今回は山梨県にある「幸せの丘ありあんす」というスポットに関して記事を書いてみたいと思います!!
このスポット、甲府盆地の南部に位置していて基本的には高級印鑑を販売しているようなのですが、ネットで色々取り上げられている場所でもあり、「怪しい」「宗教施設?」みたいな記述を見たりしていてちょっと変わったスポットではあるんですよね!
でも、実際にここの方に「幸せの丘ありあんすって実際どんなスポットなの?」ってのを自分で聞いてみたく訪問したって感じです!
実際に姓名鑑定士の方に話を聞いてきたので、その辺をたんまりと紹介していきたいと思います(*’▽’)
見た目は宗教っぽいけどね

南アルプスや秩父連邦などの山々に囲まれる山梨県の甲府盆地。
勝沼市のブドウや一宮市のもも、あとは信玄餅とほうとうで有名だったりする山梨県ですが、この甲府盆地の南側にはちょっと面白い変わったスポットがあるんですわ!!
それが、今回紹介する「幸せの丘ありあんす」という高級印鑑を販売するスポット。
ネットで情報を漁ると「怪しい」「宗教施設みたい」という単語が出てくる、珍スポットというか謎スポット的な場所ではあるようですが、果たしてどんなところなのか??

その辺は実際に当事者に聞かないとなかなか気が済まない私は、早速レンタカーにてその場所を目指すことに!
訪問すると、さっそく何やら不思議なゲートがお出迎え!
ありあんすは高台にあるということで、ここから坂を上っていきます!

おぅ。
その丘の上に佇む「幸せの丘ありあんす」がこちら!
何だかすげぇ施設だな。そこまでド派手には見えませんが、見た感じは確かにちょっと普通のスポットではないような気はするぞ( ;∀;)
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周辺を見渡すとこんなインパクト絶大なものまで!!
「鶴亀之松」と名付けられており、これは鶴をイメージして作られたとか。

さらにヘリポートまであるが、、これは誰が使うんだ??( ;∀;)
自家用ヘリで印鑑を買いに来る富豪でもいるんか?

さらにはゴルフ場でよく見るカートもありますがな。この施設の脇ではパターゴルフもできるらしいです!!
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パターゴルフ場はこんな感じっす。結構多くの人が楽しんでましたよ!!
「ゴルフって印鑑となんも関係ねーじゃねぇか!」とブチ切れたくなる方もいるかもしれませんが、ここはあくまで印鑑販売を主とした観光施設なので、印鑑販売だけじゃないわけです。。

それ以外にも所々見所はありましたが、そろそろ中へ入りましょうかね!
果たして、中はどうなっているんか??

おぅ。。
入り口を入るとこんな光景が広がってくるわけですが、なかなか豪華絢爛な雰囲気ですな。ん~確かにここだけ見ると宗教施設っぽいですけどね( ;∀;)
これらは大理石なんかな?

館内に入り、受付のお姉さんに入館料をお支払い。パンフレットなどを受け取った後、お姉さんから、、
「姓名鑑定を無料で行っているのですが、良かったらお受けいたしますか?」
と聞かれたため、せっかくなので受けてみることに。姓名鑑定の時に、この施設についていろいろ聞いてみようかな!
無料姓名鑑定を受けてきた!

受付を済ませて廊下を突き進む。
廊下にも色々と展示物はあるわけですが、先に姓名鑑定をするため、この辺はすっ飛ばしてさらに奥へと突き進む!!

奥へ進むとこんな光景が現れます。館内にぐるりと作られた廊下沿いには、上の写真のような仕切られたブースが作られていますね。ここで姓名鑑定を受けるようです。
先ほどの受付のお姉さんも待ち構えていて、鑑定士さんも登場。早速鑑定を受けてみることに!

鑑定の前に、占いと一緒で生年月日と氏名を記入します。

で、早速ブースに通されて姓名鑑定開始!!!!!
姓名鑑定を受けて、私の名前の画数だとかその辺から色々鑑定していただいたのですが、それに併せて、そもそも何で私がこのスポットに来たのか、私がブログを書いていてこの施設の背景が聞きたくて訪問したなどの背景を話すと、鑑定士の方がその辺を理解してくれてありあんすのことをいくらか話してくれました!
上の写真も、「鑑定を受けている様子を写真で撮ってもいいですか?」といって特別に撮らせていただいたり、、本当にいろいろすんまへん。。( ;∀;)
ということで、ここからこの施設はそもそもどんなところなの?って所を学んでみることにしましょう~~(*’▽’)
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印鑑販売を主とする観光施設

まずは、この施設の運営母体について!
幸せの丘ありあんすを運営しているのは「宗家日本印相協会」という印鑑販売の業者さん。その創業は1972(昭和42)年であり、元々はこのスポットの前身である宗家日本印相協会記念館が甲府駅の方にあったんだそうです。
ところが、今から30年ほど前に、甲府盆地を見渡せる高台へ移転することになり、1986(昭和61)年に今の「幸せの丘ありあんす」が誕生したとのこと。
あと、ここの施設名にもなっている”ありあんす”って何やろ??って思ったんですが、これは英語の「alliance(人と人の結びつき、人と神との結びつき)」のフランス語で縁(えん、えにし)を意味しているとのこと。
「幸運は良い人との結びつき、出会いによってもたらされる」ってことらしいです!
そんな幸せの丘ありあんすですが、ここを訪問するお客さんの多くはバスツアーなどで訪れる観光目的の団体客なんですって!

ここは観光施設とは言えども、 ありきたりな観光施設の料理よりはレベルを上げた、シェフによって作られる料理を提供しているようです。
こういった食事を食べていただき、印鑑に関する展示や象牙彫刻美術館などを鑑賞しつつ、その中で「無料で姓名鑑定を受けたい!」という方の中から希望者に印鑑を購入していただくというのがこの施設の大枠のようです。

象牙彫刻美術館は、印鑑の原料が象牙ということで併設されてるようで、なかなかよそでは見ることができない作品も多く展示してありましたよ!
残念ながら写真撮影は不可だったので、せめて入り口だけでも(笑)
宗教施設じゃないからね!!
そして再び言いますが。ここは宗教施設ではありません(笑)

とはいえ、印鑑というのは印相というものがあり、自分の思いを込め、さらには職人さんの手によって一回一回彫られるという背景から、印鑑にはエネルギーというか魂が込められるんですって!
そう言った背景もあることから、この建物にもスピリチュアル的なというかちょっと宗教施設っぽい要素を含んだ雰囲気になっているということらしい。

印鑑には魂が込められているということもあり、年に一回は印鑑供養も行われるとのこと。使い終わった印鑑はただ捨てるわけではなく、上の写真のような儀式を伴って初めてその役割を終えるという。
こういった”スピリチュアル”とか”魂”って言葉が出てくると拒絶反応を示す方がいるかもしれないですが、受け止め方は人ぞれぞれですかね。こういう世界もあるって思っておけばいいんじゃないっすかね~!

引用元:「ありあんすのパンフレット」
ちなみに、この辺はあんま突っ込んで聞いたわけではないですが、鑑定の材料として用いるのは統計学とのこと。これは、占いでも統計学を用いている方は甥と思いますが、基本的には膨大なデータから、その人の開運条件などを導いているんだそうです。
有名人や社長さんも購入される
ここで印鑑を購入される方は、先ほども書いたように団体客の方々が多いとのことですが、購入者には有名人や著名人の方々も多いんだとか。

館内にはここで印鑑を購入した有名人や著名人の方々の写真もたくさん展示しておりましてですね。よくテレビで見る芸能人の方々、プロ野球選手、政治家の方々などなど。
大阪の占いで有名な石切神社の参道でも、占い屋に多くの「芸能人がここで占っていきました~!!」みたいな写真を見ましたが、芸能人や社長さんはそう言った占いだとかスピリチュアルなことにハマりやすいとはよく聞きますけどね。
サラリーマンや公務員とは異なり、芸能界のような非常に先行き不安定な世界で働くとなると、何か自分の背中を押してくれるような確固たるものが無いと不安になるというのはすごくよくわかる。社長さんにしても、実は孤独で、決断をするときも「何か自分の決断を後押ししてくれるものが欲しい!」と思うってのはよく聞く話。

引用元:「ありあんすのパンフレット
実際、日本印相協会では個人の実印以外には会社の社印、会社銀行印、代表取締役印なども販売しており、会社の象徴として、購入する社長さんも多いとのこと。
印鑑って契約を結ぶときとか重要な決断の決め手となるし、それに自身の思いを込めて値が張るものを使用するというのはわからなくはない気がしますわ~。

以上で説明したように、印鑑には運気だとかスピリチュアル的な要素がいろいろ絡んでくることから恋人の聖地として認定された「ルリエ像」だったり、仏像だったりが置かれているんですね。
鑑定士の方も「まぁなんか”怪しい”とか”宗教みたい”とか変な感じでネットにも書かれてたりしますけどね」とおっしゃってました( ;∀;)
入り口が豪華な大理石の造りだったり、ルリエ像のインパクトが強いことから「怪しい」とか「宗教っぽい」みたいなイメージが付くのは確かにわかるんですけどね。
でも、実際にここの背景を聞くとこんな雰囲気になっているのにも色々と理由があるわけで、鑑定士の方もスタッフの方もマジで普通に良い人でしたよ(笑)