日本を代表する色街!小説の舞台にもなった川崎「堀之内」の歴史をたどる!

日本を代表する色街である堀之内。自分は川崎市在住ということもあって知の冒険を始めてからこの街に何度も調査をしに来ているわけですが、だいたいの素材が集まってきたので堀之内に焦点を絞った記事書こうという感じになりました!
いろいろ聞きこみをして、ボーイさんなどから話を聞けたりもしたのでなかなか貴重な話も集まったかと思います。多分。。。ではでは、堀之内の歴史から今現在の街の様子まで、以下で紹介していきまっすよ~!!
本記事のポイント

・堀ノ内は、「泡踊り発祥」のソープ街でもある
・以前は日本鋼管の方が多数訪れ、朝ごはんを食べさせてもらったりしていた
・実話の小説「片翼だけの天使」の舞台になったソープランドがある
・東日本で唯一の「ちょんの間」が残っているが、壊滅は近い!?

堀之内の歴史を簡単に!

川崎の堀之内は、今や日本を代表するソープ街。いろいろ話しを聞いていると、ここは昔赤線だったという声をたまに聞きますが、ここは赤線ではなく青線でした。赤線は政府公認の売春街であり、1958年の売春防止法が施行されるまで続いていました。
川崎の色街は、堀之内と南町の2つが有名で、南町こそが昔遊郭があった場所であり、その後赤線となった街になります。
堀之内は、戦後からは芸者の街になるなど大人の街的な要素を含んでくるようになります。しかし、そこからどのような経緯を経て青線になってくるのか?この辺りの歴史を知っている方は、いろいろ聞き込みをしてみたものの今のところ見つかっていません。。
ソープ店のボーイさんとかも、長くても30年くらいこの街に居続ける方がいたりしますが、それでも「そこまでの歴史は不明!」とのこと。図書館とかに行っても文献はないし、ここの初期の歴史はいまだ謎です(*´Д`)

堀之内を散策する

日本を代表するソープ街である、川崎堀之内。まずは、街がどんな感じなのかを散策してみることにしましょう!
▲いまだに多くのソープ店が建ち並ぶ堀之内
今全部で何店舗あるのかは不明ですが、東日本でこれほどのソープ店が建っているエリアは、ここを除くと吉原やすすきのくらいなのでしょうか?
ソープランドで有名な一大グループ「角えび」も健在です!吉原に本店があり、関東を中心に数十店舗を構える超有名ソープ店。同じ川崎南町にも角海老グループの三浦屋がありますが、こちらはもともと南町が公認の赤線で高級店よりだったため、堀之内の角えびに比べて1部屋の大きさが広くなっています。

ソープが潰れ、駐車場になる場所が多い!

これは、この街に限ったことじゃないんですけども、街を歩いていると駐車場が結構多いことに気づきます。全部が全部そうではないでしょうが、話を聞くともともとソープ店が建っていたものの、経営がうまくいかずに潰れて駐車場になるというケースが多いようです。
上の写真に写っている駐車場は、以前は「金魚」、角には「水族館」というソープランドがあったようですが、経営権がはく奪されたりだとかで潰れたんだそうです。

壊滅間近!東日本で唯一残るちょんの間!

今現在の堀之内は、ソープ店とちょんの間が混在する街になっています。今の現状としては、ソープ店はともかくとして、東日本で唯一残るちょんの間がある街なのです。
▲こちらは、大阪の松島新地
ちょんの間とは、2,30分くらいの短時間でソッコーで本番するお店の事。一番有名なのは大阪にある飛田新地であり、未だに相当数のお店が立ち並んでいる一大ちょんの間街となっています。飛田新地以外にも、松島新地、信太山新地、滝井新地などがあるのです。
▲日本最大級のちょんの間があった黄金町
関東のちょんの間と言えば、やはり黄金町が有名だったでしょうね。黄金町と日ノ出町の高架下が一大ちょんの間街となり、「黄金町=売春の街」というイメージを植え付けた要因です。2005年に実施されたバイバイ作戦でちょんの間は壊滅し、今ではアートの街で再生しています。
▲数件だけ残っている川崎のちょんの間
堀之内は、残っているちょんの間は本当に数件であり、警察の立ち入りも多くどんどん数が減っている状態。そのため、ここはもう近いうちに壊滅するのではないでしょうか。。
ちなみに、ちょんの間は表向きは料亭です。ソープランドが、特殊浴場というお風呂屋さんという建前があるのと同じ感じです。そのため、ちょんの間跡には、このようなプレートを見かけることも。
こちらは、「いさみ」という料亭だったようですね。
こちらは、中国か韓国人女性のちょんの間だった建物。警察の捜査が入り、今ではもぬけの殻となっているようでした。

堀之内のソープ店は、いずれ消滅する!!

ちょんの間だけでなく、ソープ店も他人事ではないんですね!目次通り、堀之内に現存するソープ店は今の条例が変わらない限り、いずれ消滅してしまいます( ;∀;)
というのも、店舗型風俗店の出店は各々の都道府県の条例によるんですね!

神奈川県は新規出店が全面的に禁止!

堀之内にソープランドが出店できないのは、そもそも神奈川県全域においては条例によってソープランドの出店が禁止されているからなのです。上の表にあるように、性風俗関連特殊営業の中で、店舗型風俗特殊営業に含まれるのは上のようなものです。
ソープランドは1号営業に分類されるのですが、この1号営業は今現在の条例では神奈川県全域で新規出店が認められていません。今営業できているのは、新規出店が認められているときに出店した店舗であるというわけです。
▲日本最大のファッションヘルス街である「曙町」
ちなみに、これはファッションヘルスも同様です。2号に分類されるファッションヘルスも神奈川県では全域において新規出店は不可。そのため、ファッションヘルスが立ち並ぶ関内の曙町も、いずれは消滅する運命にあるのです。。

ただし、ピンサロは出店可能らしい。。

これは余談ですが、ピンサロは今現在でも神奈川県で新規出店している店があります。これは何でかということですが、改めて店舗型風俗を見てみましょう!
そうすると、ここにはピンサロという形態はありません。つまり、ピンサロというのは性風俗店ではないということです( ;∀;)
▲比較的最近に新規出店した藤沢のピンサロ
じゃあ一体分類としてはどういう形態で出店しているのかというと、それはお店によって様々だと聞きます。ある店は、飲食店の許可だけで営業をしていたり、ある店舗ではキャバクラと同じ形態で営業をするなんてことも。
ということで、ピンサロは結構グレーな形態な気がします。だが、神奈川県ではホテヘルも新規出店が出来ないので、今現在性風俗のお店を出せるのはピンサロのみのようですよ(ただし、無店舗であればデリヘルは出店可能)。

小説の舞台になった「白亜館」

堀之内を歩いていた時のこと。いつも通り、ボーイさんに声をかけながら街を練り歩いていた時のこと。とあるボーイさんに「ここ堀之内の歴史を調べていまして・・」と話したところ、ボーイさんから「じゃあそこを曲がった先のお店は昔からあるので聞いてみたらいいかもしれないですよ!」と教えてくれたのです。
そして、角を曲がって進んで行った先にあったのはとある2軒のソープ店!写真には片方のお店しか写っていませんが、斜めで対面する感じで店を構えている2店舗。片方は5,60代くらいのおばちゃんで、もう片方は3,40代くらいのお兄さんといったところか。
「すみません、ここ堀之内を調べていたところ、別のお店からここが古いお店だと聞きまして・・」と聞いてみたところ、おばちゃんの方がこころよく話を聞いてくれました。そして、後日、話を聞いていただけることになったので時間を決めて取材する運びとなりました(^ ^)

翌日、取材のため最訪!

早く話を聞きたかったので、次の日の16時と予定を決めて、再度訪れることに。16時はおばちゃんの指定なのですが、おそらく一番お客さんが少ない時間なのでしょうな。ということで、堀之内について色々な話を聞いてみました!!

昔はおにぎりと味噌汁を用意していた!

川崎堀之内には、以前は日本鋼管(現:JFEスチール)の方が多く訪れていたとのこと。白亜館では、当時は朝6:00から深夜2:00まで営業していたようで、朝訪れるお客さんにはおにぎりと味噌汁、トーストなどを用意して配っていたんですって!!それだけではなく、お客さんの誕生日の際に誕生日プレゼントを用意するなどなど。
そんな感じで、昔はただのお店というのではなく、そういったお客さんと店員さんとの交流もあったんだそうです。日本鋼管は3交代制で朝帰りのお客さんがいたということで、朝のお客さんもわりといたとのこと。
▲数軒だけ残る川崎南町のちょんの間
これは、同じ川崎の南町でも言えたことです。南町には、近くに東芝がありこちらも3交代制だったため、給料日には現金が入った給料袋をもった東芝の方がトルコに来るという光景があったという。

ベストセラー『片翼だけの天使』の舞台だった!

そしてこの白亜館は、何と『片翼だけの天使』という小説の舞台だったというのです。著者は生島治郎(いくしま じろう)という小説家の方。この本は1984年に出版されベストセラーになり、のちに映画化もされている作品。
実在するソープ店がモデルになるって結構、いやかなりビックリ!!早速、Amazonで購入し、本を読んでみることにしたわけです。
ちなみに、読んでみると小説の中では「白亜館」という店名はそのまま出てくるものの、そのソープ街が「堀之内」であるという直接的な表現は書いてないのですね(⌒-⌒; )
でも、「東京の方から車で30分ほど」という内容は書いてあるので、だいたい特定はできてしまいますが。。。

著者は、白亜館で出会ったソープ嬢と結婚!

あんまり書くとネタバレになりますが、この小説に登場する主人公は後輩に連れられソープ店に行くことになります。そのお店の名前は「白亜館」。
お店に入り、ソープ嬢と対面して部屋に入る主人公。そこから、紆余曲折あり主人公はその時に対面したソープ嬢の韓国人女性と結婚することになるのです。小説の中では、結婚したと言ってもいろいろな葛藤があったわけですけどね。
そして、ここに書かれている内容は何と実話なのです!!主人公は、著者の生島治郎。彼は、離婚してバツイチだったのですが、その後本当に川崎堀之内の白亜館で出会ったソープ嬢と結婚するんですね!もう30年前の小説なので、今の若い人はその事実を知らないですが、昔からのお客さんはここが小説の舞台だったということをしている方はちょくちょくいらっしゃるんですって!!
上の写真の「フレッシュ・マミー」というお店が、小説のモデルだった白亜館。今は名前が変わっていますが、斜め正面にある同じグループのお店が「白亜館」の名を継いでいる。

小説の影響で店名を改名!

先ほどの「フレッシュ・マミー」の斜め正面にあるのがこちらの「プリティー・白亜館」。この「プリティ」という名前は、ここで出会って結婚したという話があったことで「白亜館」の前に付け加えたそうです。
実話の小説によって店名が変わるとは、何とも面白い話っすね!!

川崎城が「泡踊り」発祥というのはデマ!?

泡踊りを作ったのは、杉田さん、はたさん、今回話を聞いたお母さんの夫さんの3名で考案したものなんだそうです。「はごろも」というトルコ風呂で働く、サオトメさんという方が実際に泡踊りを始めたという。はたさんと杉田さんはまだご存命で、はたさんは九州の方でソープを経営しているらしい。。
インターネットで検索すると、「川崎城というトルコ風呂にいる浜田というソープ嬢が考案した」という話が出てきますが、お母さんの話ではこれはデマだという。ただ、今回聞いた話は、プリティーマミーのお母さん発信の情報。もはや何が真実かわからなくなってきますが、こういう説もあるようです。

人生いろいろ、ボーイさん物語

人生は本当に色々。それは、業界に限らず一人一人が何十年も生きていれば波乱万丈な出来事は多々あるわけです。ボーイさんに話を聞くときには、風俗街の歴史だけでなくボーイさんの人生も聞いたりするのですが、聞くたびに「人生は本当に色々なんだな~」と思います(‘ω’)ノ
ある人は、もともとJR貨物で働いていたものの、退職。その後は川崎でフィリピンパブを経営してめちゃくちゃ儲かることに。しかし、その後はその金をギャンブルに突っ込んでしまい、お店は閉めざるを得ない状態に。3度離婚して今現在はボリビア人女性と同棲しているという。今はソープ店をしていて「借金もないし、命あるだけありがたいよ!」と言っていた。
▲ボーイのおっちゃんが使っていたストーブ
また別の方は、もともと消防士だった。しかし、消防士は精神的にも体力的にも非常に過酷であることから、40代の時に消防士を引退することに。その後は、南町のソープ店で20年近く働き、今現在は堀之内のソープ店で働いているという。消防士を続けていても、出世には興味がなかったという。今は、ソープ店以外にガードマンも副業でやっているとのこと。
ソープ店は、非常に入れ替わりが激しいようです。女性側もそうですが、男性側も「ここで働くことになったのはつい最近ですよ!」「まだ、2年くらいですね!」という声が非常に多いように思います。そして、風俗店といってもソープ店はあまり若者は好まないのか、ホテヘルやデリヘルは若い人が多いものの、ソープ店は年配者が働いていることが多いように感じました。

おわりに

以上が、私が数回にわたって調査をして得た、堀之内の情報です。風俗街という、世の中の光に当たらない世界ではありますが、いろいろ調査をしていくと興味を惹かれる様々な人生や歴史があるものなんですね。
ソープランドは全国的にみても新規出店出来るエリアは少ないため、風俗街という街はどんどん姿を消していくと思います。性犯罪の抑止力にもなっているであろう風俗産業の今後はどうなっていくのか?非常に気になる今日この頃です。。

参考文献

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詳細・地図

住所 神奈川県川崎市川崎区堀之内町
アクセス 京急川崎駅より徒歩5分ちょい、JR川崎駅より徒歩10分くらい
リンク https://ja.wikipedia.org/wiki/堀之内_(川崎市)
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※ほぼ毎日つぶやき中
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