作品を売る必要がある。そのため、1976年に八王子で個展を開き、作った作品をすべて売りさばいたそうです。このことがキッカケで、彼女はこの時点ではそこまで刺子の経験が長くはなかったものの自信がつくようになったのです。
それだけではなく、彼女は刺子教室まで開いたのです。この当時は、刺子の先生は1~2名ほどしかいなかったそうなんですね。最初は東京の上野に教室を開き、生徒さんも増えていって八王子、吉祥寺、浦和などで教室を開くことになります。

住宅兼博物館を5年かけて新潟から移築!

▲庄屋だった家を5年かけて移築
しかしこの建物、本当に見事っすわ。こんな山の中にこれだけのドデカイ建物が建っているんですから、誰もが驚くはず!この建物は200坪の敷地に、五年かけて新潟から移築したんだそうです。
この建物は200年を超える旧大庄屋さんのたてもの。骨董市にでていた図面を偶然みてほとんど即決で購入したとのこと。移築をしたころはまだバブルの時代だったこともあって、銀行が融資してくれたそうです。亜紀枝さんは、なぜ住処を檜原村に選んだのでしょうかね。

80歳を超えた今も刺子の活動を続けている

さらに、庭にはみつば、せり、もみじなど様々な植物が育てられています。というのも、銀座亜紀枝は自然食を半世紀以上食べてきている方。今現在も現役で刺子の仕事をしていますが、夕方まで刺子の仕事をした後に庭で育てている植物の手入れなどをしているとのこと。
ここでみた映像でも流れていたのですが、亜紀枝さん本人が言うには「自分はまだまだ刺子の技術を上げなくてはいけなく、まだまだ夢を持っている」とのこと。何歳になっても志を持って真っすぐ突き進むその姿勢は、生き方として学ぶことがとても多い様に思います。

全国に4店舗ほど直販店もある!

▲直販店がある「ぴおシティ」
そんな亜紀枝さんは、全国に4店舗ほど直販店を構えています。そんな中でも、私の家の近くである横浜にお店を構えているということでちょっとそのお店にも足を運んでみることに!場所は、JR桜木町駅からすぐの場所にある「ぴおシティ」の中。
みなとみらいとして開発が進む桜木町の中でも、割と年季を感じさせる建物ですわ!!
そんなぴおシティの地下1階にあるのが、こちらの「銀座亜紀枝刺子の店 横浜店」。刺子の作品が展示している他、木綿や糸などの素材も販売されているんですな。
▲檜原村から送られてくる素材
こちらが刺子で使われる木綿。檜原村にある亜紀枝さんの自宅兼博物館は、亜紀枝さんが立ち上げた株式会社自然堂の本社にもなっており、これらの木綿や糸などの倉庫にもなっているとのこと。
直販店から必要な分だけの材料を注文すると本社からその分だけ届く仕組みになっているそうです。今現在、直販店は4店舗ありますが昔は10店舗ほどあったようです。
お店の店員さんは亜紀枝さんの弟子にあたるそうで、「檜原村の博物館に行ってきたんですよ!!」と告げると、とても喜んでくれて刺子や亜紀枝さんのことなど色々な事を教えてくれました。
刺子に関わる方は5,60代の方が多いため、30代の私がお店に来たり博物館に行ったことがとてもうれしかったそうです。
今現在でも亜紀枝さんの生徒さんは100人近くいるそうで、教室も全国に数箇所あるとのこと。亜紀枝さんは弟子にはとっても厳しい方で、彼女の前だとビシッとするとのこと!でも、アクティブな彼女の姿勢にはとても敬意を持っているようでした。
最終的には店員さんと30分くらい話しましたかね。店内にある資料などを色々見せてくださったりしてとっても話して楽しかった~(*’▽’)

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1階は見応えがありメッチャ居心地も良い

▲とても広くきれいに整備された館内
と、直販店に話が飛びましたが話を博物館に戻しましょう。ビデオを鑑賞した後、1階をウロウロ徘徊することに!しかし、すんごい部屋が広いしソファーなどの「洋」の部分と襖(ふすま)などの「和」の部分が共に垣間見えるとても見ごたえのある建物ですわ!!
こちらの部屋の机には、亜紀枝さんの句集や写真資料などが閲覧できるようになっていました。時間があれば時間をかけてみたいところでしたが、閉館が迫っていたのでパパパパッと高速で閲覧しましたわい(^-^;
自然に囲まれて鳥の鳴き声も聞こえるほんとに居心地のいい場所なので、またゆっくりしに来てもいいあかなって思える場所なんですけどね。ただ、いかんせん場所が遠いという。。
ここに掲げてある扇子や風情のある障子。この建物にある一つ一つも亜紀枝さんのこだわりなんですかね。刺子に関わっている人は、経った今鑑賞した映像を見るかぎり中年の女性が多いようです。ここに訪れるお客さんも、層でいうとそのような方が多いんでしょうかね。
私はどっちかというと刺子というよりかは亜紀枝さんの生き方に興味が出ました。39歳で離婚をした後、子供を養っていくために始めた刺子。昭和6年生まれのため計算すると今現在は85歳くらいですよね。まだ現役でこの檜原村という場所で刺子の活動を寡黙に続けるその姿勢に、とっても惹かれてしまった。。

おわりに

最後に記念館を出る前に受付の方に話しかけることに。この記念館の簡単な背景や、今現在は亜紀枝さんが何をしているのかなど。そして話をしていてわかったのは、受付の方は亜紀枝さんの息子さんでした。
息子さんと話を終えて記念館を後にしようとしたとき、どこからか人が下りてくる音が。そう、亜紀枝さん本人でした。庭で手入れをするために下りてきたようです。
一瞬だけ亜紀枝さんと目が合って軽く会釈をすると、彼女も応じてくれました。いつもであれば話しかけに行っていろいろ聞き込みをするのですが、、、、今回は止めておきました。というのも、私は銀座亜紀枝さんの生き方にとても興味があったから。
人が多い場所ではなく、この檜原村という閑静な山奥でひっそりと暮らし、刺子や俳句にひたむきに取り組み続ける真っすぐな姿勢がとても印象的でして。彼女の生き方を、本人に聞くのではなく自分なりに考えてみたくなりまして。。。

参考文献

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詳細・地図

住所 東京都西多摩郡檜原村南郷6128
営業時間 09:00〜17:00
入館料 大人(中学生以上)800円(税込)、小学生400円(税込)、小学生未満(無料)(団体割引・20名以上10%引)
休館日 毎週水曜日及び、第1、3、5火曜日、および年末年始
但し、祝祭日は卸売・通販等は休業し、展示館のみの営業になります。
駐車場 無料(15台)
電話番号 042-598-6200
アクセス ・中央自動車道「八王子IC」又は「上野原IC」より五日市方面へ。「八王子IC」から約60分、「上野原IC」から約40分。
・圏央道「日の出IC」「あきる野IC」「八王子西IC」よりそれぞれ五日市方面へ。ともに、35-40分。
リンク http://www5a.biglobe.ne.jp/~sashiko/
備考 博物館前への道路はとても分かりづらく、大通りから狭い道を入ります。
博物館の前に大きな駐車場があるので狭い道を突っ切っても問題ない感じです。
ただし、大型バスは厳しいかもです。。
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