和歌山県湯浅町にある「喫茶キセイ」は、広大な店内でコイが泳ぎバーカウンターもある珍喫茶店!

↑更新・取材裏情報はTwitterにて(^ ^)
今回は、和歌山県湯浅町という街にある変わった喫茶店に関する記事になります。2018年の年末年始に湯浅の街をふらふらしていたときにたまたま発見した喫茶店。
建物がとっても珍しかったということもあり、記事にさらっと書いてみました(*’▽’)
ということで、以下で紹介していこうと思います!!
本記事のポイント

・超巨大な喫茶店で、店内には鯉や金魚がいる
・喫茶店好きな店主さんによって35年前に誕生した
・常連さんによって支えられている、まったりとした喫茶店だった

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湯浅ってどこにある街??

2018年の年末年始では、9日間ほど和歌山県に焦点を当てて取材をしていました。といっても、今回の取材までは和歌山県って和歌山市、白浜温泉がある白浜町、あとはトルコとの友好都市でもある串本町くらいしかよくわかっておりませんでした( ;∀;)
湯浅町ってのは和歌山県の真ん中より北寄りにある街で、日本の醤油発祥の地でもあります。今回の旅で何で湯浅に訪問したのかというと、醤油に関する話や、湯浅にかつてあった湯浅新地に関する調査をするため!!
▲130年前から醤油醸造を行う「角長」
ちょろっと書くと、醤油でいうと今でも角長(かどちょう)という醤油会社が醸造を続けていたりしますが、それほど全国区で湯浅が有名でないのは千葉県銚子市で湯浅周辺の紀州の方が醤油醸造を始めてそっちが有名になったため。
千葉県銚子市には、今でもヤマサ醤油やヒゲタ醤油の工場がありますが、その会社を立ち上げたのは紀州から移住した方々だったりするわけです。
▲ドデカイ建物の喫茶店「キセイ」
そんなことを湯浅の街をふらふら歩きながら散策していたわけですが、たまたま目に飛び込んできた建物がこちらなんすわ( ゚Д゚)
木造の古い家屋やこじんまりとした個人商店が軒を連ねる中、ドデーーーンと現れたこちらの建物。最初はダンスホールとか教会とかかと思ったんですが、入り口の扉の横には「営業中」と書かれた札が!!
で、よく周りを見てみると看板があり、ここは「喫茶 キセイ」という喫茶店だったんですね( ゚Д゚)
「いやいや、こんだけどえらい建物にもかかわらず喫茶店ってどんな店やねん!」と思った私は、湯浅新地の調査を一時中断してお店に潜入することにしたわけです。

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鯉が泳ぐ池まである珍喫茶店!!

▲外観の見た目通り店内はかなり広い
お店に入ると店内はこんな感じでした!!
いや~どえらくだだっ広いっすわ。まさに土地が安い地方だからこそなせるわざ。ただ。中に入っても人の気配がなく、テレビがついていてその音声が流れているだけ。。
誰かいるはずなので「すみませ~~ん」と叫んでみると、お母さんが席で休憩しておりました(`・ω・´)
▲現在は奥さんが一人で切り盛り
「あ~~ごめんなさい、ちょっとお昼休憩していて」とお母さん。私が訪問したのは1月2日と、世間は正月休み真っただ中でしたが、このお店は普段通り営業をしているそうでした。
店内にお客さんはいなかったため、店員のお母さんからお店の背景など様々な事を聞いてみることに!!

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喫茶店好きの夫が作ったお店

▲喫茶店の中でコイが泳いでいる珍光景
お母さんと談笑をしながらテンションマックスの状態で、店内を散策(*’▽’)
店内をとっても珍しく面白い建物だったわけですが、一番興味がわいたのがこちらの池ww
水の中では鯉が4匹ほど泳いでいました。しかしすげぇな、喫茶店の中でコイが泳いでいるなんて初めて見たわ(笑)
▲喫茶店の中に水槽という謎コンボww
それだけでなく水槽もありますぜ!中では金魚が泳いでおりましたわい。ペットショップ、あとは海鮮居酒屋やお寿司屋さんだったら店内に水槽があるのはわかりますが、ここはごく普通の喫茶店っすからね( ;∀;)
これ、ご主人がこういうのがすんごい大好きだったそうですよ。今では金魚が泳いでいますがかつてはピラニアを飼って水槽で泳がせていたそうですww
ご主人はこういうことが好きだったようですが、奥さんは魚を触ったりするのが苦手らしくて今では餌をあげたりと熱心な運営はしていないそうです。
なんか昔はお客さんが魚を持ってきたりとかもしていたらしい。。
あとは、各窓にはステンドグラスも。これ、最近の建物では見なくなったな~。
これは、マガモのオスかな。
こちらは店内にある公衆電話で「浪漫電話」というやつらしいです。ただこれ、飾りというわけではなく実際に電話として使えるそうです。すんごく価値があるやつなのかと思って、あとでネット検索してみたら、ヤフオクで35,000円くらいの値が付いていました(笑)
こんな感じで、店内には他の喫茶店には見られない要素が詰まっておりました!
何でこんな喫茶店になったのかというと、ご主人さん(お母さんの旦那さん)がとても喫茶店好きな方だったらしく全国の喫茶店を巡っていたそうです。そんな経緯を経て、ご主人が持った様々なこだわりをこのお店に食い込ませして誕生したのがこのお店とのこと。
コイや金魚や昔の電話など、なんでこれらを店内に置いたのかその辺聞きたかったな~~。ちなみに、ご主人さんは早くに亡くなってしまったんだそうです。
▲二階は会議室として使用されている
さらに気になったのは二階。最初は二階まで喫茶店なのかと思ったものの、さすがに人通りが少ない湯浅の街でそんだけ面積の広い喫茶店なわけはないと思っていたんですな。で、お母さんに聞いてみると、二階は会議室になっていて地元の町内会だったか何かが会議室として使用しているそうです。
二階にもステンドグラスがあるので、どんな雰囲気かは気になりますけどね。次に訪問する機会があったら二階も見せていただこうかしら。
↓あっ、あとは動画も撮ってますので店内の雰囲気はこっちの方が理解しやすいかもしんないです(*’▽’)

35年前から営業している「キセイ」の歴史

▲カウンターには多数のグラスも
さらにお母さんにお店の歴史少し聞いてみました。お店を開店したのは35年前(1980年頃ですかね。。)との事。もともとはこの場所は銭湯だったそうですが、その跡地にこの建物が建て直されたそうです。
このお店の正面は商店街になっていて、今では人通りはかなり少ないものの、昔はとってもにぎやかだった。そんなこともあって、開店当初は大きな店内にお客が詰めかけ繁盛していたんですって。
今ではご主人さんは早くに亡くなってしまい、娘さんは嫁いで都会に出ているため今ではお母さんが一人でお店を維持しているとのこと。ただお母さん、腰を痛めているようで一人で切り盛りするのが少ししんどそうに見えたので、ちょっと心配( ゚Д゚)
こんだけ珍しい喫茶店ということで、お客さんは皆この建物を見て興奮しないかなどをお母さんに聞いてみたところ、、
「あ~なんかよう言われるわ!前はな、埼玉からわざわざ来た方もいたわ。その方からな、うちの建物が何かの雑誌に載ってるって聞いたわ。何の雑誌かあたしは知らんけど・・」
という感じで、このお店はご主人がすんごくこだわりを持って作ったお店なようですが、奥さんはさほど関心がなく、今あるお店をそのまま続けていければという感じらしい。恐らくご主人さんに話を聞けば色々なこだわり話がきけたんだろうな~。。
▲湯浅新地にある料亭
お母さんとお店に関して話しているうちに、話の話題は私の取材旅の方向に。
だいたい地方に行くと、「この辺りには何しに来たん?なんも無いで(笑)」と聞かれるんですね。。実際、湯浅町は昔ながらの街並みや角長醤油資料館、昔ながらの先頭を展示している民事資料館「甚風呂」などはあるものの、どれも有名観光地とは言えない知られざる街。
今では南の方へ阪和自動車道が延びたことで、有名観光地である白浜温泉へは皆が高速道路で行けるようになってしまったそうです。そのため、湯浅はスルーされてしまう状態。
ただ、私がマイナーな場所を巡っていることや角長醤油や湯浅新地に関して調べているというと、湯浅新地に関してこんなことを話してくれました。
「そういえば昔ね、湯浅の芸者さんだった子を二人ほど雇ったことがあったわ。とてもかわいくてね、よう男のお客さんを店に連れてきたりしてたわ。」
お店でウェイトレスをしていた芸者上がりの女性二名は20代くらいの女性だったそうで、出身は四国と九州だったそうです。昔はこのお店はバーも兼ねていて、お酒を提供していたりカラオケも置いてあったそうな。
芸者上がりの女性達目当てにお客がやってきたり、彼女たちがお客さんを連れてきたりもしたそうですが、そりゃ完全にキャバクラやな(笑)
▲店の奥にはキャバクラ風の席が
はは~~ん。そんな彼女たちと女性目当てのお客さんが座る席がここだったんですかね??この部分だけ見たら完全にホストクラブかキャバクラでしょ(笑)
入り口側の席はひと昔前の喫茶店風の席とテーブルでしたが、奥にある席とテーブルはバーのような雰囲気を醸しておりましてね。なんかすごいな。喫茶店とバーが謎合体したような不思議なお店ですわ!!
改めて店内を見渡すとすごい店内やな。コイが泳ぐ池や金魚が泳ぐ水槽があるだけでなく、広い店内に喫茶店とバー要素が取り込まれているというとても不思議な光景。常連さんや店員のお母さんは普段から見慣れているからか違和感ないかもしれませんが、初めて見る私からしたらもうネタの宝庫にしか見えない(笑)
いや~久々に予想外のスポットを見つけましたがこれほどのものを見つけられるとは。。でも、これこそが日本再発掘取材旅の醍醐味っすわ(*’▽’)

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湯浅新地に関してもそれなりの収穫が!

▲自宅のように慣れた感じで現れた常連
お母さんとお店の歴史など色々話していると、常連さんが2名ほど次々来店されました。さすがの常連さんということもあり、慣れた手つきで着席。
そして、先ほど私が湯浅の新地に関して調べているという旨を告げていたため、「新地に関して私はあんまり新地のこと詳しくはわからんけど、あの方らやったら知ってるんちゃう??」ということで、常連客の方に突撃で聞いてみることに!!
湯浅の地図をあらかじめコピーして持ち歩いていたため、その地図をもとに料亭の場所とかを聞いたところ、二名の常連さんはともに湯浅生まれの方だったようで、覚えていることを色々と教えてくれました。
だいたい20分くらいですかね、「昔この辺に料亭があったよ!」「この辺りではね、売春防止法が施行された後もモグリで売春が行われてたんだよ!」など色々と教えてくれました。
いと、ありがたし。
そんな中、お母さんはというとテレビを見てまったり(笑)
いや~いいっすね。この店内のまったり感がたまりませんわ。都心のチェーン店などの喫茶店では店員さんがマニュアルに沿ってテキパキと働く姿が見られますが、このお店にマニュアルは皆無。
こんぐらいゆったりしている方がいいっすよ。私も残りの人生まったり過ごしたくなったら、地方で喫茶店でも始めようかしら(`・ω・´)

おわりに

▲物好きにとっては訪問の価値ありっす
私がテンションマックスで店内の写真を撮ったりしていると、「そんなに喜んでもらえたら、亡くなった主人も大喜びやわ!!」とおっしゃっていました。
奥さんはこの喫茶店の知名度を上げてとかそういうことは一切考えていないようで、地元の常連さんに来ていただけるだけで十分という感じ。でも、ここは多分知名度が低いだけで、昭和レトロ好きだったり建築物マニアとかの方々だったら生唾レベルのお店ではないかと思います。
お母さんはとてもおとなしめのかわいらしいおばあちゃんですが、色々な質問にも答えてくれる方なので、気になった方はぜひ訪れてみてください。ただ、営業時間と定休日は聞き忘れてしまったので、不安な方は電話ででも聞いてみてくださいm(__)m

参考文献

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詳細・地図

住所 和歌山県有田郡湯浅町湯浅754
営業時間 不明
休館日 不明
駐車場 無料
電話番号 0737-62-2819
アクセス JR湯浅駅から徒歩10分ほど
リンク https://tabelog.com/wakayama/A3002/A300203/30002012/
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