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皆さんは、地図は好きですか??
私は小さいころから地図が好きで、無駄に眺めたりしていました。
因みに特技として、何も見ずに詳細に日本地図が書けるという特技を持っております(笑)。
そんなこんなで、学園都市である筑波に「地図と測量の科学館」という場所があるということで早速訪れてみました。
なんだこいつは??
今流行りのゆるキャラか??
地図に乗って空を飛んでいるようだが、アラジンやん(笑)
科学館の中に入ると、いきなりドデカい日本地図が現れました。
私、地図が大好きなのでこれだけで数時間つぶせそうです(笑)
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しかもこれ、3Dなんっすよ!!
このメガネをかけると、地形が盛り上がって表示されるからびっくり!!
でもね、眼鏡を当てながら地図を歩き回る姿がシュールすぎて何とも言えない(笑)
地図記号が、たくさんあります。
みなさん、社会の地理で勉強しましたよね??
ってことで、ここでクイズです。
皆さんは、いくつ正解できますでしょうか??
因みに、右下の郵便局の地図記号。
昔郵便局は、逓信省という名前でした。
カタカナで書くと「テイシンショウ」ですよね。
その先頭の「テ」が元となって〒が誕生したようなんです。
電子基準点をご存知でしょうか??
これは、全国1,240箇所に設置されているGPS連続観測点です。
これを用いて、位置を正確に割り出しているそうです。
3.11の東日本大震災の時、宮城県にあった電子基準点は、写真の右上の木箱の場所から、左下の部分まで移動したそうです。
それだけ、地震によって地盤が動いたということがわかります!!
階段には、地図と測量に関わる第一人者が紹介されておりました。
中には、自分が知っている人もいたので少しだけ紹介します。
「ガウス」をご存知でしょうか?
高校で数学をやっていた人はガウス記号というものを習ったと思います。
〔x〕のように表すと、〔x〕はxを超えない最大整数を表すこととなります。
例:〔4.23〕 = 4
〔8.67〕 = 8
〔-8.67〕 = -9
となります。
ガウスは、数学者・天文学者・物理学者でもあり、近代数学のほとんどの分野に影響を与えているんだそうです。
そのため、歴史上最高の数学者の一人と言われているそうです。
館潔彦と柴崎芳太郎。
この二人は、陸地測量部の測量官であるようだ。
館潔彦は全国に972点ある一等三角点の半数近くを選点をしたんだそうです。
柴崎芳太郎は小説「剣岳点の記」のモデルとなった方です。
これは映画にもなりましたよね。
剣岳は日本一危険な山と言われ、毎年死者が出ている山でもありますが、そこを登頂して測量をするという任務を任された人だったはず!!
こちらが、学ぶスペース。
流石筑波だけあって、内容が結構ガチです!!
一応自分も理系ではありますが、このボリュームとマニアックさはちょっと覚えきれませんでした(笑)
こちらは、古代の観測方法です。
今の時代だったら、自分がどこにいるかを知るにはGoogleMapを開くだけ。
でも、古代の人たちはどうやってそれを調べたんでしょうか??
それには、「北極星」が重要な役割を果たしていたんだそうです。
何故かというと、おそらく北極点の位置は一定だからだと思われます。
地球から見える、オリオン座やさそり座など多くの星たちは、地球が自転していることにより移動しますよね!
正確には我々が移動しているんですが。
ところが、北極星は地球の自転の中心軸の方向にいることから、移動しません!!
その北極星の高度によって、自分たちがいる場所の緯度を知ったようです。
すごすぎ!!
こちらは、「べハイムの地球儀」。
実物は1492年に作成され、世界で最古の地球儀と言われているそうです。
現在の地球儀とはちょっと違っていて、アメリカ大陸が描かれていません。
代わりに日本が随分と大きく表示されています。
ところが、ヨーロッパやアフリカは現在と同じ形で表示されています。
まだ、この時代は世界の形がどうなっていたかわかっていなかったようですね・・・・
そもそもなんで地球儀ができたかというと、大航海時代が関係しているそうです。
航海距離が飛躍的に伸びると、平面の地図ではなく球体の地球儀によって、方位を知る必要が出てきたからなんだそうです。
これは何だかわかりますでしょうか??
この場所から、青い棒までどのくらい距離があるかを当てるクイズです。
結構自信あったのですが、意外や意外に難しい。
地図には長さの単位も重要になってきます!!
ちなみに、1mってどうやって決まったかってご存知でしょうか??
1mはフランス政府が1799年に採用したんだそうです。
そしてその長さは、「赤道と極との子午線弧長の1,000万分の1」なんだそうだ!!
こちらの図でわかりやすく説明します。
地球は1周40,000kmですね!!
赤道から極までの子午線弧長は赤道の4分の1であるため、子午線弧長は10,000kmとなります。
10,000kmは、10,000,000mであるため、「子午線弧長÷1000万分の1」は、
10,000,000m ÷ 10,000,000 = 1m
となるわけです。
1mはここからきているんですね!!
建物だけではなく、外にも何やら展示物がありました。
こちらは、測量用航空機である「くにかぜ」というものらしいです。
この飛行機は、国土地理院が昭和35年に導入した初代の測量用航空機だそうです。
機内には、重さ約200kgの航空カメラを搭載しています。
現在は、後継の”くにかぜⅢ”が業務を引き継いでいるようです。
VLBIパラボナアンテナ!
VLBIとは、「超長基線電波干渉法」といわれ、地球温暖化による海面上昇やプレート運動の検出など地球規模の観測が可能なんだそうです。
仕組みとしては、はるか数十億光年のかなたから地球に届く電波を2地点以上のアンテナで同時に観測し、その受信時刻の差によって距離を測定する方法らしいです。
1等三角点もありました。
この三角点で使われる石は、通常、小豆島産の花崗岩が使われているようです。
なんでだ??
以上が、「地図と測量の科学館」でした。
自分以外にも、カップルや遠足か何かで来ていた小学生もいました。
地図や測量に関する知識の幅を広げたい方は是非お勧めです。
興味がない人には、厳しいと思いますが(笑)。
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詳細・地図
住所 | 茨城県つくば市北郷1番 |
---|---|
営業時間 | 9:30~16:30 |
定休日 | 毎週月曜日(休日の時は順次翌日) 年末年始(12月28日~1月3日) |
入館料 | 無料 |
駐車場 | 無料 |
電話番号 | 029-864-1872 |
アクセス | 常磐自動車道桜土浦ICから10分程度 |
リンク | http://www.gsi.go.jp/MUSEUM/ |