風俗街は様々な塩梅により成り立つ
風俗街ってのはなかなか面白い。お客さんはそれぞれ好みがあるためお店のコンセプトは様々であり、さらには金額設定だって様々。
例えば、年配の女性を出すコンセプトのお店では、女性の給料を下げてお客さんにも安く遊んでもらうということを軸にしている。だからといって、他の店もそれに合わせて価格を下げることは禁物。若い女性を入れているお店であれば、それ相応の金額にしないと、女の子の価値を下げることになってしまう。。
コンセプト自体だって他のお店に無理にかぶせてもダメで、やはりいろんなジャンルがあっての街なのです。
そのように、風俗街というのは多くのお店がありながらもコンセプトや金額設定などをいい塩梅で保つ事によって成り立っているようで、むやみにどこかを曲げようとすることはNGなのだという。
その他にもいろいろ教えていただきましたが、ちょっとここで書ける内容ではないので控えます。。
あと、取材に応じてくれた店長さんはお店を存続するべく周辺のお店に顔を出したりもしているという。例えば、飲み屋街である豊前田（ぶぜんだ）のお店にちょくちょく顔を出して、スナックのママとかに「もしお客さんが飲んだ後に遊びたいってなったら、うちの店紹介してくださいね〜( ´ ▽ ` )ﾉ」と言っておくわけです。
すると、ママさんのお店でそういうお客さんがいたら「お兄ちゃん、遊びたいんだったら××ってお店行って来なよ！」となるわけです。
こうやって知り合いを増やして皆に協力してもらうというのも、いわゆる営業みたいな感じで大事なこと。ただお店を続けているわけではダメで、このようなアクションも店長の大事な仕事なんだそうです！
なるほどね〜〜！
店を潰しに来る「ミテコ」には要注意！
さらに店長さんからは風俗業界における裏話も教えてくれました。
皆さんは「ミテコ」という言葉を知っていますでしょうか？
「ミテコ」とは、風俗業界でよく使われる18歳未満の子を指す言葉。お店が女の子を雇うときは必ず身分証を提示してもらうのですが、たま〜に身分証を全く持ってこない女の子もいて、そのような子を雇って書類上は18歳以上と書いていても実は18歳未満というケースがあるのだという。
つまり、女の子はわざとお店で働くために18歳以上と書くケース。中には偽の証明書を作ってお店へ働きに来るケースもあるそうなのですが、なぜ彼女たちはそこまでして18歳未満なのにお店に働きに来るのか？
それは、お店から口止め料をもらうため！
しばらくお店で働いた後、「店長、私ミテコなの知ってました？お金用意しないと警察に言いますよ」といってお店を脅すのだという。
このように、わざと18歳未満の自分をお店に雇わせてしばらくしたらお店を脅して金をふんだくるという肝っ玉の据わったミテコが存在するのだという。そして、この女性達のことを「風俗潰し」というそうです。
いや～えげつないというか、すげえ未成年がいるもんですな。。でも、確かに別の場所でとあるソープ店がこのせいで潰れたという話を聞いたことが私もあります。。
下関ソープ街の課題とは！？
そんな感じで店長さんからソープ街事情を取材したわけですが、最後にこのテーマを。下関のソープ街には、いま大きな課題が残っているという。。
というのも、下関のソープ街は古臭いイメージがあるようで、「下関ソープ街=年配の女性しかいない」という印象が強いのだという。
一方、下関からさほど離れていない福岡県北九州市の小倉のソープ街は若い子がいるイメージがあるようで、「下関は年配の女性がいる古い街で、小倉は若い子が多い」と思っている方が多いんだとか。。
確かに二年以上前は昔から続く歴史を感じる店が多かった下関ソープ街だったが、二年ほど前からこの街の雰囲気も変わっていき、数店のお店が入れ替わってイメージチェンジを図ったのだという。
上の写真の「秘書コレクション（写真左）」や「ドMなバニーちゃん（写真右）」は二年前に開店したばかりの新店舗。ドMなバニーちゃんというお店は、全国に点在するお店で、和歌山市や札幌、新潟などなどにも同じお店が存在したりっす！
お店が新しく綺麗になっただけではなく、お店で働く女性に関しても出稼ぎなどで若い子も多く、今では小倉とは同じようなクオリティーを出せるまでになっているのだという。最近誕生した新店舗は四店。
とはいっても、なかなか人々のイメージはそう簡単に変えられるものではない。。下関のソープ街はそんな課題を抱えている街なのです。
おわりに
いや～今回は店長さんに話を伺うことが出来たということで本当に面白い話が聞けましたわ。
今回話した店長さんはとてもノリが良く本当に気さくな方でした。風俗業界って最初はなんか得体のしれない方が多いイメージでしたが、実際は全然そんなことないっすよ！
最近では風俗店が合同で説明会を開いたりと、クリーンなイメージにもっていくべくこの業界も変わりつつあるようですし。
ま、何はともあれ下関のソープ街に関してはそんな感じ。また下関に行ったら店長さんに挨拶しに行こうかな(*’▽’)
参考文献
詳細・地図
| 住所 | 山口県下関市竹崎町3丁目付近 |
|---|---|
| アクセス | JR下関駅から徒歩5分ほど |
