日本のワイン王の足跡を「神谷傳兵衛記念館」で学んだ!

↑更新・取材裏情報はTwitterにて(^ ^)

スポンサーリンク

政治家や軍人ともつながりがあった

はい、ページが切り替わったところで、引き続き牛久シャトーと神谷傳兵衛について紹介したいと思います!

記念館に展示される電気ブラン

前の記事では、伝兵衛が牛久シャトーを創業するまでの流れ、そしてブドウ酒を醸造するまでの流れを紹介してきました!

昔のハチブドー酒のラベル

牛久シャトーの創業以外にも北海道の旭川に酒造工場を設け、新潟県長岡では石油精製のを創設するなど実業家としてのすそ野を広げていく傳兵衛ですが、彼には政治家や軍人などの有名な方々との交流もありました。

それには、かつて麻布界隈で大八車を引いて量り売りをしていたことで、麻布にそうした方々が多く住んでいたことで繋がりが出来たのではと牛久シャトーの方はおっしゃってましたが、実際はどうなんでしょうかね?

政界でいえば勝海舟、山岡鉄舟、榎本武揚、板垣退助、さらには大山巌、児玉源太郎などの軍人とも親交がありました。

矢印で指した方が、板垣退助っす

それを示す写真としてこの写真は記念館にも展示されているんですが、この写真は今の事務所の建物で開かれた食事会のようすを写したもの。傳兵衛は東京の向島に別荘を持っていたこともあり、向島の芸者さんを連れてきて、ここで出されたお弁当は上野に今もある老舗店である精養軒から取り寄せたもの。

自由民権運動で有名な、板垣退助も写っていますよん。

という感じでワインを醸造していたものの、巨大なブドウ畑は、第二次世界大戦後の農地開放によって面積は縮小。ブドウ畑だった土地は畑や宅地となり、牛久シャトーは衰退していくことになるのです。

2018年には一旦閉鎖して、2020年に牛久シャトー株式会社として復活。

今もわずかながらではありますが、牛久シャトー内にはブドウ畑があり、ブドウ栽培からワイン製造までが行われています。

今もこうしてワインが貯蔵されています

神谷傳兵衛記念館の地下には、こうしてワインがひっそりと貯蔵されおり、。

地下にも、こうして樽がたくさん並んでいるんですよ!

地下は外気に通じてなく、エアコンや空調などの設備もありません。昔は外気に通じていて、夏に涼しくて冬は温かかったようです。この暗さが、神秘的な雰囲気を醸し出していますね!

という感じで、ひと通り神谷傳兵衛記念館の館内を、傳兵衛や牛久シャトーが歩んだ歴史を合わせて簡単に紹介させていただきました。

ここはこうした記念館以外にも、レストランや売店も充実しています。売店には、神谷バーでも嗜むことが出来るハチブドー酒や電気ブランも購入することが出来ますよん♪

あと、ワインと言えば山梨県を思い浮かべる方も多いと思いますが、山梨県にも牛久シャトーの1年後に創業した宮光園という施設が、今も一般公開されていてここも見所です!

牛久シャトー開業の翌年に開かれた宮光園

宮光園を創業した宮崎光太郎は、山梨はブドウ園を有効活用すべく観光ぶどう園の先駆けをした方。山梨県の勝沼市には今もたくさんのワイナリー・ブドウ園があり、有名プロレスラーであるジャンボ鶴田さんのお兄さんが営むブドウ園もあるんですよね!

そんな山梨のワイン史を知ることが出来るのがこちらの宮光園。

結構前に書いた記事ではありますが、こちらも訪問して記事を書いてますので良かったら見てみて下さいね~!

日本初の西洋風バー「神谷バー」

牛久シャトーでブドウ栽培からワイン醸造までを行う牛久シャトーを1901(明治34)年に創業した傳兵衛。一方、みかわや酒店の方は、1912(明治45)年4月に『神谷バー』と屋号を改めました。

店舗の内部を西洋風に改造したお店となり、ここが日本で初めてのモダンな西洋風のバーとなりました!

西洋風な外観が美しい神谷バー

それから100年以上も浅草で営業を続けるわけですが、先ほども書いたように建物も1921年に竣工ということで、100年以上もこの場所に建ち続けているわけですね!

ハチブドー酒(左)と電気ブラン(右)

前回は、そんな神谷バーに関する記事を書いてますので、よければこちらもご覧になってみてください( ̄▽ ̄)

おわりに

以上になります!

私はお酒が弱いので、ワインを飲むことはほぼ無いんですが、飲めないとしてもワインの歴史を調べると面白いもんですわ!!

そして歴史を調べるにしても、前回の記事の神谷バーもそうですが関連するスポットが残っていてそういった場所に足を運んだりしながら知ることで、より楽しく記憶にも残るし、神谷傳兵衛記念館は本当にいい場所なので気になった方はぜひ行ってみて下さいね!(^^)!

神谷バー、神谷傳兵衛と二記事続けて神谷傳兵衛に関する記事を書いてきましたが、彼に関する記事はもう一つだけ続きます!

彼の別荘だった建物が千葉県の稲毛という場所に残っていて、そこが現在でも無料で一般開放しているんですわ。和洋折衷の贅を凝らした建物なので、ここもオススメですヨ!

以下が記事になりまるので、良ければこちらも読んでみて下さいね!

ではでは~~

参考文献

詳細・地図

住所 茨城県牛久市中央3-20-1
営業時間 10:00~16:00
入館料 無料
休館日 年中無休(年末年始及び臨時閉館あり)
電話番号 029-873-3151
駐車場 目の前にコインパーキング有り
アクセス ・JR 常磐線「牛久駅」下車東口(シャトー口)より徒歩約8分
・常磐自動車道/つくば牛久ICより国道408号線経由 約15分
リンク https://www.oenon.jp/ushiku-chateau/shop/memorial_hall/

知の冒険TOPへ

↓↓twitterもよろしくです
※ほぼ毎日つぶやき中
こちらの記事もどうぞ!
この記事も読まれてます!
関連コンテンツ
関連コンテンツ



  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です