今回は、またまた色街に関する記事です。そんで、今回の場所はどこかというと、納豆の街「水戸」の天王町になります!
茨城県では、以前土浦の桜町に関する記事を書きましたが、茨城県の現在の大人の街といえば「桜町(土浦)」と「 天王町(桜町)」の2箇所になるようで、水戸も取材せねばと思っていたわけなんですね!ということで、取材してまたまたボーイさんにいろいろな事情などを聞いてきたので、以下に書いてきますよ〜(^ ^)
本記事のポイント
・巨大トルコ風呂の廃墟「クイーン・シャトー」は、取り壊し費用が膨大でいまだ健在!
・風速街は、かつて芸者さんが歩き置屋などもあった風情あるだった
・風俗店が加盟している協会は警察との結びつきが強く、業界の中では出店したい人が多いエリアだという
見出し
一角に密集する水戸の風俗街
水戸の風俗街は、駅から北西側のとあるエリアに固まって存在しています。地図上でいうと上の地図の場所っす。この長方形の領域に固まっており、グルグル周ることができるため、狙いを定めきれない方は何周も周ることになるのでしょうか(^ ^;) ??
▲水戸の珍スポット「水戸タワー」
私は車で行きましたが、駅から歩くとだいたい15分ほど。色街ということで駅から少し離れた場所にあるものの、途中は真っ赤に輝く、くねくねタワーこと「水戸タワー」も綺麗に見えるんですな!
結構きれいだったのと、満月ということもあり麓まで行ってインスタ映えする写真を撮ってみたり。。
地面に寝っ転がってまでして写真を撮ったり。。はたから見たら、「なんだこいつは??」と奇妙な目で見られるでしょうな(^ ^;;)
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ちょっくら1周してみた!
ということで、まずはここの風俗街を一周してどんな街なのか様子を見ることに!
雄琴のソープ街同様に、コンビニとか他の飲食店があるというわけでもないので、「ここを歩く=ソープ目的」ということがはっきりしているわけです。私みたいなレアケースは除いてですけどね・・(⌒-⌒; )
駐車場がめっちゃ多い
▲以前はラブホテルが建っていた現駐車場
こういう街に来ると、見るべきポイントが大体固まってくるもんです。ここの場所もそうですが、風俗街はやたらと駐車場が多い。こちらの駐車場は、以前はラブホテルがあったようで、結局は1億円近くのお金をかけてぶっ壊して、今では大きな駐車場になっております。
ここには、うなぎ屋さんがあったらしいっす。今現在はここから大通りを挟んだ向かい側のエリアに数件のうなぎ屋さんがありますけどね。花街にはうなぎ屋さんがつきものだったようですな。
こちらの駐車場は、もともと芸者さんがいた時代には、彼女たちの練習場というか置屋になっていたという。そのため、昔はここから着物に身を包んだ芸者さんが歩く光景が見れたり、太鼓を叩く音が聞こえたりしていたんですって。。風情を感じますな〜。ってか、その時代に一度でもいいから戻って街の様子を見ていたいものだ(⌒-⌒; )
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超巨大トルコ風呂廃墟「クイーン・シャトー」出現!
▲存在感が半端ないトルコ風呂だった廃墟
でた!これだこれ!
これぞ、水戸のトルコ風呂名物であるクイーン・シャトーでござんす。残っているかな〜とおもてきたのですが、バリバリご健在。こちらの廃墟に関しては、もうちょっとあとで詳細に!!
ソープ店とファッションヘルスのお店について
ここにあるお店としては、詳しくは数えてないですがパッと見た感じソープランドとファッションヘルスが五分五分くらいの数かなと。。あとは、ピンサロが1軒だけありました。
ファッションヘルスは、YESグループのお店が多いっすね。全国に横浜、土浦、札幌など数カ所にお店を構えるこのグループ。私が濃密に取材している横浜の曙町にもあるので、覚えがある店名も(^ ^)
このエリアには、まさかの病院も(笑)
基本的に風俗店は「学校、図書館、病院などの建物から半径200m以内には作ることができない」など、各都道府県の条例で決まっていますがここではまさかファッションヘルスのお隣に病院があるというすごい構図。
どうやら「病院の近くに風俗店は作れないが、風俗店の近くに病院を作ることは可能」というように逆は大丈夫なようなので、このようになっているという。案外、病院に行くよりも風俗店でハメを外した方がさっぱりして、、みたいにはならんね、、すみません。
水戸の色街のシンボル「クイーン・シャトー」
先ほど軽く触れたクイーン・シャトー。ここはとある2名の方(詳しくは伏せます)が、数億円のお金を出して作ったといわれるトルコ風呂。全部で20部屋近くあり、中にはエレベーターもあったという。このお店は今から30年ほど前に閉店してしまったそうです。ちょうど、バブルの時期とかじゃないですか、その時は。
▲荒らされたのか、侵入できないようにバリケードが
取り壊すには何億円ものお金がかかってしまうということもあってか、今だに取り壊すめどは立っていないそうです。ここの所有権は、第一興産という噂も。今では、頑丈なバリケードによって中に入ることができない状態になっています。廃墟マニアとかが侵入したとかでしょうかね??
この、ツタみたいなので覆われている感じがたまりませんな(^ ^)
こりゃ廃墟マニアもヨダレが出るはずですわ。。
描かれているクイーンは、まさにこの街を見守る番人のようだ!
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ソープ店のボーイさんに取材!
街をうろついていて、ボーイさんに話を聞ければ思ってとあるお店のお父さんに話を聞くことに!で、本当に最初に話しかけた方がとっても親切で街の歴史などを話してくれたんですよね。昔の水戸の街のことや今の街の現状に関してなどなど(*’▽’)
で、今の街の現状はというと、この場所はここに出店しているお店が加入する協会が警察とのつながりが強く、ヤクザが一切関わっていない場所なのだという。10年ほど前はみかじめ料を払っていたようですが、今現在はそのようなことが一切ないのだとか。
そのため、ここでお店を出したいという方はわりと多いといっていました。といっても、なかなかお店が空かないというのが現状ですが。。
昔に比べると、長く続いているお店はほとんどないとのこと。どの店も名前を変えて今があるという。女性は、地元の方だけでなく東京の方からの出稼ぎの方が多いよう。以前もパチスロライター、AV女優などの女性が、東京ではちょっとということで、水戸で働いていたなんてことも。
少し都会から外れた街になると「地元の女性」または「都会からの出稼ぎの女性」というのがほとんどのように感じます。。
その他には、お客さんとして某事務所のお笑い芸人の方が来たというお話も。芸人さんが「ぼく、テレビに出るお笑い芸人なんです」というと、お父さんが「そう?見たことないけど?」という感じになり、お店の前で一発芸をさせたらしいです( ;∀;)
今回話を聞いたのは、67歳のおとうさん。水戸の風俗街では30年近く働いているということもあり、「こういうところで、30年も働けばいろいろありますよ!!」とも。以前は埼玉県の風俗店で働いていたそうで、ずっと風俗業界一筋で働いていたんですって。
今現在は67歳。今後の人生についてちょっくら語っていたときに「あと、5年くらい働ければもういいかなーと思ってますよ」 とボソッとつぶやいた。そうはいっていたものの、お父さんは年金を払ってこなかったため、今現在は年金をもらっていない状態。
「今のお店をやめたらどうするんですか?」という私の問いに、お父さんは「ん〜そうなったら考えますよ!!」といっていました。今後のお父さんが、なんか心配です。。
道路の向こう側は、閑静な飲み屋街
クイーンシャトーがあるエリアから大通りを挟んだ場所には、多くの飲み屋がひしめくエリアが存在します。そんなに人通りは多くなかったものの、やはらとネオンで明るかったりするのが逆にさみしく感じたり。。
▲すんごく風情があるうなぎ屋さん「中川楼」
こちらは、中川楼といううなぎ屋さん。なんと創業196年というウルトラ老舗のお店。今回はいることはできませんでしたが、この飲み屋があるエリアも昔は花街だったようで、中川楼以外にも3軒ほどうなぎ屋さんが残っているそうです。
お店の佇まいからしても、めっちゃくちゃ風情がある(`・ω・´)
今度来たら、せっかくだしここで食事をして町の歴史などを伺いたいものです!!
「どうする」って言われても。。
このエリアは、やたら門的なものが多い。門の下では、キャッチのお兄ちゃんがたむろして井戸端会議をしていました。お客さんが全然いなくて、客の数よりもキャッチの方が多いという逆転現象が起きてるくらいっすから・・。
実際に、一人のお兄さんに聞いてみたところ、金土の夜以外ではずっとこんな感じで人通りっが少ないとのこと。どこの街もおんなじっすね。
飲み屋街のエリアを一通り歩いてみましたが、お店は結構な数あるような感じです。
人は少ない割に、店は多いし建物も結構でかめなものもあるんですよね。。そして、ここはキャバクラやスナックがほとんどであるものの、ピンサロも数軒みられました。こっちのエリアはそこまで深堀出来なかったので、次回はここの歴史も踏まえて調査をしてみたいなと!!
おわりに
以上です!誰かに話を聞ければと思っていましたが、話好きなお父さんに会えてとってもいい収穫となりました。風俗街の店員さんって、知の冒険を始める前は怖いと思っていたものの、実際に会ってみるとそうでもと思うようになりました。
一角に密集している水戸の色街は、クイーンシャトーが見下ろす中、今も男たちの欲望を満たす紅灯の海と化しています。今回話してくれたお父さんも、体には気を付けて頑張ってほしいものです(*’▽’)
参考文献
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詳細・地図
住所 | 茨城県水戸市天王町5 |
---|---|
アクセス | 水戸駅から徒歩15分くらい |
リンク | https://ja.wikipedia.org/wiki/水戸 |
コメント
はじめまして。
クイーンシャトーの記事、興味深く拝見させて頂きました。
昨年、朝日新聞デジタルで笹山大志さんという方が記事を書いており、興味を持ちました。
https://digital.asahi.com/sp/articles/ASM656TZGM65UJHB010.html?ref=amp_login&_gl=1*12qfg84*_ga*YW1wLVJ0QjV2NE01WjZfdWItdV9TWnh6X2FETkRYWXg2UlZHaDl5SG9YTERhb2pPb0JKT2ZDeUxLTTZJZ1loeXlLTlk.
特に伏字になっている創業者2人など、背景が気になっているものの検索しても中々情報がなく、、
参考文献で挙げてくださっている本に情報が書かれているのでしょうか。
参考になるような書籍やURLが有りましたら、ご教示頂けますと幸いです。
お手数をお掛けしますが、宜しくお願い致します。