【壮絶なる死】自らを犠牲に人命を救った「鬼塚道男」の物語!

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長崎自動車へ突撃取材!

長崎自動車の本社が入るビル

打坂地蔵尊を訪問した後、鬼塚さんのことを長崎自動車の方にお伺いしたいと思い、取材をしに行くことに!長崎自動車の本社は、日本三大中華街の一つである「長崎新地中華街」のすぐ近くにありました!

取材時間までしばし待機

建物の中に入って、取材の時間まで少しばかり時間を潰すことに。一階は高速バスのターミナルになっているようですね。この日は平日だったものの、結構多くの人でごった返しておりました。

そんなターミナルで10分ほど時間を潰し約束した取材の時間に。取材の際の質問事項を改めて確認し直して、長崎自動車の本社を訪問することに!!

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取材に対応していただいた社員さん

本社では早速社員さんがお出迎えしていただき、応接室に通され一時間ほど取材を受けてくれました。電話した翌日に急遽取材を受けていただいたんですが、本当に柔軟に対応していただきありがとうございましたm(_ _)m

幾つかの資料を見せていただいた

電話でも伝えたものの、もう一度自分が鬼塚さんの物語りに興味を持った背景などを伝えてからいろいろ質問をすることに。

実は私は鬼塚さんのことは、フジテレビ系列の人気番組『奇跡体験アンビリバボー』で知ったんですよね!

社員さん:「あ〜そうでしたか。全国放送では奇跡体験アンビリバボーもそうですし、金スマで一回取り上げられたこともありました。でも、アンビリバボーではうちも取材は受けてはいたのですが放送では使われませんでしたね。」

私:「アンビリバボーでは、鬼塚さんを救助した高峰さんの奥さんがインタビューを受けていましたね。」

社員さん:「そうなんですよね。高峰さんのことはうちも連絡をとっているわけではないんですよ。なので、さすがテレビですよね、どこかから奥さんを見つけて取材されたんだと思います。」

話を聞くと、今でも鬼塚さんの教訓は会社の教習素材としても使われており、地域の方はご存知の方が多いとのこと。どこかの高校では、演劇の出し物でもこの物語を取り上げたことがあったそうです。

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その他には、お地蔵さんを訪問した時に気になったことなどもいくつか質問を!

私:「打坂地蔵尊に行った際には、新しくお花が添えられていましたがどなたが管理されているのでしょうか?」

社員さん:「そうでしたか。今ではうちの会社の時津の営業所の方が定期的に手入れをしたり、あとは裏にあるドン・キホーテの方など周辺にいる方なども時折お花を添えてくれるそうです。周辺の方々には親しまれているお地蔵さんみたいです!」

幼稚園で折られた折り鶴

お地蔵さんの隣には折り鶴も供えられていましたが、これは近くにある時津幼稚園で折られたもの。毎年、長崎自動車が9月1日に慰霊法要を行う前に折って持ってきてくれるんだそうです。

長崎自動車もその前日か当日に、社長が鬼塚さんの偉業をたたえる紙芝居を時津幼稚園の園児たちに披露するのが毎年の恒例行事になっているそうです。そして、その紙芝居を見た後に園児たちが作った折り鶴をこうしてお供えしてくれるんですって!

地元の会社と幼稚園がこうやって関わりができてるって素敵なことだな〜( ´ ▽ ` )ノ

ここの一画だけは長崎自動車の管理地になっており、先ほども書いたように周辺の方々が今でもお花を添えてくれるようです。

親族の方としては、鬼塚さんの兄弟の息子さん(つまり甥っ子ですかね?)が、今から10年ほど前にお参りに来たそうです。長崎自動車としても、交通の安全面における教訓だったり、経営理念を伝えるためにも大切な話として、今でも風化させることなく社員の方々に受け継がれている話なんですね。

2017年9月2日の長崎新聞の記事

それだけではなく、70年以上経った現在でも鬼塚さんの命日である9月1日には、長崎自動車から30〜50名ほどの社員の方が出席して慰霊法要を行っているとのこと。時津町のお寺の住職さんがお経を唱えて法要を仕切ってくれているそうです。

遠く離れた神奈川県に住んでいる私にはなかなか知り得ない話ではありますが、地元ではこうやっていろいろな形で鬼塚さんの偉業は忘れ去られずにいるんですね( ´ ▽ ` )ノ

現在もバスは急坂を登り続ける

坂が多い長崎市内

現在、長崎自動車の本社がある長崎市内では、バス会社というと長崎自動車と県営バスの二つがあり、市内にある多くの急坂を登り続けています。ただ、今の時代にはあの事故のようなことはまず起こらないですけどね。。

そんな長崎県では、坂が多いということで県営バスで「片道定期」という珍しい定期券も発行されているとのこと。というのも、家から駅に向かう際は下りなので坂を下ればいいですが、帰りの上りが辛いということでこのような定期券が販売されてもいたそうです。

以上で取材は終わりましたが、長崎自動車に取材することもできて、そして地元では鬼塚さんの話が語り継がれているということも確認できて本当に良かったです。

おわりに

今もお地蔵さんは立ち続ける

打坂地蔵尊は何としてでも訪れたかった場所。知の冒険は、知られざる埋もれた日本の歴史や博物館などを掘り起こし、多くの方に埋もれている歴史やスポットに目を向けてほしいと思って続けていますが、鬼塚さんはまさにそんな方。。

でも、長崎自動車の方に話を聞いて地元の方には知られているということを聞いてとても安心しました。私のブログを通じて、少しでも多くの方がこの事件に、そして亡くなった偉大な鬼塚さんに関心を持ってもらえたら幸いですm(__)m

参考文献

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詳細・地図

住所 長崎県西彼杵郡時津町元村郷1191-1
駐車場 なし
電話番号 095-826-1112(長崎自動車)
アクセス JR道ノ尾駅から車で5分ほど
リンク https://www.nagasaki-bus.co.jp/bus/jizouson/index.html

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