祝!世界遺産に認定、お台場の砲弾を作ってた韮山反射炉

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静岡県の伊豆にやってきました。
伊豆にはへんてこりんな珍スポットが多数あり、知の冒険でも色々なスポットを紹介しています。
今回紹介するスポットは、「韮山反射炉」です。
聞いたことがありますか?
私は初めて知りました。
いったいどんなスポットなのか?
歴史を振り返りながら紹介していきたいと思います!!

訪問したのは、まだ世界遺産登録の前なので、写真の左側にあるように、「世界遺産登録へ!」という垂れ幕がかけられていました!!

本日はあいにくの雨でした!!
にもかかわらず、多くの観光客でにぎわっておりました!!
 では、ここから反射炉について学んでみましょう!
そもそも反射炉とは??
反射炉は、17世紀から18世紀にかけてヨーロッパで発達したものであり、金属を溶かして大砲などを鋳造するための溶解炉のこと。
仕組みとしては、石炭などを燃焼して発生した炎や熱を、一旦炉の中で反射させて一箇所に集中させて鉄を溶かしているんだとか!
その仕組みから「反射」という言葉がついたようです。

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韮山反射炉ってキャラクターいるんですね!!
名前は「てつざえもん」。
実年齢160歳って(笑)
まあ確かに、この反射炉が出来たのは1857年なので、そう考えると160歳といえばそうなんですがね・・・
しかし、改めて思いますが、ゆるキャラブームはまだ終わってはいないんですな!!

こちらは、「灰穴」という穴。
ここは、燃料が燃えた際に出来る灰を落とすところなんだそうです。
たばこの灰皿みたいなものですね!
ですよね(笑)

穴の上部はこんな感じになっております!!
黒い柱が横たわっていますが、ここに燃料を置いて、柱の隙間から灰が落ちてくる形なのでしょうか?
天井も見えていて、上の写真で写っている天井に炎が跳ね返る仕組みのようです!!

この反射炉、現在は写真のように、煉瓦造りの外側を鉄枠によって固定されていますが、もともとは、この鉄枠はありませんでした!
いわゆる、老朽化により設置したという感じのようです。
そして、上の写真の矢印の部分に注目してください!!
この反射炉の一番上の部分の煉瓦は下に比べて新しくありませんか??
なんと、一番上の部分は1923年の関東大震災により、崩れてしまったそうです・・
ってことで、上部だけ作り直したため、煉瓦が新しくなっているんだとか!

そして、現在は韮山にある反射炉ですが、本来はここに設置する予定ではなかったようです。
もともとは、伊豆半島の南にある下田市に作る予定であったこの反射炉。
しかし、1854年の3月に、まだ工事中の反射炉敷地内にペリー艦隊の水兵が侵入する出来事があったとか!
そのため、必要な材料なども全て韮山に運ばれ、制作されたとのこと。

こちらは、「鉄製24ポンドカノン砲」!!
ただ、再現したものですので、本物ではありません。
カノン砲とは、「長い砲身を持ち、比較的低い弾道で遠距離の目標を攻撃するための大砲」なんだそうです。

この反射炉は、江戸時代の終わりに、外国から日本を守るために作られたもの。
東京にあるデートスポットであるお台場!!
あの台場は、ここで作られた砲台を置くために作られたようですよ!!
実際に鉄を溶かした反射炉のうち、現存するものはここだけなんだとか。
場内は、この反射炉を一周する形で、早いと10分くらいで見学は終わってしまいます。
しかし、この反射炉には、以上で説明したような物語があり、そして貴重なものなのです。

入り口には銅像がありました!
この方は江川太郎左衛門英龍(えがわたろうざえもんひでたつ)という方で、韮山反射炉を手掛けた方なのです。
ってか、名前長すぎ・・・!!
しかし、この反射炉は彼が生きている間に完成することはなく、英龍の子である英敏が後を継いで完成したのです。
そのため、英龍はこの反射炉の完成した姿を見ることはなかったんだとか・・・
この方は、日本で初めてパンを焼いた方でもあるのです!!
ってこういううんちくならパパッと出てくるんですけどね。
イマイチ、実生活で活かせる場所がないのが残念(笑)
ってか、今更ですが「反射炉」ってみんな知ってるもんなのでしょうか?
私は、ここを訪れて初めて知りました!
世界遺産にも登録されましたし、これから有名になっていくスポットかもしれないですね!!
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詳細・地図

住所 静岡県伊豆の国市中字鳴滝入268
営業時間 9:00~16:30
定休日 年末年始(12月31日~1月1日まで)
入場料 大人100円、小学生・中学生50円
駐車場 無料
電話番号 055-949-3450
アクセス 新東名長泉沼津IC・東名沼津ICから伊豆縦貫道経由で約30分
伊豆箱根鉄道駿豆線伊豆長岡駅から徒歩25分
リンク http://www.kyuyama.jp/kyushuyamaguchi/ky_shizuoka_01.html
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