コロナで旅館は閉業するも、日帰り温泉は可能な渋い「大島鉱泉」へ!

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こんにちわ!

日本中の知られざるスポットを取材してブログにしている『知の冒険』。今回は、久々に銭湯に関する記事になります♨️

そして、最近全然ブログ更新できてなくてすみません。。二冊目の博物館の本の執筆で死ぬほど忙しくて、ここ一年近くはめちゃくちゃ更新頻度が落ちてしまいました( ;∀;)

でも、昨日原稿を入稿して、あとは発売を待つだけなので、今日から徐々に更新頻度を上げていきますね!

素晴らしいレトロ感ある建物っすな~~

んで、今回紹介するのは「大島鉱泉」という激渋な銭湯です♨

世界文化遺産にもなった富岡製糸場がある群馬県富岡市には、大島鉱泉という大正時代から続く鉱泉がありましてですね。コロナ前までは旅館をしていましたが、今は旅館の営業は閉業。。

しかし、日帰り入浴は可能ということで、数か月前に私も入浴してきました( ̄▽ ̄)

ここ、本当に知られざるひなびた温泉という私的にはドストライクな場所だったので、以下で簡単に紹介していきますね〜!

本記事のポイント

・大島鉱泉は、大正時代から100年続く老舗の温泉施設
・タイル絵やタイル、昭和ガラスなどがあるノスタルジックな雰囲気
・ご主人さんもフレンドリーで、すごく癒されるスポット!!

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群馬の奥地にひっそりと佇む銭湯

今回は群馬県の沼田市に用事があった私。自宅の川崎から車をぶっ飛ばして沼田の博物館へ行って用を済ませ、旅の疲れを癒すためにと、渋い銭湯へとやって来ました♨

「キンチョール」のホーロー看板もいい味出してますな~

こちらが先頭の建物なんですが、レトロな感じの素晴らしい雰囲気ですよね。大きな通りから外れた場所にひっそりと佇んでいて、まさに穴場って感じ。

私がココへやって来た際、すでに一台の車が停まっていたので先客が1名いらっしゃったんですが、私が中に入ろうとしたら先客の方が出てきてちょうど入れ違いに!

ということで、建物も温泉も独り占めや~~~~!!

おばあちゃん家に帰って来たかのような雰囲気

こんにちわ~~~~~~

と声をかける中に入ると、ご主人さんが出迎えてくれました。凄くフレンドリーなご主人さんで、入浴料を

安いな・・

料金は400円。。物価高が続く情勢で、銭湯業界もガス代の高騰ということもあってなかなか厳しい声を聞いてはいるものの、本当に安い。でも、ここは薪で沸かしているのでその辺はダメージは少ないのだろうか。。

奥にある昔ながらのマッサージチェアも良いっすね

脱衣所は、ローカーなど現代のスーパー銭湯で見られるような設備はあまりなく、昔ながら。カゴとドライヤーがあるくらいですが、貴重品を盗まれるような悪い奴は来ないから大丈夫だと思います( ;∀;)

シンプル、イズ、ベスト!!

ということで、早速浴場へ!!

素晴らしいノスタルジック感

浴室はこんな感じ!!

お〜〜このノスタルジックな雰囲気は本当にたまんないっすわ。最近は博物館取材に忙しくて銭湯や温泉に行くことも減ってきたため、こうした場所の訪問は本当に久々。

壁がピンク一色、さらには富士山のタイル絵、そして床には昔ながらのタイルが敷き詰められています。

こっちの角度からも!!

風呂場は独泉状態であり、ご主人さんからの撮影の許可を頂いたということで、富士山の絵をいろんな角度から撮ってみる!

床のタイルも美しいですね~
やはり、ケロリン桶は鉄板!

設備においては、シャワーはなくてカランのみ。そして、桶はケロリンでした!!

風呂の温度はそんなに高くなくて、熱い湯が苦手な私によってはちょうどいい温度でした。のぼせやすい私でも15分くらいは浸かっていたかと思います!

今回はたまたま他のお客さんはいませんでしたが、ひっそりと佇む穴場な場所であるので今回に限らず基本的にはゴミゴミした環境ではなく、静かにゆっくりできる空間。

のんびりと束の間の雰囲気を堪能できるだけあり、本当にいい休日やわ~!!

富士山と上高地のタイル絵

タイルに描かれてるものは、タイルに焼き付けている

男湯に描かれている富士山の絵をずっと眺めながら湯に浸かってましたが、やはり富士山の絵は鉄板ですね。

富士山の手前には豪快な滝が描かれていますが、実際の場所ではなく空想の風景を描いたものだと思います。

一方、女湯の方もご主人さんから見せていただけましたが、こちらは上高地の風景を描いているとのこと。

北アルプスの美しい山々

上高地ということで、描かれている山々は北アルプスでしょうか。ということは、一番高い嶺は奥穂高岳になるんですかね〜。こちらも絵もすばらしいですね!

そういえば、以前、神奈川県小田原市にある銭湯「中嶋湯」へ訪問した際も、男湯は富士山で、女湯は上高地だったんですよね。上高地も銭湯で結構描かれているものなのだろか。

浴槽の脇がタイルや!!

女湯の方は浴槽の縁がタイルになってました。いや〜やっぱタイルはいいですね!

わずか5m下から沸いている!

温泉から上がると、ご主人さんが話しかけてくれたことを機に、大島鉱泉の歴史など少しお話を伺うことができました!

大島鉱泉は大正時代から続く温泉旅館で、今のご主人で三代目。大正時代に鉱泉が湧いて旅館を続けていたものの、新型コロナウイルスによって旅館は閉業。現在は、昼から夜までの時間において日帰り入浴のみが可能となっています!

この建物は所々修復のために手を入れてはいるものの、大正時代に建てられただけあって、浴室だけでなく雰囲気は最高です。

近年では、ネットで調べてくる若い方も多く、私が訪問したちょっと前には京都から一人旅をする女の子が訪問してきたそうですよ!!

ここは公衆浴場でもあるのだ

そんな大島鉱泉の入浴料は400円なんですが、それは公衆浴場の値段に合わせてのこと。群馬県でも銭湯の数はどんどん姿を消しており、湧いた温泉を使った銭湯は県内では大島鉱泉だけ。

ちなみに、ここの温泉はわずか5mしたから沸いてるとのことです。ご主人がおっしゃるには、「恐らくですが、二代前の先代が家庭用に使う水を賄う目的で掘ったら温泉が出たんじゃないですかね?」というように、たまたま沸いたみたいです♨️

大島鉱泉とは、ここの地名が”大島”ということで命名されたようですが、個人で掘ったらたまたま出たということなので、他にも旅館があるわけではなく、ご主人さんの施設だけがひっそりと営業しているって感じ!

あと、この鉱泉は深い場所から湧いてるわけではないので、温度も低いです。なので、裏で薪を使って沸かしています。今も住宅を壊した廃材を業者からいただいて、それを燃やしているみたいですよ。

昭和ガラス「サーキット」

おまけで、館内にあった昭和ガラスも紹介します。

風呂場には「銀河」の昭和ガラス

風呂場の富士山の絵の上にあるのは「銀河」でした~~!

おわりに

ご主人さんとの話を終え、大島鉱泉を後にすることに!

温泉がある建物の隣にはもう一つ建物があり、扉には「大島鉱泉」と書かれてました。こちらが旅館の入り口だったんでしょうね。旅館が営業してたら泊まりに来てたと思いますが、閉業してるのは残念・・。

でも、温泉に入れたのは本当にヨカッタ!!

今回の大島鉱泉は、群馬県の博物館取材をしてる時にたまたま見つけて寄ったんですが、お湯も良くてご主人さんも本当に親切な方だったので、めっちゃ疲れを癒すことができました。

旅館は閉業したものの、日帰り温泉に関してはご主人さんが元気であるうちは営業を続けるとのこと!

こういうレトロというか古びた温泉が好きな方であれば気にいる場所だと思うので、こういう場所が好きな方はぜひ足を運んでみてくださいね(⌒▽⌒)

ではでは、また次の記事でお会いしましょ〜

参考文献

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詳細・地図

住所 群馬県富岡市大島148
入浴料 大人 400円
開館時間 13:00~19:00
休館日 不明なので問い合わせたほうがいいかと思います
駐車場 無料
電話番号 0274-62-1490
アクセス ・富岡製糸場より車で約16分
・上信越自動車道 富岡ICより車で5分
リンク https://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/spot/p2_5019.html

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