『逃げ恥』の撮影で使われた座布団があるぞ!
▲ガッキーと星野源が座った座布団
そして、こちらの本堂に置いてある2つの座布団。これこそが、タイトルにもあるように人気ドラマである『逃げ恥』の撮影で使われた座布団なんですって!!紫色の方に星野源さんが座り、赤い方にはガッキーこと新垣里沙さんが座ったそうです!
本堂の中は撮影禁止ではあるものの、外向きであれば写真撮影が可能。実際にこの座布団に座ることも可能なんですって!!
さらに、本堂の柱にはこんな感じで落書きまで。これは江戸時代の落書きなんだそうです。どんな方が何の目的でここに落書きしたのかわかりませんが、すんげえ書いてますね。。
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宿坊にて採れたてのブドウを食す!!
▲一般の方も宿泊できる宿坊
本堂の参拝を終えた後は、再び階段を下りて宿坊にお邪魔することに。ここは民宿として宿泊ができる施設というだけでなく、宿泊をしない一般客でも中に入ることができるんですね。そして、ブドウ寺という別名があるように、ここではブドウジュースをいただくこともできるという( ´ ▽ ` )ノ
▲大善寺の畑で採れたブドウ
中の受付ですが・・・笑
ブドウが鬼のように積んでありました。さすがブドウ寺。うわ〜めっちゃくちゃうまそうで買いたかったんですが、ここを訪問した時は2泊3日の山梨取材の途中で、帰宅があさってになるため今回は諦めました。。ちょっと腐りかけの方が実はうまい、、とかそんなことはないか。。笑
っていうか、ここを訪問したのは2018年9月15日ということでまさにブドウ収穫の時期だったわけです。大善寺はブドウ寺という異名をもっていることもあってか、ブドウ畑をもっておりその畑から収穫されたブドウのようです。
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こちらはシャインマスカット。
『逃げ恥』のポスターがまだ貼ってありました(笑)
そして念願のぶどうジュースを注文!さらには、ブドウまでついていたのはうれしい想定外(*’▽’)
▲激ウマのブドウジュース
これ、飲んでみましたが、いや〜マジでうまかったです。多分ブドウジュースってここ何年も飲んでいないということもあるのかもしれないですが、とっても濃厚で久々にいいジュースを飲んだ感じ。
そして、こちらのブドウもおいしかったです。品種が何か聞き忘れたので、うまいとしか話を広げることはできませんが、
ジュースを飲んだ広間はこんな感じ。朝っぱらで眠かったので、寝っ転がりたかった(笑)
そして、広間からは江戸時代初期の手法を用いた庭園が広がっています。立石手法と言われる手法が用いられており、兼指定文化財にも指定されているそうですよ!
部屋の中をうろついてみると、、、あれ、これは偽物じゃなくて本物のブドウか??と思ったのですが、これは畑から移してきた本物のブドウでした。インテリアとしても違和感ないな。。
まっ、そんな感じでした(笑)
もうちょっと宿坊でゆっくりしたかったのですが、次の取材があったので名残惜しくはありつつも大善寺を後にすることに。。
大善寺から始まった甲州ブドウの歴史
▲日本のワイン醸造の原点である『宮光園』
最後に、せっかく甲州ブドウの起源について触れたので、山梨県のブドウに関する内容も書いておこうと思います。今では、ブドウを原料とするワインが有名ですがそのワイン醸造の歴史は同じ山梨県の甲州市勝沼町にある宮光園が始まりと言われています。
↓宮光園をはじめとするワイン醸造に迫った記事はこちらですm(_ _)m
宮光園は宮崎光太郎が作ったワイン醸造所であり、『大黒葡萄酒』というブランドを作り東京の日本橋にその直売所を置いたことで発展を遂げることになります。
それだけではなく、JR中央本線が開通するまでは甲府盆地の西側を流れる富士川の流れを使って東海道線経由で東京までワインを運んでいたりと、ワイン製造だけでなくそのワインを運ぶ物流の観点からもブドウから学ぶことってたくさんあるんですね〜!!
▲ワインを大量に生産している「メルシャン藤沢工場」
あと、宮光園の記事にも書いていますが日本で国産ワインの生産量一位は山梨県になります。が、ワインの生産量でいうと、一位は山梨県ではなく神奈川県だったりするんですね。
これには、カラクリがあって「国産」だと山梨県なのですが、「外国で作られたワイン果汁を国内で醸造したワイン」も合わせたワイン生産量だと神奈川県になるのです。藤沢市にあるメルシャン藤沢工場ではチリなどの外国から仕入れたワインと果汁を醸造しまくっていることで、神奈川県が生産量一位になっていたりします!!
おわりに
いかがでしたでしょうか??
今回は、ブドウ寺といわれる甲州ブドウ発祥のお寺の歴史、さらにはそこからちょっくら甲州ブドウの背景も紹介した感じになります。私は知の冒険を始めてから、なんでもその物の起源だったり由来だったりが気になって色々調べるくせをつけているのですが、普段からそうしていると思わぬ発見があったり、たまたま知っていた情報とリンクすることがあったり。
ブドウの収穫の時期は秋。その頃になると、勝沼の街は多くのぶどう狩りのお客さんで混雑します。ただ、そのブドウ狩りの前にでも、そのはじめにはどんな歴史があったのか、大善寺で学んでみてはいかがでしょうか??
参考文献
御朱印でめぐる江戸・東京の古寺 改訂版 (地球の歩き方御朱印シリーズ)
posted with ヨメレバ
地球の歩き方編集室 ダイヤモンド・ビッグ社 2016-06-25
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詳細・地図
住所 | 山梨県甲州市勝沼町勝沼3559 |
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営業時間 | 4月~11月 受付 09:00~16:00 参拝 09:00~16:30 12月~3月 受付 09:00~15:30 参拝 09:00~16:00 |
拝観料 | 大人 500円 小・中・高校生 300円 |
休館日 | 毎週月曜日 (月曜が祝日の場合は開館し、翌平日休館) |
駐車場 | 有料(拝観料込み) 普通車 40台 観光バス 3台 |
電話番号 | 0553-44-0027 |
アクセス | 中央自動車道勝沼ICより国道20号を東京方面へ2分 |
リンク | http://katsunuma.ne.jp/~daizenji/ |