昭和レトロな泊まれる銭湯「大正湯」で至高の宿泊!

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日本中の知られざる場所を発掘してブログにしている知の冒険。

今回の記事は愛媛県にある銭湯が焦点なんですが、ここ、すんげぇフレンドリーというだけでなく、なんと泊まれるんですよね!!

そんな銭湯があるのであれば、大の銭湯好きである私としては行くしかないわけですわ!

ではでは、そんな銭湯に入ったのはもちろん、宿泊もしただけでなくご主人さんにいろんな話を聞かせていただいたので、その辺を二つの記事に分けて紹介したいと思います!!

本記事のポイント

・レトロな緑色の外観が特徴な銭湯
・2019年のリニューアルで二階が簡易宿泊所に!
・2,500円と、大変リーズナブルな値段で泊まれる

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外観がレトロで見応えある大正湯

大正湯があるのは、愛媛県八幡浜市という場所。

神奈川県民の私は、四国にある愛媛県というと訪問するのは人生で二度目。前回は今治市と道後温泉に行ったくらいということもあり、それ以外はどの辺にどんな市区町村があるのかはマジでわかんないという。。

んで、大正湯があるのは、地図で示すとココっすね!

レトロな外観の大正湯

そして到着!!

いや〜〜なんとも素晴らしいレトロな雰囲気の外観。そして壁全体が緑色というのが実に珍しく印象的。正面の「大正湯」と書かれた文字もいい雰囲気や。

この外壁は、「『レトロな外観は残してほしい!』という方々の声があったことから、あえて雰囲気を残した」と女将さんが話しておりました。確かに、この雰囲気を変えてしまうのはもったいない!

この大正湯が創業したのは1915(大正4)年。大正の時代に創業したから大正湯というわけです。ちょっとググってみると、明治湯という銭湯は京都にもあるし、昭和湯、あとは平成湯という銭湯もあるみたいですね。南大塚にあった平成湯は廃業しているみたいですけども。。

ちなみに大正湯は、探すとここ以外にも京都、東京、函館にあるみたいっすね!

番台は脱衣所の外にあるパターン

中はこんな感じ。

階段を上り、上から撮影した写真ではあるものの、脱衣所の外に番台があるスタイルですね。すごく綺麗に維持管理されており、木造であるのも親しみを感じる。

この写真を撮ったのは、営業時間外の朝です。本来だったら番台にお母さんが座っているんですが、営業時間街の方が撮りやすかったので(笑)

二年前にリニューアルしてはいるものの、懐かしさというかどこか時代を感じる雰囲気。

壁にはサイン色紙も何枚か掲げられてますね。

左上のものは、京都の五條楽園にある「サウナの梅湯」などの銭湯を運営している、ゆとなみ社の湊三次郎さん、その他の方は誰だかわからず。。

愛媛県の銭湯料金の上限は400円

ここは銭湯という公衆浴場であるため、入浴料金はスーパー銭湯のように自分で決めることができません。都道府県ごとにその上限額が決められているんですね。

愛媛県では400円。私が住む神奈川県は490円と、全国で一番高い金額になっていることもあり、400円だと安く感じます。まぁスーパー銭湯だとこの倍くらいしますからね。やっぱ銭湯最高ですわ( ̄▽ ̄)

浴室はこんな感じ!

湯船は三つあり、古さを感じつつもリニューアル後ということもありメッチャ綺麗っすよね。あと、リニューアルしたことで新しくサウナまで備わっております。

そしてここの大きな特徴としては、昭和歌謡曲を中心とした有線が流れているって点なんですよね!

私的にはこういった銭湯で昭和歌謡曲が流れていると、より懐かしい雰囲気を醸し出してくれるっていうんですかね、昭和な雰囲気により浸れるんですよね。

大正湯以外だと、鹿児島県にある「かごっま温泉」、あとは神奈川県横浜市南区にある「仲の湯」も昭和歌謡曲(仲の湯は昭和歌謡というか演歌?)が流れてるんですよね~。

富士山の素晴らしいペンキ絵

壁面には、富士山の素晴らしいペンキ絵も!

神奈川や東京の銭湯だと、こうしたペンキ絵がある銭湯って結構たくさんあるんですけど、西日本だとあんまりない文化みたいですね。でも、大正湯にはご立派な富士山が描かれておりました!!

西日本だと富士山は見えないし、関東とか東海地方ほど馴染みがないもの

愛媛県だからかミカンも描かれていた

こういうの好きですわ!!

愛媛県の名産だからか、こうして描いているというね。

桶はもちろんケロリン

桶はもちろんケロリン。

そういえば最近富山県行って知ったんですが、ケロリンは富山県にある内外薬品という製薬メーカーの桶なんですよね。

世の中、何が受けるかわかんないですな〜。

じょうろや水鉄砲もあるよ

あ〜こういうじょうろ懐かしい〜。小学生とかの頃は、浴槽でこうしたじょうろ使って遊んでたわ〜。

懐かしかったから、やってみたww
ペンギンかわゆす
こちらは洗面台

銭湯の場合、シャンプーとボディソープが備わっている場所はそんな多くないものの、ここは各場所に備わってますね。

ありがたい!

束の間のひとときや・・

いや〜マジで最高!

湯船に浸かっている時、有線からは太田裕美さんが歌う『さらばシベリア鉄道』が流れていましてね、、、。この曲、知らなかったんですが聞いてるうちに曲が頭から離れなくなってしまい、歌詞に出てきた言葉をヒントに曲を特定!

太田裕美さんといえば多くの方が知っている『木綿のハンカチーフ』が有名ですが、『さらばシベリア鉄道』も最高っすね。昭和の雰囲気プンプンで。

ということで、今でもYouTubeなどで『さらばシベリア鉄道』を聞くと、大正湯を思い出すんですよ。皆さんも「この曲を聞くとあの風景を思い出す」って曲、ないっすか?

脱衣所はこんな感じ
ロッカーは昔のままかな?

格安で泊まれるおすすめの宿

銭湯を紹介したところで、続いては二階の宿を紹介します!

この二階、2019年のリニューアル前まではお婆ちゃんが暮らしていたみたいなんですが、亡くなってしまい、いわゆる空き家状態になっていたんですって!

そんでもって、せっかく二階があるから何か活用できないかということで、閃いたのがこうした簡易宿泊所というわけ!

遠くから来たお客さんはもちろんですが、あとは外国の方、さらにはここからすぐの場所に住んでいる方でも、気分転換に泊まりに来る方もいるんですって!!

それを聞いて思い出したんですが、東京にある「西郊 本館」でも、そんな話を聞きましたね。こうしたレトロな建物とか雰囲気って、都会に住んでいる方には気晴らし、リフレッシュできるということで、あえて泊まりに来るというパターン。

宿泊施設って、旅行先にあるから泊まるだけでなく、いろんな用途があるんですな〜。

元号が部屋の名前になってるよ

今回私が宿泊した部屋は「平成」というお部屋。

さすが大正湯。銭湯の屋号だけではなく、部屋の名前まで元号にこだわるという徹底ぶり!

二段ベットの下の方で寝ました

まさに、ザ・簡易宿泊所って感じですね。ゲストハウスでもこんな感じの部屋ありますよね。まぁね、車中泊とか漫画喫茶で過ごすことが多い私としては、この設備でマジで十分。

これで銭湯代も入れて2,500円は本当に安いっす。ありがたい!

鍵はつっかえ棒(笑)

ここは「令和」の部屋だったかな。この部屋にはテレビもあって結構くつろがせていただきました。

リニューアル前の大正湯の模型

今回の大正湯みたいに二階がある銭湯って結構珍しいっすよね。でも最近、愛知県にある明治村に行ったんですが、そこには江戸時代に銭湯だった建物も展示されているんですよ。

愛知県にあった半田東湯

それがこちらの「半田東湯」。現在の銭湯とは異なる造りがたくさんあるんですけど、この建物にも二階があるんです。

銭湯は江戸時代以来、地域の社交場として欠かせない存在だったことから、湯上りの常連客などは、二階に上がって雑談をしていたそうです。

という感じで、二階があるのは割と当たり前だったようです。確か、甲府の喜久乃湯温泉も二階に大広間があるし、横浜の井土ヶ谷にある草津湯も昔は二階に大広間があったんですよね。これらがそういった名残りかはわからんですが。

泊まれる銭湯というテーマでは、記事としては大正湯が初めてではなく、大分県の別府にある駅前高等温泉も書いてたりします。ここは町営の銭湯で、「結構ガタがきてるから、何個もドライヤー使うとブレーカー落ちちゃうんだよねー」っていう場所でした(;・∀・)

私は泊まれる銭湯というとこの二箇所しか行ったことがないですが、探せばまだたくさんあるかもしれないですね。見つけたら他の場所も泊まってみたいわ!

おわりに

ということで、大正湯の一階と二階をざっと紹介しましたが、ここで一旦ページを区切るとしましょうか。

今回は、大正湯のお母さん、あとはご主人さんとも結構長い時間お話させていただき、この銭湯の簡単な歴史、あとは銭湯のバックヤードでは薪で湯を沸かしているんですが、その様子も取材させていただいております。

薪を投入し続けるご主人

↓バックヤードの様子を書いた記事はこちらになります♨

参考文献

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詳細・地図

住所 愛媛県八幡浜市1132−13
入浴料 大人400円、中人160円、小人90円
営業時間 16:00〜23:00
休業日 月曜日
駐車場 無料
電話番号 0894-21-2033
アクセス 八幡浜駅から徒歩約10分
リンク https://www.facebook.com/taisyoyu/

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