みなとみらいには本物の北朝鮮の工作船が展示されている!

↑更新・取材裏情報はTwitterにて(^ ^)

今回は、港町である横浜にある博物館に関する記事になります!

いつものように、そんなに有名でもない博物館を全国駆けずり回って紹介しているこのブログですが、今回紹介する「海上保安資料館 横浜館」という博物館は、”北朝鮮の工作船”を展示しているというこれまた変わり種の博物館です。

日本の海上保安庁が船体調査をしようとしたら、自爆スイッチを起動して爆発した船を引き上げて展示してるんですね!

ではでは、そんなオモロイ博物館の全貌を博物館の方にも取材して調査してきたので、以下で紹介していきたいと思います~(*’▽’)

本記事のポイント

・逃走して自爆した工作船を展示している博物館!
・海上保安庁が管理している博物館であり、入場料は無料
・無料であり、スタッフに話しかけると親切に解説してくれる

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工作船を展示する珍博物館!

港町であり、1859年の開港から一気に人が押し寄せて発展した横浜。

開港と同時に多くの外国人が居留し、船による往来が盛んになっていき横浜市は発展・拡大していく。戦後は七年間接収され続けて復興が遅れたこの街では、飛鳥田一雄(あすかた・いちお)市長の時代に六大事業をぶち上げる。

横浜六大事業
1. 都心部強化
横浜駅と関内の間を活性化するための「みなとみらい21計画」など
2. 金沢地先埋め立て事業
金沢八景辺りを埋め立てて工場用地を造成
3. 港北ニュータウン建設
港北ニュータウンの造成
4. 高速鉄道(地下鉄)建設事業
横浜市電・横浜市営トロリーバスに変わる交通手段として、横浜市営地下鉄を建設
5. 高速道路網建設事業
横浜市中心部の渋滞緩和のため、保土ヶ谷バイパス、横浜横須賀道路、横浜新道などを建設
6. 横浜港ベイブリッジ建設事業
こちらも、中心部の渋滞緩和のため、大黒ふ頭をつなぐ横浜ベイブリッジを建設

多くの人で賑わう山下公園

その六大事業のひとつである「みなとみらい21計画」により、ランドマークタワーやクイーンズスクエアが誕生するほか、赤レンガ倉庫が観光スポットに生まれ変わり、

ちなみに、デートスポットでも有名な山下公園は、1923年9月1日に発生した関東大震災の瓦礫を埋め立てられて誕生しています!

そんなカップルにも家族連れにも人気なみなとみらい周辺ですが、見所がたくさんある一方、その隅っこにはなかなか珍しい博物館があったりするんですな!

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それがこちらの「海上保安資料館横浜館」。

本当に隅っこにあるので、なかなか発見しずらいですが、平日では300人くらい、休日では1,000人くらいものお客さんが来館する博物館なんですって!

なんか建物の形も舟っぽいですが、それはそれとして早速中に入ってみることにしましょ~~!

本物の工作船が展示された珍博物館

工作船がそもまま展示されている

中はこんな感じっス!

ちょっと工作船がデカすぎて写真に納まりきっていませんが、これが2001(平成13)年12月22日に自爆して沈没した本物の北朝鮮工作船でございます!

この博物館は、真ん中にデ~~ンと船が置かれていて、その周囲をぐるっと回りながら船全体を観察しつつ展示してある説明を見ながら事件の概要を学ぶって感じです!

工作船の事件に関する概要は次のページで紹介しますので、まずは博物館の内部がどんなもんかを!

博物館には、受付にいるスタッフと質問に回答してくれるスタッフの二名の方がおり、一人の方がとても親切に質問に回答してくれたりもしましたので、その辺の聞き込み情報も併せて紹介していきたいと思います~(*´▽`*)

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工作船に残された生々しい弾痕

では、博物館の中を見てみることにしましょう。

工作船の周りには、事件の概要や船にまつわる解説などもちらほら展示されているので、そちらで学びながら船の周りを一周する感じになります。

模型で示すとこんな感じ。展示されている船は錆まくっていますが、元々はこんな明るい色だったのかしら??

船体には見事な弾痕が!

これは、海上保安庁の方が威嚇射撃のために打ち込んだもの。しかし凄いな、本物だけあってめっちゃリアルやわ!!

犯罪に使われていたのだろうか・・

この工作船は、事件前から九州周辺海域を活動区域にしていたようで、船からは鹿児島県の薩摩半島南東部の海岸線に沿った陸域の地形や施設等が示されている防水加工された地図も回収されているそうです。

覚せい剤の運搬や受け渡し、さらには工作員の不法出入国等の重大犯罪に利用されていた節が濃厚のようですが、この船に乗っていた人たちは全員死亡したということもあり、真相は闇の中なのですね。。

スタッフの方に聞くと、この博物館には在日朝鮮人の方も来られることがあるとのこと。しかし、事件の事を知ると中には嫌気がさしてすぐに帰ってしまう方もいるのだとか。。

そもそも、ここに展示してこうやって一般公開しているのも「少しは強気に出る姿勢を見せる!!」という意図もあると聞きました。日本は外交問題になると他国に比べて強気に出れないという性質がありますが、これくらいの姿勢なら見せれるようです。国と国との問題ですからね、、難しいな。。

回収された様々な物品

そんな工作船からは、引き上げた際に様々な物品を回収しており、その実物も結構展示されています。ちょっと見てみましょう~~!

実際に使われた自爆スイッチ

いきなりすげぇのが出てきましたが、こちらは自爆した際に使われたスイッチ!

何でこれが自爆スイッチだとわかったのかというと、別の海底で発見された自爆様スイッチにハングル文字で「自爆」と記載されており、それがこのソケットと合致することから判明したそうです!

今回の事件で発見したスイッチだけではわかんなかったんですね。。

缶詰は日本製のもの

こちらは腕時計と缶詰。缶詰には「赤飯」「とりめし」と書いてあって、日本製のものですかね~。

缶詰を拡大してみると、これは山形県寒河江市に本社を構える日東ベスト株式会社で製造されたもの。この缶詰、展示の解説を読むと日本から北朝鮮に輸入されていたものなんだとか。

そしてやはり北朝鮮。金日成(キムイルソン)氏のバッチがありましたか!

といっても、上の写真にデカデカと写っているのはあくまで拡大しているやつで、実際のバッジはその奥に置かれてるやつです。

最初はこれがバッジだと思って、「デッカ!!」とメチャクチャビビった私は、今考えるとアホウですわ・・( ;∀;)

さすがに工作船ということだけあって、いろんな通信機器もあったようですな。

この工作船からは様々な犯罪への関与が疑われているそうです。館内の解説によると、覚せい剤の受け渡しに先立って、日本国内にいた何者かが契約者等の判明しにくいプリペイド式の携帯電話によって、暴力団関係者との間で事前に連絡を取っていたことも推測されるという。

この手引き者は、架電記録から判断して韓国籍の者に身元を偽装していた者や、在日の朝鮮籍か韓国籍を有する者などとの関係が深い者の可能性もある。

押収した11台の送受信用の無線機や2台の受信専用の無線機については鑑定を嘱託した結果、これらの基本性能、改造の有無等は判明したものの残存データの読出しは不可能だったとのこと。。

こちらは武器ですね!

工作船ということですし、実際に海上保安院と銃撃戦になったということもあって、結構な武器が回収されていますな~。

これはロケットランチャー。映画とかでしか見たことないですが実際はこんな感じなんですね。写真の右下に移っているように、親切に使用例の絵が置いてあるのがちょっとツボ(笑)

手りゅう弾まであるとは・・

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内部には偽装漁船が隠されていた!?

工作船の裏側へとやってまいりました。裏側は観音扉のようになっていて、中を覗くことが出来るんですね!

早速内部を見てみるとこんな感じ!

上へあがるはしご以外は特にこれといったものは見当たりませんが、内部は結構空洞になっているんですね。んで、実はこの奥には小型舟艇が格納されていたようです。

偽装漁船に似せた小型船

その小型の船がこちら。これが工作船の内部に隠されていたわけです。これは沿岸部への接近用として巧妙に設計されており、小型の漁船に偽装したものと考えられているようです。

ただ、その他にも水中スクーター、ゴムボート(日本製)、潜水用具及び防水スーツといった上陸用の移動設備も搭載していたとのこと。

上からの眺めはなかなか爽快!

船の周辺を観察したところで、甲板(かんぱん)はどうなっているのか??

ここでは階段が用意されていて上からも覗けるんですわ。ではでは、さっそく上ってみましょう!

廃墟感満載の光景ですが、甲板はこんな感じです。

機関室が丸見えになっていました。エンジンだとかその辺に関しては無知なので、何がどうなっているのかわからんですがとりあえず凄い(*’▽’)

甲板の中で気になったのはこれですかね!

対空機関銃の移動用のレースのようで、この上の機関銃をレールの上を転がしながら打ちまくっていたようです。甲板に関してはこんくらいですかね~。

では、このページでは博物館の内部の様子などを紹介しましたが、次のページではこの博物館が誕生した背景や工作船自爆事件の概要について、スタッフの方に取材した内容も含みながら紹介していきたいと思います!

続きはこちら!工作船との銃撃戦でPTSDになった!?
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