はいどうも!
最近は、山梨取材に何度も行っていることもあり山梨県の記事が多めですが、今回もまた山梨県の記事です( ;∀;)
で、何の記事かというと「甲州ブドウ発祥のお寺」でもあり「人気ドラマ『逃げ恥』の撮影にも使われた寺」でもある大善寺に関してです。このお寺、どのくらい有名なのかはわかりませんが、色々と面白いネタが詰まっている寺であるので、その返納ことを以下で放出しようと思います!
本記事のポイント
・大善寺は、甲州ブドウ発祥のお寺と言われ行基がブドウ栽培を広めたといわれている
・御本尊である薬師如来は、左手にブドウを持っている
・お寺の中にはブドウ畑もあり、ブドウニュースをいただけたりブドウが買えたりする
見出し
甲府盆地を一望できる高所にあるお寺
大善寺があるのは、甲府盆地の東側。甲州街道沿いに位置しており、車じゃないとちょっと行きづらい場所にあるお寺です。
▲大善寺にある満杯の駐車場
ってことで、私もレンタカーにて大善寺に到着。このお寺、どのくらい有名なのか不明でしたが、行ってみると結構たくさんのお客さんが来ているので、観光雑誌とかに結構載っていたりするのかしら??
駐車場も結構満杯でしたが、なんとか待たずに車を止めることができました。
車を降りるとまず目に入るのが、こちらのご立派な山門。1798年(寛政10年)に土浦7代城主である土屋英直によって再建された建物。
▲本堂へ続く階段
その山門をくぐり、まずは本堂である「薬師堂」へ!ここへ来た目的は、ブドウ寺である由縁を学ぶことと関東で最も古い建物と言われる本堂「薬師堂」を拝むこと、さらにはここはブドウ寺ということで、お寺の中でブドウジュースもいただくことができるということでその辺を取材できればと思っての訪問でした。
本堂へは駐車場からこの階段を上っていかなければいけないように、このお寺は山の斜面に沿って建てられている感じです。
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そして、階段を上りきると本堂がある開けた場所へ!敷地は山沿いにあるということからかそこまで広いわけではないそうです。駐車場は満杯だったものの、こおうみると人はまばらっすね!
▲高台にあり甲府盆地が見渡せる
そして、ここからは階段を上ったということもあり甲府盆地を一望することもできます。ここは盆地の端ということもあって、手前は緑が多く建物がまばらな印象ですが、奥を見ると市街地が広がっているのがわかりますね!!
ただ、甲府盆地は360度が山に囲まれているということもあり、このように一望できる場所はたくさんあるんですな。そのため、新日本三大夜景のひとつである笛吹川フルーツ公園、夜景百選に認定されている八代ふるさと公園、それ以外にも多くの場所からこの盆地を一望できる場所がたくさんあるというね!!
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大善寺に秘められた歴史とは!?
では、ここからは大善寺の歴史に触れてみることにしましょう!大善寺には、『ブドウ寺』といわれる所以があり、さらには2つの国宝があったりするので、その辺のことについて。
なぜ、「ブドウ寺」って言われているの?
このお寺は『ブドウ寺』と言われているのですが、その由来から説明していきましょう!大善寺が開山したのは718年(養老二年)。日本全国を行脚していた行基が甲斐の国(今の山梨県)を訪れたときのこと、勝沼のこの地で遊行をしていた際に、夢の中にブドウを持った薬師如来が現れたんだそうです。
そして、行基が地元の住民にブドウ栽培が向いているということでぶどうのことを教えて奨励していったことが、甲州ブドウの始まりと言われているそうです。西アジアからシルクロードを通って中国、さらに奈良へと伝わり、そこからここへブドウの種を伝えたことで栽培が始まったとか。
そのため、御朱印帳の表紙にブドウが描かれていたり、
さらには、お守りにもブドウがくっついていたりします。最近は神社やお寺に行きまくっていることもあって、私はお守りなどを買うことはないのですが、なんか可愛いお守りだったので買っちゃいました(^ ^)
5年に一度しか御開帳しない「薬師如来」
▲御本尊の薬師如来が安置される本堂
このお寺のご本尊様は、薬師如来像です。ただし、ただの薬師如来像ではなく先ほども述べた様にここのは左手にブドウを持っているんですね!ブドウは、もともとは病を癒し恐怖心を取り除くための薬の役割をしていたことから、如来様を拝めば病気などを取り除いてくれるという意味が込められているそうです。
ちなみに、「薬の役割をしていた」と書きましたが、我々が飲んでいるワインも、最初は酒屋ではなく薬局に売ってたそうですよ!。
ただし、この如来様、さらにはその両側にいる日光・月光菩薩を合わせた薬師三尊は、5年に一度だけしかその姿を見ることはできません。その時以外は写真でしか見ることができません。
そして、なんと私が訪れた今年の2018年はまさにその御開帳の年なんですね!ただ、私が訪問した日はまだで、御開帳は2週間後。。せっかくなら見たかったのに、今年は御開帳の時期に来れないため、次見れるのは五年後。。もうずっと開帳してちゃダメなの??(笑)
ってのは冗談。。
関東近郊で最も古い建築物「薬師堂」
▲関東最古の建築物である薬師堂
この薬師堂といわれる本堂は、聖武天皇の頃である718年に建てられたそうです。
薬師堂は平安時代に焼けて以降、何度か建て直され、今の建物は鎌倉時代に幕府の支援で再建された四回目の建物であり、北条実時の時代の建物といえるわけです。その後、昭和30年に国宝に認定されたのですが、それにはこの建物の古さと珍しい建築様式が関係しているそうなんですな!
この建築様式は、東日本の中でも大変古く、関東近郊では一番古い建物でもあるそうなんです。それだけではなく、東大寺南大門と同じ『大仏様』という珍しい建築技法が取り入れられており、これが大変珍しいということで国宝に指定されています。
ちなみに、本堂の屋根は檜(ひのき)の皮が用いられており、50年に一度のサイクルで葺き替えているとのこと。
あ、あともう一つの国宝は、薬師如来、日光・月光菩薩を合わせた薬師三尊が祀られている厨子(ずし)と言われるもので、それは武田家の贈り物なんだとか。本堂が鎌倉時代に再建されたときに送られたそうですよ。厨子はふつう独立しているものなのですが、これは本堂と合体しておりとても珍しいタイプなんだそうです。
本堂の中は写真撮影が禁止なので、写真で紹介することはできませんが、薬師如来以外にも145cmほどの大きさで、檜(ひのき)を用いて作られた木造の十二神将(じゅうにしんしょう)もあったりします。
十二神将は、薬師如来の守り神として鎌倉時代に代表される彫刻作品なんですね。十二という数は干支の数であり、それぞれの干支に割り当てられています。十二神将はここ以外にも全国のいろいろなお寺で見ることができ、有名なお寺で言えば京都の興福寺や日光東照宮などでしょうか。
続きはこちら!『逃げ恥』の撮影で使われた座布団があるぞ!
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