こんちわっす!!
今回は珍しい温泉に関するお話なんですが、舞台は長野県上田市という場所。
つい最近公開した記事では、「自動車整備工場に湧く温泉」という結構珍しい温泉を紹介しましたが、今回は「公民館に湧く温泉」を取り上げます(笑)
本当、温泉って全国を探すといろんなところに湧いているもんなんですね!
では、公民館に湧く温泉とはどんなもんなのか、以下で紹介しますね〜。
信用で成り立っていると思いきや。。
ということで、今回やってきたのは長野県上田市という場所。
なんでここにやってきたのかというと、他の記事を読んでいただいてるとすぐにわかるかと思いますが、2021年6月に出版する博物館本の取材で全国を回っている際に寄ったって感じっす!
私は神奈川県に住んでるってこともあって、山梨県まではよく行くんですけど、長野ってなるとちょっと遠いんですよね。。
そんで、今回の目当てである「大塩温泉 共同浴場」があるのはこんな場所。
周辺が山々で囲まれており、所々に住宅が立ち並ぶ完成な場所。夜になると星が綺麗そうですわ!!
そんで、今回の目当てはこちらですね!
見た目はマジでごく普通の公民館ですが、ここに温泉が湧いてるんですってね。ホンマか〜と思ってよく見てみると、、、
お〜ホンマに温泉って書いとるっすね!
一体どんな温泉が湧いてるんでしょうか。早速入ってみましょ〜〜!
「すみませ〜〜〜〜ん!」
と、声を発してみるも、誰もいないようでした。。本当にここに温泉あるの??
と思ったら、入浴料を入れる用の箱がちゃんと置かれていました。
無人のため、入浴料はここに入れる感じです。訪問したときは、たまたま100円玉が二枚ありましたが、ここで両替ができないので事前に用意しとかないといけないっすね。。
そして誰もいないので金を入れないで入ってもバレないんじゃないかなと。。そんな信用で成り立っている温泉かと思って見上げてみたら、、
カメラで確認してましたww
ちゃんと金入れないとダメよ!!
二階は立ち入り禁止。温泉に入ったあとに寝っ転がるの防止ってことっすかね?
ちなみに、女湯は奥ね!
中に入ると誰もいませんでした。
ここは普段地味都民が利用しているんですかね。ほっとんど利用されることがないのか、意外に多いのかその辺はわかりませんが、誰もいないので、独り占めして温泉を楽しむことにしましょう!
公民館温泉はまさかのヌルさ。。
風呂場はこんな感じです。
こういうところって、だいぶ昔からあって中も渋さ満載だったりするかと思ったんですが、思いのほか綺麗ww
洗い場はこんな感じ!
シャワーはついてなく、シャンプーや石鹸などのアメニティは無し。まぁ200円の公衆浴場ですからね。アメニティは持参するようにしましょう!
ということで、私も洗い場で体を洗っていざ、温泉にダイブ!!
が、、、
ん??
なんかヌルい。。すんげぇヌルい。。暖かさはあるんだが、温度でいえば35〜36℃といったところでしょうか。
と思いながら温泉に浸かっていたら、地元のおっちゃんが入ってきました!!
そこで、温泉の温度について尋ねてみると、、
おっちゃん:「まだぬるいっしょ!ここね、14:00から入れるんだけど15:00からボイラーで加熱するのね。だから17:00くらいにならないと温ったかくなんないのさ!」
私:「へぇ〜そうなんですか。。」
おっちゃん:「注ぐ口が二つあるでしょ。こっちは源泉そのまま流してるからずっとヌルいんだけどね、そっちはボイラーで加温するから温かいよ。そっちの注ぎ口に移動してごらん!」
確かに15:00は過ぎているので、もう加熱し始めているんすね。
つまり整理すると、この温泉には湧出口が二つあり、源泉をそのまま流しているのが一つ、そしてもう一つは源泉をボイラーで加熱したお湯が注がれるとのこと。
ボイラーで加温されるのは15:00であり、この浴槽全体があたたまるには二時間くらいかかるってことですね。
でもですよ、おっちゃんが言うには、ボイラーで加温されるとはいえ日によって温かさが違うんだそうです(笑)
地方の公衆浴場ですし、そんなアバウトなところもあっていいんじゃないっすかねww
いろいろ会話をしたんですが、ここの温泉は相当昔からあるようですね。この共同浴場がある周辺のお宅にはお風呂がない家もあるとのことで、そういった方々に大変重宝されているとのこと。
おっちゃんが話すには、この辺は温泉が湧く場所が多く、ここから少し坂を登ったところには「鹿教湯(かけゆ)温泉」と言う温泉地があって、そこにある病院は脳卒中にかかったお金ある老人たちがここで治療を行なっていた病院だったそうです。
そんで病院の周りには多くの旅館もできて温泉街を形成したそうですが、今では結構寂れたとか。。
そんな話をしていると、もう一人地元の方が入ってきてさらに談笑は続く。皆顔なじみということもあり、ここではコミュニティが出来上がっているようでした。
基本は地元民が多いですが、以前はテレビにも取り上げられたほか、温泉系の本に掲載されているため、こういうマニアックな温泉が好きな旅人もちょくちょく見かけるんですって!
私もその一人っす(笑)
という感じで地元民との交流を深めながら、温泉も体もあったまってきたので、別れの挨拶をして風呂場を後にしました!
風呂から上がり脱衣所で着替えていると、地元の常連さんたちが次々とやってきました。「おーう、こんちわ!」とお互い挨拶していたことから、皆が顔なじみの地元民だったよですが、昔の銭湯とかもこんな光景が当たり前のように広がっていたんでしょうね。
銭湯って、体を洗って湯船に浸かるだけでなく、そこにはコミュニティがあったんですよね。番台のお母さん・お父さん、地元の方々が集まっておしゃべりをしたり、時には子供がマナー違反をしたら親関係なく大人が注意をしたり、、そんな文化があったわけですが、各家庭に風呂が備え付けられたことから家で入るのが当たり前になった昨今。
とかとか、そんなことを思いながら公民館を後にしました。旅から帰ったら、、また横浜の銭湯に入りに行こう!
おわりに
そんな感じで地元民との交流もあった温泉から出て、すっかり体が温まった私。
しかし、こんな場所に温泉が湧いてるとは本当に面白いな〜〜。多分、全国を探すと「えっ、こんな場所に温泉沸いてんの?」ってところはたくさんあると思うので、また入ったら記事にしようと思います!
とは言え、私が探索するメインの対象は博物館なので、あくまで寄れたらですけどね(笑)
参考文献
詳細・地図
住所 | 長野県上田市西内150 |
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入浴料 | 大人:200円 小人:100円 |
開館時間 | 14:00〜21:00 |
休館日 | 毎月15日、30日 |
駐車場 | 無料 |
電話番号 | 0268-42-1048 |
アクセス | 中央自動車道の東部湯の丸インターより車で約40分 |
リンク | https://www.city.ueda.nagano.jp/soshiki/msangyo/3143.html |